京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)


教室紹介



感覚統合あそび


 作業療法士・理学療法士の先生を交えてみんなで遊具を使って遊びながら訓練をします。
ヨチヨチ歩き出したおチビちゃんから中学生のお兄ちゃん、お姉ちゃんまでOKです。
お気軽に参加下さい。
毎月1回実施

場所 障害者スポーツセンター 重度体育室
(左京区高野玉岡町5 TEL075-702-3370 )

参加費 1回 1,000円


  


感覚統合訓練について

高平福治   
 トライアングルでは、会の発足当初から子どもたちへの療育のひとつとして、この訓練を取り上げてきました。
 訓練のやり方や会の運営方法は徐々に変わってきましたが、今でも療育の柱として位置づけています。
「感覚統合」とは、どんな事か、少し紹介したいと思います。

−−子供の仕事は遊びです
そして毎日の生活や遊びから多くのものを学び、成長していきます。この訓練は子供好きのお兄さん、お姉さんと遊ぶ事から始まります。時には子供の嫌がる意地悪をして泣かすこともありますが、一緒に楽しく遊ぶ事が中心となります。

−−でも遊びの会とは違います
何故かというと、ここでの遊びには必ずある種の「ねらい」が含まれているからです。それは個々の子供の行動や遊びを通じ、専門家により分析された子供の発達のバランスの悪さや、つまずきを補い成長に繋げていくものです。つまり、その子にとって、これから必要な要素、或いは今不足していることを遊びや日常生活の中で付け加える。そんなお手伝いをするのが、この訓練の会です。

−−専門家の目で子供を注意深く観察して
現在の発達状況の把握や、感覚統合のレベルを見極めていきます。その結果をもとにそれぞれの子供に合った指導プログラムが作成されます。指導者は作業療法士や理学療法士の資格を持った専門家とそれらを目指す学生さんで構成されています。

−−感覚統合と言うのは何か
的確な表現でないかもしれませんが、脳に流れこんでくるあらゆる情報(刺激)を必要度や緊急性をうまく分けて交通整理するはたらきのことを感覚統合といいます。

身近な例をあげます。私達が立ち話をしている時、立っていることは殆ど意識ぜず、話に大部分の意識をさいています。周囲の音にも通常あまり関心を示しません。でも、自動車の音が近づくと、そちらへ注意は自然と向きます。つまり、お喋りを楽しむ目的を達しつつ身に危険が迫る可能性の音には必要に応じて意識を振り向けています。私達が毎日、当たり前にやっているこの事が実は感覚統合なのです。

ヒトは生まれた時から環境とのかかわりで成長します。運動したり遊んだりしているうちに刺激を感覚として入力し、脳神経系が成熟していきます。通常、それは子供の成長に合わせて、感覚統合の力として順次発達していきます。しかし、障害をもった子供たちは、この力が弱かったり、バランスが悪いことが多いのです。それをうまく導いて行こうとするのが感覚統合法による訓練です。

−−感覚統合法について
作業療法の一手法である「感覚統合法」は、J.エアーズ博士(南カリフォルニア大学)により、当初、学習障害児の為の訓練プログラムとして実践され理論の体系化がされてきたものです。基礎感覚のうち、前庭覚(重力と動き)、固有感覚(筋肉と関節)、触覚の3つを重視し「脳が感覚を処理し構成していく方法の改善」を自指しています。応用例として近年、障害児に対してのアプローチも盛んに行われています。

−−感覚統合を何故とり上げるか
毎日の暮らしや遊びに含まれている一つひとつの動きは全て、何らかの意味で感覚統合上の意味を持っていると言われています。ということは、つまり、専門家の力を借りることにより、難しい理論や技術は無くとも、日常生活の中で子供と楽しみながらやることが可能ということです。さらに、感覚統合法の最終自標に高次の認知機能(言語、読み書き、計算等)を得るために有効な基礎的動きの形成の確立をあげている点も注自されるところです。又、私が気に入っているのは「子供自身が二一ズ(欲求)を持つこと」を大切にすることです。

−−感覚統合訓練という名称について
現在行っている訓練は「感覚統合」という名称をつけていますが、内容は感覚統合法のみではありません。対象とする子供の層、設備等からの制限もありますが、感覚統合法が全ての子供に有効であるとは必ずしも言えませんので、対象となる子にとってベストな訓練方法を指導者に選択してもらっています。ただし、感覚統合法の応用として、この理論や手法は今の訓練のあらゆる場面で活用されていることから、感覚統合の名前をつけている次第です。



