京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)会報


(1997年10月号 掲載)

 月日のたつのもはやいもので、長女 真理子は11歳になり、現在、南太秦小学校の普通学級に通っています。身長129cm、体重27kgと小柄なのですが、最近は胸も少し膨らんできて、体育の時は1人前にスポーツブラをするようになりました。(140cmサイズのスポーツブラを捜すのに苦労しました。)

 玉なし自転車へのはじめての挑戦は、今から2年前でした。真理子4年生。

 この時は親が自転車を後ろから持って・・・。しかし、何回練習しても、すぐに倒れかけ、又、足で踏んばれない状態でした。これはちょっと無理やなあ〜ということで、あきらめました。それからは、玉なし自転車に乗る! ということ自体すっかり忘れていて・・・。というのもありましたが、今から思うと、あきらめていたような気がします。でも、この夏休み前に、突然真理子が、「じてんしゃのれんしゅう、するワ−」と言い出し、乗ってみると、倒れそうな時でも足がすぐ出て、足をつきながらも数メートルですが前に進めるようになっていました。

   『自転車に乗れるようになること』

 よし! これを夏休みの目標にしよう−−。はじめてかっこいい目標ができました(毎年考えるのですが、なかなか夏休みの目標がなくって・・・)。それから、少しずつ少しずつ練習して、正味10日間ほどで目標の家の前の通りを往復することができ、今では毎日乗りまくって得意顔の真理子です!

 昨年は肺炎2回、肺出血にもなり、生死をさまよったりして少し辛い1年となりましたが、今年は体調も良く、とってもいい夏になりました。

 秋からは中学のこと、真剣に考えていかなければなりません。真理子が生き生きとした生活を送れるところはどこなのか、今はまだわかりませんが、悩むだけ悩んで、考えるだけ考えて決めていきたいと思っています。

 中学1年生の夏もいい夏でありますように。

(母)木村純子   


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