京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)会報


(2012年10月号 掲載)
「京北山国の家」合宿の報告

 9月1日〜2日。今年も合宿を行いました。合宿1日目の天気予報はあいにくの雨。でも実際は予報を覆し、真夏の太陽がジリジリと照りつける眩しいくらいの晴天でした。
 参加は、21家族57名・ボランティアさん12名・OG,OBボランティアさん・伊藤先生・岩垣先生(伊藤先生同伴)・葛城先生(伊藤先生同伴)以上、総勢76名でした。

 今年の合宿はみんなでお昼ご飯を持ち寄り12時に集合。開所式を行った後、学童以上の子供達はさっそく川遊び、小さな子供たちはビニールプールで水遊び。水しぶきと歓声が上がっていました。
 その間、親たちは夕食と夜店の準備に取り掛かりました。

 今年の夜店は、射的・輪投げ・ヨーヨーつりに、たこせん屋さん・かき氷屋さんと、充実した内容。かき氷機が作動しないハプニングが有ったものの、お父さんたちの努力のお陰でなんとか始めることができ、盛況のうちに終わりました。

 夜店を楽しんだ後は、 お父さん・お母さんたちが作ってくれた焼きそばにバーベキュー、ポテトサラダやおにぎりなど・・・。どれも、とても美味しくて列が出来ました。

 夕食後はキャンプファイヤー。火の神様の登場が遅れましたが、ひろ子ちゃんが得意のダンスで盛り上げてくれました。マイムマイムを踊ったりじゃんけん列車をした後、花火で締めくくりました。

 夜の懇親会は、9時から中学生以上が参加。最初は少ない人数で、近況報告が穏やかに進んで行き、10時からは親の懇親会。人数も増え、近況報告はだんだんと熱をおびてきました。出生前診断の話題が出た時には議論もありましたが、12時にはいったん懇親会はお開き。その後は、小さなグループで色々な話し合いが続行していました。

 翌日は、朝ごはんの後9時から伊藤先生の音楽療法!伊藤先生達は音楽療法のために朝早くから駆けつけてくださいました。約1時間半、伊藤先生のパワーに後押しされ元気いっぱい体を動かした後、恒例の新聞破りでクールダウンしました。

 最後に、全員で後片付けと掃除をした後は閉所式。楽しく賑やかな合宿を無事終えることが出来ました。私の合宿参加は10年ぶりで、今回は彩純と妹の純菜と三人で参加しました。前回1歳前だった彩純は10歳になり、私を振り返ることなくボラさんや宰ちゃんと一緒に合宿を楽しんでいました。山国の家はトイレが水洗になり、お風呂も脱衣所もお布団までもがキレイになっていました。

 10年の時の流れをしみじみと感じると共に、毎年変わらずに合宿が続いているのは、沢山の人の支えが有るからだということが、今回の参加でとてもよくわかりました。伊藤先生、岩垣先生・葛城先生、朝早くから有難うございました。ボランティアさんも有難うございました。暑い中、テントの設営やバーベキュー作り、かき氷機を直してくれたお父さんたち。そして食事の準備や後片付けと、フル回転してくれたお母さんたち。みなさま、本当に有難うございました。楽しい合宿でした。(林)


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