京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)会報


(2011年10月号 掲載)
9月23日開催 新・さんすう教室 プレ・レッスン(第0回目)報告

渡辺美樹

 大人35名、子供25名、保育のボラさん20名と沢山のご参加、ご協力をいただき本当にありがとうございました。今回は、清水響先生が惚れ込んだ「安曇野プラン」の概要をご紹介いただきました。参加者の感想がよかったので、いくつかご紹介します。

「自分が今までやってきた算数と違っていて、新しい考え方に「なるほど」と思いました。子どもはまだ小さいですが、算数を教えていくうえで、学校のように子どもの頭を試すだけでなく目的を決め、楽しく学ぶことは大切なことだと感じました。自立のための、本人の実になる数の本質を理解できるなら子どもにとってとても幸せなことかもしれません。」

「子どもにどういう方法で教えたらわかってくれるのだろうと悩んでいましたが、今日こちらに参加して納得するばかりでとてもわかりやすかったです。1回目の教室が今から楽しみです。」

「私たちが何気なく理解している数の概念を理解するのが難しいと「だるまさんがころぶよ」の説明を聞いて非常によくわかりました。目的のない問題の理解の難しさ、コミュニケーション(ドラえもんにご飯をあげる)からの数の理解への発展の大切さもよくわかりました。」 「来年から小学生になるダウン症の娘に、わかりやすく数を教える方法について学びたくて受講させていただきました。「なるほど!」と思えることの連発で、感動しました。」

「数の概念は、子どもにとってとても難しくて、まだまだ無理だと自分の中で決めつけてしまって、ぜんぜん教えようとしませんでした。今日、先生の お話を聞いて、遊びの中に少しずつ取り入れて、やってみようと思いました。面白い算数を親子で楽しんでみたいと思います。」

「特別支援教育は小学校1年生の内容をゆっくり教えるだけで、「数に入るまで」を学校では教えてもらえないことに驚きました。」


 どんな就学の選択肢を選ぶにせよ、就学前のお母さん、小学生のお母さんで参加を迷っておられる方には是非とも1回目からご参加いただきたいです。
「数に入るまで」では、お人形と食べ物の消しゴム(写真はドラえもんとケーキ)を使います。
おうちで子どもたちといっぱい遊びながら、数の獲得を目指しましょう!

 いよいよ「おくれのあるちびっ子のママのための新・さんすう教室」(略称:おかあさんすう教室)1回目が始まります!!


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