有栖光一の体験談 (有栖光一の体験談は実験&雑談のコーナーにもあります)

262 楽しくない体外離脱 有栖 1999/12/30 22:24
昨夜の就寝中、ふと気が付くと金縛りになっていた。
カラダ全体を太い針金で巻き付けられたような不快な感じがしていた。
私は体外離脱をして、その針金を外しにかかった。
はじめは視覚が機能せず暗闇しか見えなかったが、次第に視覚が働いてくる
と、ぼんやり見えるソレはたしかに針金であり、カラダに巻き付いている針金
を引っ張ると、ビヨ〜ンと伸びて簡単に外れた。
しかし、針金は植物の蔓が猛スピードで成長するかのごとく、足元からグル
グル回りながら次々と上半身にまで巻き付いてきた。
針金を外しても外しても、すぐにまた巻き付いてくるのでキリがなく、おまけ
に腰のあたりを何者かが触わっているような感じまでしてきた。
何者かの手は小さくて、幼い子供が触わっているようだと思ったとたん、いつ
のまにか、私の腰に幼い男の子がしがみついていた。
この時にはすでに視覚もかなり鮮明になっていたので、白いシャツに青いベス
トを着た男の子の無表情な顔がハッキリと見えた(ちょっとビビッた)。
私は(「テメー!死にやがれっ!!」ってな感じで)両手で男の子の首を
一回転ほどねじって引きちぎると、その首を部屋の隅の方へ放り投げた。
首は2バウンドほどして部屋の壁に当たり止まったが、首は完全にちぎれた
わけではなく、伸びたゴムのような糸で繋がっており、糸を手繰り寄せると
首も引きずられてズルズルと動いた(ムチャ気持ち悪かった)。
男の子は相変らず首がないまま腰にしがみついているし、針金もカラダに巻き
付いたままだったので、「こいつらに小手先で応戦してもムダだ…」と思った
私は、いったん現実のカラダに戻ることにした。
現実のカラダに戻ると、乱れて引きつったパジャマの布地がカラダを圧迫し、
カラダに不快な感覚を与えていた。
どうやらこれが不快な幻覚(幻触と幻視)の原因のようだった。
引きつったパジャマの乱れを直した後、再び金縛りになり体外離脱したが、
今度は楽しい体外離脱だった。

219 MY MOTHERは霊視能力者!? 有栖 1999/12/02 18:29
昨日、なかなか面白い離脱体験をしたので報告します。

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昼寝中、ふと気が付くと金縛りなっていたので、私はいつもと同様、条件
反射的に現実のカラダから抜け出した。
幻体で立ち上がった私の目の前に、窓から差し込む明々とした日の光に照らさ
れたリアルな寝室が存在していた。
タンスの形状から畳の模様まで、そのリアルさは現実に見ている光景としか
思えない。
久しぶりに体験する、最上級クラスのリアル幻視である。

あまりにリアルな幻視のため、いつもなら「最大の楽しみ」目当てにすぐ家の
外に出る私であったが、今回は家の外に出るのを躊躇していた。
普段「体外離脱=幻覚」説を主張している私だが、今回ばかりは、正真正銘の
「体外離脱」なのかもしれない、という気がしていたため、このまま家を出れ
ば、私の姿を誰か(霊視能力のある人間など)に目撃されてしまうのではない
かという不安がよぎったからだ。

私はとりあえず、正真正銘の「体外離脱」かどうかを確かめるために、第三者
との接触を試みることにした。
階下に行けば、家族の誰かがいるはずである。
寝室を出た私は、階段を降り、居間にやってきた。

居間では私の母親が、電気掃除機で床を掃除していた。
「ゴーゴー」という掃除機の音も聞こえている。
私は母親の目の前に立ってみた。
反応がない…。
誰も目の前にいないかのように母親は掃除を続けている。
母親がズンズンと前進してきたので、私は母親を避けるように移動し、母親の
右側へと回り込んだ。

母親は相変らず何事もないかのように掃除を続けているので、今度は私の
左手で、母親の背中をポンポンと叩いてみた。
反応がない…。
私はもう一度、今度はさっきより強くバシバシと叩いてみた。
すると今まで何の反応もなかった母親が、くるっと振り向いて私に言った。
「やめなさいっ!」
私は驚いて言った。
「見えてんのか?」
すると母親は言った。
「ちゃんと見えとるわ!あんた時々(体外離脱)してるやろ!恥ずかしいから
家出てそこらうろちょろしたらあかんで!」

