京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)会報


(2009年10月号 掲載)
遊んでナンボのトライアングル合宿

松谷聡美


 トライアングル合宿に参加された皆様、本当にお疲れ様でした。

私は初参加で、家族5人で参加させて頂きました。
 正直、「コンビニすら無い田舎で一泊二日なんて考えられない!!」と思いながらの参加だったのですが、合宿が終わった後にはそんな事は微塵も感じず、充実感に溢れていました(笑)

 日頃、家族ともなかなか時間が合わず、一緒に過ごす事が少ない私が、全力で遊び、楽しめた二日間でした。

 合宿当日は天気も良く、自然を身体中で感じる事が出来ました。遊びもご飯も、普段では味わう事の出来ない経験と炭の味(笑)で、本当に貴重な経験をさせて貰えたと思っています。

 ボランティアの方を初め、大人の方々は準備やお世話で、さぞお疲れだった事でしょう。子供達は各々で好きに遊び回り、存分にストレス発したのでは無いかと思います。

 電波すらまともに届かない田舎でも、子供達は自ら遊びを見付け、走り回れるのだなぁ、と感心しました。
 日頃から家電に溢れた生活をしている所為で、”生きる大変さ”や”生活の工夫”を見失いがちな現代っ子の私には、本当に色んな事を学べた二日間だったと思います。

 私がボラで付かせて頂いたYちゃんは、遅れての参加で他の人よりも一緒に過ごす時間が短かったにも拘らず、私と沢山遊んでくれました。
 初めはお母さんにべったりで、なかなか相手にされなかった私ですが、二日目には手を引いて遊びに付き合わせてくれるようになりました。
 キャンプファイアや外でのご飯、シャボン玉遊びやスーパーボールすくい等、全てが楽しかったです。
 そして、普段ではあまり見られない父や母の姿、そして結花と健太郎の姿を見て、「大きくなったなぁ」なんて思ったりしました。

 家では”鬱陶しいおっさん”の父も、よく働き、皆から頼りにされていて意外一面も。でも、もう少し年齢をかんがえてほしいな(笑)、とも思いました。(キャンプファイアとか…ね。(笑)
 母は母でマイペースに子供と遊んだりしていて、でも健太郎や結花の事はちゃんと見ていて、”やっぱりおかんやな〜”なんて感じました。
 結花も健太郎も、散々にボラを振り回し、遊びまくっていて楽しそうで何よりでした。付いて下さったボラさん、本当にありがとうございます。

 今回、合宿に参加して感じたのは、「子供は子供」だという事。
皆同じようにやんちゃで、元気で、遊びに付き合うのは大変だという事。
気儘に遊ぶ子供達を見ていたら、「毎日の生活のストレスってしょーもないなぁ」とか思ったりしました。

 例えコンビニが無くても、電波が無くても、誰かが居てくれるだけで楽しめちゃうんですよねー、子供って。(笑)
そんな環境って、本当に大切だと思いました。

 子供達だけで外で遊ばせるのが危ない現代、たまにはこんな何も無い所で、思い切り走り回る事も必要だと思います。

 こんな貴重で、素敵な経験が出来るトライアングル合宿に乾杯!! 来年も是非とも参加したいものです。(笑)

 さて、1ヶ月後にはイモ掘り!!
Yちゃんは、私の事覚えていてくれるかな〜?(笑)

 これからちょくちょくトライアングルの行事にも参加していきたいと思っておりますので、家族共々、宜しくお願いします。

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