京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)会報


(1998年10月号 掲載)
父親の見た有香の 

中学生時代(夏休みの生活)

高平福治   

 娘の夏休みの1日・・少し朝寝ぼう、朝食の後、午前中は学校の宿題をやったり、テレビを見たり。午後からは ビデオを見ながら 好きな公文式のカードからの漢字の書き移し。気が向けば近所を散歩。夕飯の手伝い(主として後片付けが彼女の仕事だが残念ながら毎日はしていない)夜は もっぱらテレビを見ていることが多い。

 1日の予定を決めていたようですが、ちらっと見ただけで詳しい内容を私は知らない(親として怠慢です) だから 休みが終わった今 娘の夏休み中の行動について 何か書こうとして、はたと 困ってしまいました。ほとんど記憶にないのです。(^^; 要は休み中、娘に しっかりと向き合った日がないのです。(反省 m(_ _)m )

 私の夏休み期間で言えば、娘の1日の過ごし方で感じたのは テレビ(ビデオ)を見ながら漢字の書き移しをしているなど家にいることが多い印象があります。買い物に誘ったりもしましたが なかなかついては来ません。もう少し外で過ごす時間が多ければよかったのでは ないかと思っています。でも、日常 相手となる(同級生など)適当な人を身近に見つけることは 段々難しい状態になっていますので仕方がないことかもしれません。

 ただ、印象に残っているのは地蔵盆の日には ほとんど お地蔵さんの所にいたことです。必ずしも同年齢の子供がいた訳ではないのですが、人が集まっているのが楽しいのか、夕方すこし気分が悪くなって町内の人が知らせに来てくれたので迎えに行ったのですが「ここにいる」と言い張って動こうとしませんでした。たぶん、みんなでワイワイしている雰囲気が好きなのでしょう。学校に通っている間は、必然的に みんなの輪の中に程度の差はあるにしろ加われるのでしょうが 夏休みの期間はそれがかないませんから 寂しい思いをしたかも しれないな と思ったりもします。


 9月になり学校が始まりました。最初は行きたくない様子で、朝はぐずぐずしていました。でも、友達に会うとそんな気持ちも吹っ飛んでしまうようで 学校では元気にやっているようです。2学期は学校生活が授業中心から行事中心の非日常的な場面に変わることの多い時期です。その中で娘がどのような対応を見せるのか楽しみです。(^_^) (^_^)


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