私はあっけにとられて、しばしその場に立ち尽くしていた。
もし母親の言ったことが事実だとすれば、私の姿は母親だけでなく、近所の人
たちにも目撃されていたかもしれない。
しかも私のえげつない行為までもが、目撃されていた可能性があるのだ。

私は、この母親との会話が現実でもなされたのかどうかを確認するために、
すぐに現実のカラダに戻ることにした。
階段を登り、はじめに寝ていた寝室にやってきた。
布団は敷かれているが、私の現実のカラダはそこにはない。
しかしこれは私の離脱体験ではよくあることで、むしろ現実のカラダが見える
ことの方が稀だ。

とりあえず布団に寝転んでみたが、現実のカラダには戻れなかった。
そこで、手足の感覚をはっきりさせることで覚醒しようと思い、寝転んだ
まま、手足をバタバタさせてみた。
しかし戻れない…。
普段の離脱では、戻りたくないのに戻されたりするのに、戻りたい時に限って
なかなか戻ることができない。
私は、寝室の壁に貼ってあるポスターを、穴が開くほど凝視して覚醒すること
で、やっと現実のカラダに戻ることができたのだった。

現実のカラダに戻った私は、すぐに今までの体験が「幻覚」だったことを
自覚した。
なぜなら、さっきまで窓から明々と日の光が差し込んでいたのに、現実の目で
見る寝室の光景は、すっかり日が落ちて真っ暗になった部屋だったのである。

それでも、いちおう確認のため、私は寝室を出て居間に行ってみた。
居間に掃除している母親の姿はなく、母親は台所で夕飯の支度をしていた。
掃除機もチェックしたが、いましがた使われた形跡はなかった。
母親に直接聞くのが手っ取り早いが、「なぜそんなことを聞くのか?」と
問われた時、説明に困りそうなのでやめた。(さすがに「体外離脱」の確認
とは言いにくい。(笑))

結局、今回の体外離脱もやはり幻覚であり、正直言って、幻覚でよかったと
ホッとしたのであった。(笑)

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現在、こうして体験談を書いていると、母親と会話をしたところなんかは、
幻覚っぽかったな、と冷静に振り返ることもできます。
しかし離脱中は完全に覚醒しているわけではなく、思考力も万全ではないの
で、私はホントに現実の体験だと思ってしまいました。

今までにも同様の体験が何度もあったにもかかわらず、実際にリアルな幻覚の
離脱体験をすると、いつもその時は「今度こそホンモノの体外離脱だ!」と
思ってしまいます。

今回の体験も、あとで現実と照らし合わせることで、その体験が幻覚であった
ことがわかりましたが、もし現実と離脱中の体験との差異が発見できなけれ
ば、幻覚と自覚することは難しかったでしょう。
幻覚がとてもリアルな場合、離脱中にそれが幻覚か幻覚でないかを見分ける
ことは、とても難しいことなのです。

もし、今後、幻覚とは思えない離脱体験をした方がおられましたら、ぜひ
私のように、現実に存在する第三者と接触してみてほしいですね。
第三者と接触することが、自分の体験を最も客観的に見る手段なのです。

137 楽しい性転換! 有栖 1999/11/05 02:44
ここ最近、私はずっと不規則な生活が続いていて、わりと頻繁に体外離脱や
明晰夢体験をしています。
それらの体験談を当掲示板に投稿しようかとも考えたのですが、なにしろ私の
体験はエロ体験ばかりなので(^_^;)、それを詳細に報告するのもどうかと
思い、躊躇しておりました。
しかし今日、私にとってもめったにない明晰夢での性転換体験を、久しぶりに
体験したので、一応報告しておきます。

気が付くと、私は夢の中で女子高生になっていました。
場所は30人ぐらいの男女生徒がいる教室の中。
私は一番前の左から3番めの席に座っていました。
明晰夢で自分以外の他人を演じる時にはよくあることですが、なぜか自分は
この世界では女子高生であるのだという妙な確信がありました。
自分がセーラー服を着てスカートをはいていることから、それは確実でした。
私はすぐに立ち上がり、スカートをまくってパンツを降ろしました。
教室が一瞬ざわめいたような気がしました。

