前主系列星(Young Stellar Objects)
◎何が重要?何が問題?
- 星の多様性→温度と光度(HR図)→質量と進化
進化は質量に強く依存する→形成時の質量が分かればその星の一生を知ることが出来る
”どんなところで、どれくらいの質量の星が、どれくらいの数、どれくらいの時間で生まれてくるか”を知れば天体現象のかなりの部分を理解し統一的に説明することが出来る(はず)
- ”どんなところで、どれくらいの質量の星が、どれくらいの数、どれくらいの時間で生まれてくるか”
どんなところで→星形成領域、これに関してはかなり分かっている
どれくらいの質量の星が、どれくらいの数、どれくらいの時間で生まれてくるか→IMF(Initial Mass Function、初期質量関数)、観測からある程度分かっているようであるが本当はよく分かっていない
→星の質量がどのようにして決まるかは我々は理解していない
星の進化にとって最も重要なパラメーターはどうやって決定されるのか?
前主系列星とは?
- 星間分子雲
103−106太陽質量、1−100pc、〜10K
COの回転遷移によって認識されている、質量比で1/100ほどのダストを含むため暗黒星雲としても認識されている
- 分子雲コア
4太陽質量程度、0.1pc
COの回転遷移によって認識されている、IRAS点源を伴っているものもある
- 原始星
原始星の直接的証拠はfree falling gasの検出→これはまだ見つかっていない
分子雲コア中のIRAS点源が原始星候補
- Tタウリ型星
初期のTタウリ型星にはディスク、エンベロープが付随→IRで認識されている
中心星→opticalで認識されている
コロナ→X線で認識されている