京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)会報


(2013年10月号 掲載)
22年ぶりの合宿参加

川辺桃子の母 淳子

 初めて合宿に参加したのは、22年前桃子が5才の時に長女11才と私の3人で滋賀県「ふれあいセンター」での参加でした。一日目の夜に作ったおにぎりを常温で置いて次の朝食に食べた長女繭子が、食中毒になり特別思い出深い合宿から22年ぶりに桃子と二人の参加です。
 食中毒になったからではなく、休日も持ち帰りの仕事、研修などが続きトライアングル行事には参加することができませんでした。この度今年3月で保育所調理の仕事も定年になり時間の余裕も出来て、久しぶりに行事に参加させてもらいました。

 当日は、朝から雨がポツポツ。山の家に着いてからは、ザーザーの雨。父さん方はテントを張りマキに火を付け炭をおこし激しく降り続く中での夕食作りは、さすがです。頼もしいお父ちゃん軍団!
夜の交流会は親同士、心をわって話せる熱い時間です。大きい子どもたちも、いろいろお話が出来て、それもいいなと思います。次の日も朝から雨足が強く、外遊びが出来ない二日間でしたが今回も又、思いで深いものになりました。

 合宿前に何度か事務局におじゃまして、すべての用意、段取りを事務局の方、松谷さんがやって下さっているところを見て合宿の大変さ、今回はない若い方の力がいるなと実感します。いちから準備をして下さり本当にご苦労さまでした。そして、ありがとうございました。霜中さんが丹念に作られたお米は、洗っている時からシャリシャリ感があり美味しすぎて感激でした。

 長い間のトライアングルお休みから又帰ってきて桃子が幼かった頃の事がよみがえります。常に情報を(心臓手術の事・病院の事・発達の事・保育所入所の事・就学の事 他・・・)側で話してくれたお母さん方の熱い気持ちや、何事も自分のことの様に思い接してくれた目に見えない凄い力を感じて27才に成長出来た桃子がいます。
久しぶりに帰ってきても側でたくさんのアドバイスをくれ、楽しい事も心配な事も親身になって話してくれるトライアングルの皆さんがいてくれることを心から心から感謝しています。これからも、よろしくお願いします。
 

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