ところで……、
私がなぜ、突然パンツを降ろすという行動に出たのかというと、もちろん
女性になった自分の大事な部分が、どのようになっているのかを確かめたい!
という好奇心が第一なのは言うまでもありませんが、急がなければならない
理由もあったのです。

じつは以前にも一度、女子高生になったことがありました。
そのときも夢を自覚したのは教室の中であり、いち早く自分のカラダがどう
変わったかを確かめたい気持ちもありましたが、さすがにこの世界が明晰夢
だとわかってはいても、人が見ている前で裸になるには抵抗があります。
なにしろその時の私は女の子なのですから、なおさらです。(笑)
そこで、自分の容姿を確かめることができて、裸になっても問題のない場所
といえば、鏡があって個室もあるトイレしかないと考え、私は教室を出て
トイレへと向いました。
しかし廊下を行けども行けどもトイレを発見することができません。
まるで迷宮のように入り組んだ廊下が続き、トイレを発見するどころか
自分のいる場所さえよくわからない始末です。
そこで私は窓から外に飛び降りて(2階だった)、人のいない体育館の裏に
やってきました。
私はそこでやっとパンツを降ろすことができたのですが、なんとそこには
見慣れたイチモツが……。(^_^;)
私はトイレを探してうろちょろしている間、自分自身(男として)の感覚で
行動していたため、男に戻ってしまったのです。
「性転換」という偶然が生んだ微妙な状態は、やはりそう長くはもたなかった
のです。

…というわけで、同じ失敗をしないために、今回はすぐにスカートをまくり
パンツを降ろした私でしたが、立った状態では、さすがに大事な部分はよく
見えません。
私は机の上に足を広げて腰掛け、股の間を覗き込むように腰を丸めて頭を
下げました。
すると、女性の性器が私の目の前いっぱいに広がってハッキリ見えました。
実際には腰を丸めて頭を下げたところで、そんなによく見えるはずはありま
せんが、さすがに夢(幻覚)だけあって、こういうところはストレートな
表現になります。
性器をよく観察しようとすると、すぐに視覚がぼやけてきたので、意識を
視覚からそらして触覚に切り替えました。
右手の人差し指で陰核を刺激しながら、左手の中指を膣に挿入すると、
男のときとは全く違う下腹部の刺激と快感が得られました。
HPの「明晰夢」の章では快感は得られなかったと書きましたが、今回は
なぜかとても気持ちよかったです。
その快感を、あえて男の感覚で例えるなら、陰核の場合は、ピチピチのきつい
ジーンズをはいている時にHなことを想像して、ジーンズに押さえつけられて
完全に勃起することができない陰茎の痛いような熱いような感覚を、1cm
足らずの肉の突起に圧縮&凝縮して、なおかつそれを快感にまで昇華させた
という感じでした。(かなり強引……(^_^;))
膣の場合は、指を挿入しても、特に快感と呼べるほどのものは感じられず、
本来はあるべきはずのモノ(陰嚢)が何もない違和感と、さらにそこに指が
めり込んで刺さっているという不思議な感覚だけを感じていました。
私は「これが女性の感覚なのか〜」と妙に納得して、その感覚をさらに楽し
もうとしましたが、興奮しすぎたせいで、すぐに現実のカラダに戻されて
しまいました。(残念……)

もちろん、今回感じた快感が、女性と同じモノであるはずはありませんが、
性転換という、これほどまでにバーチャルな体験であっても、幻視、幻触、
脳内麻薬の作用で、こんなにも素晴らしい快感が味わえるのかと、ちょっと
驚いた私でした。

75 それとも皮膚の色に擬態する新種の生物か!? 有栖 1999/10/15 08:02
昨夜「幻覚」を見ました。
幻覚といっても金縛り中ではなく、はっきりと覚醒しているときです。
友人と飲んでほろ酔いかげんで帰宅した私は、便意を催したのでトイレに
入り便座に腰掛けました。

しばらくすると、左膝の少し上に蚊がとまったように感じました。
ウチのトイレは蚊が多く、今まで何度も血を吸われて痒い思いをしてきた
ので、すぐに叩きつぶせるよう右手を振り上げ膝のあたりを凝視しました。
するとやはり、体長1.5cmはあろうかという大きな蚊が膝にとまって
いました。

