京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)会報


(2013年10月号 掲載)
=公益財団法人京都新聞社会福祉事業団助成事業=

京北山国の家 合宿報告

 9月7日〜8日「京北山国の家」で恒例の合宿を行いました。参加者は11名のボラさんを含め総勢83名と音楽療法の葛城先生・伊藤ゆか先生が2日目の朝に来てくださいました。天気はあいにくの雨でしたが12時集合・昼食後13時から開所式のスケジュールで各々が集まり、今年の合宿がスタートしました。

 ホールではボラさん達が子供達とレクを始め、事務局の夜店もホールや軒先で準備を始めました。台所ではお母さん達が夕食の準備にとりかかり、外ではお父さん達が強まるばかりの雨にも負けずテントを張り、バーベキューのかまどを作って焼きそばやお肉を焼いてくれました。ホールで食べるバイキングもとても美味しかったです。お父さん・お母さん達、今年も美味しい食事を有難うございました。

 食事の後は、ホールでのミニキャンドルファイヤー。そして火の神様の登場! 今年の火の神様はこれまでと違ってコスプレ(?)。父母の年代には懐かしい微笑ましい姿の神様も、子供たちには少々不気味だったようで固まったり泣き出す子供もいましたが、徐々に笑いが漏れて最後には神様と大はしゃぎ。ユニークで楽しい火の神様で盛り上がりました。

 その後9時からは懇親会。今年も中学生以上からの参加で、初めは子供達から近況報告。胸に秘めている思いを話してくれたり、今活動している事や、ちょっとスリムになったことなど、話の1つ1つがキラキラしているのを感じました。続いて親からの近況報告。小・中学校での現状や中学校への就学の事、大人になった子供達の近況など、話を聞いて頷いたり感心したり、一緒に考えて、笑ったり怒ったり・・・合宿の懇親会ならではの時間が過ぎて行きました。そして、会の終わりに事務局から今後の合宿について提案をしました。『合宿を今年で最後にしてはどうか?』事務局員の年齢や体力的なこと、参加者の年齢も上っている事など色々な理由で出した提案ですが、今回合宿に参加してくださった皆さんとボラさんに意見を頂きました。

*年に1度、合宿が唯一参加できる行事だからやめてほしくない。
*炊事や活動など負担を減らして、または分担して継続してはどうか
*海水浴と一緒にしてはどうか
*きょうだいが参加して仲良くなれる・・・etc

 「合宿を続けたい」と、考えてくださる参加者が多く、たくさんのご意見を頂きました。結論についてはその場で決定する事はできず頂いたご意見を参考にしながら、これからも事務局内で話合いを続けることとし、懇親会はお開きとしました。

 翌朝。合宿恒例の音楽療法の後、前日に子供達が作り冷蔵庫で冷やしておいた巨大バケツプリンとゼリーのお披露目をしました。皆が見守る中、堂々たるプリンとゼリーが姿を現し、「ワァ〜!」と歓声が上りました。

 こうして合宿も終わり、お世話になった「山国の家」の掃除をした後、閉所式を行い解散しました。葛城先生・伊藤ゆか先生、朝早くから来てくださり有難うございました。そして、ボラさん。今年はボラさんの参加が少なく1人で複数の子供達を担当してくれたり、気持ち的にも体力的にもしんどかったと思います。でも最後まで笑顔で頑張ってくれました。有難うございました。皆さんのお陰で今年も無事に、合宿を終えることができました。(林)
 

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