幼児教室


 はじめての赤ちゃんも、小学生も、どうぞおこし下さい。(御兄弟もどうぞ一緒に)
一緒に遊んだり、リズムしたり、勉強したりしましょう。
ご相談のある方もどうぞ・・・。
毎月1回、2時間程度。

場所 障害者スポーツセンター 2F和室
(左京区高野玉岡町5 TEL075-702-3370 )

参加費 1,000円
参加者は、4日前までに連絡下さい。


こんなことしてます 幼児教室

 今んとこ、月2回(平日一回、日曜一回)障害者スポーツセンターの和室に集まってやってます。斉藤先生はいつも、いくつかの御自分の手作りの玩具を携えて大阪からやってきて下さる。みんなひとつひとつていねいに作られているものばかり。木の玩具にはニスが塗られ、きれいな色がついている。糸ノコで丸く切られた面には、やすりがていねいにあててある。管さし、型はめ、色あわせ‥‥。
もう、いくつ頂いただろうか? おかげで、今までならおもちゃ屋さんへいけば何かいいおもちゃがないかと知育玩具をウの目タカの目で探していた私が、この間おもちゃ屋へ行ったら、もうなーんにもほしい物がありませんでした。

 今まで一番面白かったおもちゃは、シャボン玉のストローの先にうすいスポンジのつけてある物で、これでシャボン玉をするとアワアワがずーっと連なって、例えば蛙の卵状のシャボン玉になって出てくるのだ。何とも気味悪くて面白いノダ! はじめて見た時は、佐々木さんも、他のお母さんたちも、もちろん私も笑いころげてしまった。これは、でも、息を長く出させ、発声を促すための立派な玩具なのだ!

 手作り玩具で遊ぶ前に、先生の講義がある。「体操のさせ方」「一日のすごし方」「言葉について」etc. これがナカナカ親には耳の痛い時もある。この前紹介された「R子ちゃんの一日」では、起床5:50am。おきて、着がえて、毎朝散歩につれていく−−−これが子供にはとても良いと先生はくりかえし力説される。ムジャキに遊ぶ子供の横で、だんだん小さくなってゆく父と母‥‥。

 とはいえ、77才とは信じられない斉藤先生のパワーと、子供たちのパワーと親たちのパワーと、それに佐々木さんのパワーも集まって、月に2回、障害者スポーツセンターの和室ムンムンとむせかえっているのである。よかったら、どうぞみに来て下さい。


卓球教室

 はじめての子どもも、はじめてのお母さんも大歓迎です。
岡崎先生が、やさしく教えて下さいます。
親子で一緒に体を動かしましょう!
場所 障害者スポーツセンター 体育館
(左京区高野玉岡町5 TEL075-702-3370 )

参加費 1家族500円


  


気分爽快! 卓球教室

福田正枝   
 学生時代よりず−と卓球を続けていらっしゃる岡崎順子先生の指導です。
岡崎先生は元こぐま園の保母さんですので、障害児の接し方も大変慣れておられ、根気よく子どもに接して下さり、楽しくはげましてくれます。

 上手にうちかえした時は、喜んでほめてくれます。
経験がなくても大丈夫! 気軽に体を動かせるスポーツですので、ぜひ皆さんご参加下さい。


お母さんのための算数教室

 子ども達と楽しみながら、算数とお友達になりましょう。
新しく参加してみようかなって考えている方、一度見学に来てみませんか!
場所 青少年活動センター
(下京区西洞院塩小路上ル TEL075-343-6626 )

参加費 1学期3回 10,000円、見学1回 3,500円


山科まみ先生の〜お母さんとともに算数を楽しく〜

 とてもバラエティーに富んだ可愛らしい教材をたくさん使っておられます。

 障害を持つ子どもたちは、やはり「抽象する力が弱い」ということと、同じ環境の中でも対象を鮮明に見ていないので、普段の生活の中で「量の概念」を獲得していくことが、なかなかむずかしい。

 「量の概念」をうまくつかんでくれない子どもを前にして、ついつい手を出し、口を出してしまう親が多いのですが、胃ぐすりを飲みながらでも、細く、長くを基本に頑張りましょう。

 詳しく、いくつかのステップをふみながら具体的に教えていただきます。


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