(各回共通部分)
・交流についてはまず、各学校とも1分間で学校紹介をしてもらう(結構盛り上がる)
・その後、学校紹介の中で出てきた内容について議論、交流する
・この交流の部分はいろいろな形態のものを試しており、今後も試行錯誤を続けたい
第3回…東亜天文学会との合同セッション
第4回…小型望遠鏡の組み方、太陽投影盤による観察
⇒参加者多数
⇒参加者少数
○参加者アンケートから
・年1〜2回くらいの開催が適当
・特別な天文現象があるときがいい
7、まとめ
この交流会は各都道府県単位の理科研究発表会というものではなく、アマチュア同好会というものでもない。また、学校教員がサポートするだけでなく、科学館をはじめとする社会教育施設の研究員、アマチュア天文家、大学天文サークルなど天文に関わる多様な「大人」がサポートしている。この意味で、非常にユニークなものだということができよう。
活動内容としては大人が引っ張っていくというよりは生徒たちの自主性に任せている。したがって、内容には偏りが出てきたり、なかなか新しい展開が生まれなかったりしている。しかし、いろいろと試行錯誤しながら、「天文」という言葉をキーワードに交流や仲間作りができることを願っている。
・ 有本淳一、寺戸真、渡部義弥、「天文部の天文部による天文部のための交流会(略称T3)2000年度総括報告」、天文教育2001年5月号P29
・ 渡部義弥、寺戸真、有本淳一、「高校生天文クラブの試験実施報告」、大阪市立科学館研究報告11、157-159、2001
6、質疑応答
矢治健太郎:教師以外のシニアの参加はどうなっているか?
有本淳一:社会教育施設の研究員や地域の天文同好会、大学の天文サークルの学生などが参加して、いろいろとアドバイスしている。
矢治健太郎:自主的な交流の雰囲気はないのか?
有本淳一:今のところはこちらで司会をしながら交流するという形になっている。なかなかシャイな生徒が多く、自分から話し掛けたり、イニシアチブを取る生徒はまだいない。しかし、茶話会などを催しながら、そういう雰囲気にしていきたいと考えている。