大きさに驚いたのと、蚊じゃなかったら叩きつぶすのもカワイソウと思った
ため、右手を振り上げた状態のまま、さらに蚊を凝視しました。
すると驚いたことに、なんと蚊の体表面の色が少しづつ薄くなり、みるみる
うちに半透明になって行くではありませんか!
蚊は3秒ほどですっかり透明になり、完全に見えなくなりました。

少々眠かったし、酒という多少の薬物効果はありましたが、それでも
金縛り時以外の完全な覚醒時に幻覚が見れたのは初めてなので嬉しいです。
この調子で覚醒時にも美女の幻覚とお相手できるようになりたいもの
です。(笑)

16 恐怖!冷たい幽霊の手!? 有栖 1999/09/17 07:50
(前略)

HPの「実験&雑談」の雑談コーナーで少し触れていますが、私も金縛り中に何者かに
触わられる感覚はよくあります。
ひんやりとした手でペタペタとカラダを触わられる感覚は、私がまだ金縛りは心霊現象
だと思っていたころは、ホントに怖かったです。
何者かにオカマを掘られたことも2度あります。(笑)

しかし現在は金縛り中にほぼ自由に体外離脱できることもあり、触わられた時は
私も体外離脱して、その何者かと戦うことになります。

たいていは視覚がはっきりしなくて、暗闇での格闘となるのですが、私のカラダを
触わっている手を掴むと、その手はスライムのように溶けた感じになり、引っ張ると
びよ〜んと伸びます。
さらに思いっきり引っ張ってやると、ゴムがはじけるようにバチンッと切れることも
あるし、長く長く伸びてまったく切れないこともあります。
とにかく最初は人間のカタチをしていても、こちらが触われば必ずスライム状になって
しまうのです。

原因は単純で、HPの「体外離脱の限界」の章にも書きましたが、幻触は長時間は
現れないのです。
何者かに触わられているという感覚から、私たちは触わっている者は人間(あるいは
霊)だという意識が働き、その意識の作用で、触わっている何者かは、最初は人間の
カタチをした幻覚(幻触)として現れることになります。
しかし幻体で相手の腕を掴むなどして長時間触わると、幻触がアバウトになって人間
のカタチを保っていられなくなり、相手はスライム状になってしまうのです。

また私は冒頭でオカマを掘られたこともあると書きましたが、かつて検索エンジンの
InfoSeekで「金縛り」で検索して体験談を読みあさったところ、この手の話のなんと
多いことか!オカマを掘られたという話やち○ぽ触わられたという話がいくつもあり
ました。

ですがこれも説明がつきます。
HPに、金縛りの最中は思い浮かべたイメージがカタチある幻覚となって現れると
書きましたが、特にマイナス思考のイメージ、不安や恐怖といったイメージに敏感に
反応します。

私もオカマ掘られた時、最初に何者かが私の両足首を掴んだので、ふと「このまま
足を広げられて、オカマ掘られたらイヤだなあ」と思ってしまったために、まさにその
イメージに幻触が反応してしまったのです。
でっかいウンコが出たり入ったりしているような妙な感覚でした。(笑)

しかし現在は、金縛りに対してこれっぽっちの恐怖も不安もないので、マイナス思考の
イメージを持つこともなくなり、何者かに触わられるという不快な感覚を体験することも
ほとんどなく、逆に「エッチなことがしたい!(笑)」というプラス思考のイメージにより、
全裸の美女が現れてステキなことをしてくれることさえあります。(HPの「実験&雑談」の
雑談コーナーに詳しく書いてます)

そして、そもそも何者かに触わられている感覚も、たいていは寝ているときの姿勢や
寝具などに原因があることが多いのです。
たとえばかつて執拗に左肩付近を何者かに触わられる感覚があったとき、金縛りが
解けたあと確かめると、寝ているときに乱れたパジャマが汗で左肩に張り付き、
それが不快な感覚となり、何者かに触わられるという幻触を作り出していたのです。

このように、最初はカラダの一部分の不快さが原因で作り出された幻触であっても、
それが恐怖や不安などのイメージによって増幅され、人間の姿をした何者かに触わ
られるという幻覚にまで発展するのです。

これを読んでいる皆さん!
金縛りは心霊現象ではないので恐れる必要はありません。
くれぐれも金縛りに遭っても恐怖や不安にとらわれないで、プラス思考のイメージを
持ってリラックスしてください。
そうすれば体外離脱もできるし、エッチもできます。(笑)


(後略)

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