京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)会報


(2011年10月号 掲載)


茉莉香7歳 & へなちょこママ

 暑い!熱い!夏も終わり2学期が始まりました。
 皆さん元気でお過ごしですか?
 茉莉香は盆明けから風邪をこじらせ1週間熱が下がらず、ヒヤヒヤものでした。なんとか26日の宿題提出の登校日には間に合い安堵しました。

 夏休みは、9時から学校プール、10時半から支援学級の算数教室、その後学童保育で5時半まで過ごすという規則正しく、休みのない夏休みを2週間ぐらい送りました。お盆過ぎに祖母の田舎へ帰るという小旅行を楽しみに親子で頑張ったのですが、発熱のためキャンセルとなり、祖母も同時に風邪で寝込み(茉莉香が風邪をひくと必ずもらってしまう人なのだ、、、)私は仕事も行けず2人の看護でくたくたでした。単に家事が苦手なだけで気持ちの問題ですけどね。
 結局、夏休みはどこにも連れて行ってやれませんでした。

 熱が下がった瞬間に、宿題の絵を描かせ、工作をほとんど母が作り宿題は無事終了となりました。全部と言っても実は、読書感想文はできませんでした。1年生のときも出しませんでした。課題図書は買って読んでやりますが、自分で読むことは難しく、ましてやどう感じたかの感想を600字はかなりハードルが高く、ほとんど親が完成させるみたいになるのでやりませんでした。
 もし、技があれば誰か教えてくださーい!
その代わりに日記をできるだけ書くようにしました。何をしたのか?どんな気持ちだったか?とかをできるだけ聞きだし、自分の口から出た言葉を日記に書くように促し、知っている漢字も書くようにしています。なかなかおもしろいことを言ったりして感心させられるときもあります。

=ある日の日記の紹介=
 今日、かみの毛をきりました。
チョキチョキきっているときは、
じっとしていました。みつあみを
してもらって、かわいくなりました。
うきうきした気もちになりました。
 言った言葉どおりに正しく文章にすることができない時もありますが、できるだけ本人の口から出たままに表現して、書けるようになってもらいたいと思っています。親子で交換日記をするのが目標です。

 話は変わって・・・
 今年から、ヘレンケラー財団の主催による音楽療法に2回/月通うことになりました。50分間にリズムをしたり、歌ったり、楽器を鳴らしたりと、音楽に親しむという感じのものです。

 第1回目からまったく人見知りもせず、知らない歌でも「まりか知ってる」と言って手を挙げたり、絵描き歌も一番に手を挙げ、前にでてやっていました。超〜積極的なわが子が眩しかったです。

 この音楽療法のグループに偶然にも、茉莉香と同じ年で同じ8月生まれのダウン症のお友達のMちゃんがいます。Mちゃんのご両親が聴覚障害をお持ちで、母子センター(大阪は重症の子供はこの病院に紹介されることが多いです)に同行していた手話通訳士さんから声をかけられたのがきっかけで、仲良しになりました。すこし持っている障害の程度は違うけれど、ほとんどが同じ科に通ったり、同じ検査をしたりすることが多いので、良い情報交換になっています。

 今、彼女ともっといっぱい話したくて、手話通訳の講座に通っています。老化の始まった頭にはなかなか難しく、NHKの手話の番組を見ている間に覚えている茉莉香に本気で負けています(泣)。Mちゃんも片方の耳が難聴で、ご両親が手話での会話なので、Mちゃんと話すときは茉莉香は自然と手話を使っています。(身振りに近いですが) こういうことはすごいなぁと思います。そして、人の名前を覚えるという記名力は素晴しいです。同じクラスのお友達はもちろん、1年から6年生で構成している縦割りグループ班の子達や、学童に来ているお友達の名前をフルネームで覚えています。何かに役立つかな?とひそかに思っています。でも、ちょっと勉強量が減った夏休み後は、漢字やカタカナを忘れていたりして、一進一退です。

 また毎日、宿題と格闘の日々がはじまり、はじまり・・・♪


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