京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)会報


(2011年10月号 掲載)
ボランティアOB&OGの「今!こんなことしてます」

鎌田 和暢(かまやん 2005年卒業)


 皆さん、こんにちは。7年前くらいに卒業した、かまやんです。
 今回久しぶりにトライアングルの事務局に手土産を持って顔を出しに行ったら、原稿を書くことになってしまいました。僕は会員費滞納という大罪人だったにも関わらず、親御さん達はあたたかく出迎えてくださり、ほんまにありがたかったです。(その時バッチリ滞納分の会費を払いました。)
 これは僕の話を書かないといけないみたいなので、これから僕の話をしたいと思います。

 僕は大学卒業後、高齢者福祉の道に進みました。滋賀県の鹿やイノシシなどが道を歩いている、のどかな田舎のショートステイで相談員兼現場責任者として働いてきました。ここではほんまに沢山の経験をしてきました。とてもここに書けるような事ではないので書きません(笑)、よく過労死せんかったなと思います。

 介護の仕事をしていくなかで、僕は利用者さんや家族さんの力になりたいという思いが強くなっていき、よく施設サービスの枠を超えるような事をして、ケア・マネージャーやオーナーによく怒られました。それでもこの気持ちはどんどん強くなっていくので、どうしたもんかと思い、悩んで悩みぬいた結果、 「そうだ!!自分で施設を作ればいいんだ!!」という答えがでました。

 その後、仕事を辞め(辞めるのに半年かかりました。)株式会社を設立し、今は小規模デイサービスの立ち上げ準備をしています。今まで関わったことのない、税理士さんや社会保険労務士、司法書士の方々に毎日御指導してもらい、頭がパンク状態です。また、名古屋のデイサービスや特養に住み込みで ボランティアに行ったり、今まで経験したことがないことだったので結構楽しかったです。

 施設を作るにあたって高齢者のデイサービスという枠にはまったものを作ってもおもしろくないなあと思い、それをベースにどういうものを作っていくかを考えていました。その時、ふとトライアングルの子ども達のことを思いだしました。ダウン症の子ども達の純粋さは認知症ケアにもすごい力になるん じゃないかと思い、親御さん達に相談しに行くことにしました。

 親御さん達と話をしていく中で、高齢者デイと一緒に子ども達のデイや不登校の子ども達の就労、ダウン症の子ども達のボランティア、アルバイトなどたくさんのアイディアをもらい、これができたらおもしろいなぁと思いました。

 高齢者福祉だけにこだわらず、他のジャンルの福祉も一緒にして、いろんな人が集まる村のようなものを作っていこうと今は思っています。なので、スタッフ、ボランティアを大募集しています。勇気のある方々はどしどし かまやんに連絡下さい。来るもの拒まずの精神で待っています。というより是非、御協力お願いします。

ちなみに、1月オープン予定です。


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