京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)会報


(1999年10月号 掲載)

こんなことしたよ!
−−幼児教室での、音楽療法より−−

伊藤 美恵   

 幼児教室では、少しづつまねっこを初めている子どもたちが、とっても真剣なまなざしで私の動作を見つめてくれます。
 じっと見ているかと思うと、トコトコとはいはいをして近づいて来たり。 ちょこんと私のひざに座ったり、お父さんやお母さんと一緒に楽しんでいます。  そこで、今までの音楽療法(ミュージック ケア)に加えて、セラピーボールを使って遊んでみることにしました。

 私がこのボールに出会ったのは、自分の身体のトレーニングと、私が御一緒するいろいろなひとたちの身体のことについてもっと知りたいと思って通い始めたジムでした。
大きなボールに座っているだけで、腹筋や背筋の訓練にもなり、上に乗ったり、転がしたりいろんなことをして楽しみながら、平行感覚や、バランス感覚、筋力などが身についてくる。
「これは、おもしろい」と最近こどもたちの勉強も見ていて、いろんな作業や学習をするためには身体全体を育てる必要があると実感していたところだったので、勉強を始めたところです。

 トレーニングのように、頑張ってさせるのではなく、楽しみながらできるところがミソ!
前回の幼児教室では、お父さんやお母さんにもチャレンジしてもらって、筋肉の使い方を再確認してもらいました。子ども達にいろんなことをさせたいと思う、それだけではなく、子ども達と一緒に楽しみながら、おとな達も元気になる方法かも、しれません。
疲れることはいっぱいあるけど、あなたも子ども達と一緒に身体を動かして、リフレッシュしてみませんか。子ども達の身体を育てるヒントもいっぱいあると思います。


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