京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)会報


(1997年10月号 掲載)

「出生前診断を考える会」パートUを開催します!

日時:11月29日(土)14:00〜18:00

場所:京都大学医学部基礎第1、第2講堂、会議室


 「母体血清によるスクリーニング検査」がマスコミに登場して1年半になろとしています。その間、「着床前診断」の臨床応用(結果的には先送り)や「クローン羊」「臓器移植法案」など、今まで密室の中で進められてきた先端医療が、突然、一般市民の日常生活の中にドッカーンと落ちてきた気がします。

 私たちが手さぐりでやり始めたアンケート調査の結果報告書もでき上り、岩佐弁護士のアドバイス通り、霞が関にも行ってきました。

 厚生省は、その後「出生前診断」についての研究班を設置。又、「厚生科学審議会」をつくり、その中に「先端医療技術評価部会」を設置し、当面「生殖医療」に関する部分についての検討を進めるとしています。

 しかし、どの会にも私たちがお願いした当事者も家族団体も参加しておらず、相変わらず日常生活とかけ離れた情報が届いています。

 今回は−あれから一年半−と題して、経過報告及び今後の課題について幅広く意見交換したいと思っております。又、私たち女性につきつけられた「自己決定」という言葉の持つ意味についても探ってみたいと思っております。

 前回のパネラーに加えて、白井泰子先生(国立精神神経センター・精神保健研究所)、長谷川知子先生(静岡こども病院)、そして霞が関へスクラム組んで行ったメンバー(広島・石黒さん、東京・神山さん、静岡・河内さん、文章で行った松山・白石さん)も参加して報告していただくことになっています。


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