脳内麻薬好き好き野郎の超B級体験記 これまでの体験記

貧乳の菅野美穂 体外離脱  2001/01/30

就寝中、ふと目覚めると体脱フリー状態だったので体脱した。窓を抜け外に出たあと女性を見つけたので性行為を強要するが、すぐに現実体に戻された。

しかしまだ体脱フリー状態だったので、私はまた体脱した。そこはすでに自分の寝室ではなく、旅館の大広間のような場所で、ジャージ姿の女の子たちがたくさん寝ていた。私は「おそらく修学旅行の生徒たちだろう…」と思った。

私は女子生徒の1人に近づき、ズボンとショーツを脱がした。女子生徒はまだ寝ているようでグッタリしていた。私は性交を始めたが、それでも女子生徒が目覚める気配はなかった。「寝ている」というよりは、「死んでいる」と言った方がピッタリだった。

死人相手ではイマイチ盛り上がらず、私は、あまり気持ちよくなることもなく現実体に戻された。

しかしまだ体脱フリー状態だったので、私はまたまた体脱した。今度も体脱した場所は寝室ではなく、どこかのマンションの一室のようだった。ベランダの椅子には、白く薄い生地のナイティーを着た美女が腰掛けていた。それは女優の菅野美穂だった。

菅野は、私の姿を見つけるとゆっくり歩み寄ってきた。そして私の目の前で、両肩に掛かっているナイティーの肩ひもを外した。すると、はだけたナイティーの胸元に、素肌の乳房が露わになった。しかしその乳房はホンのちょっぴり膨らんでいるだけでペッタンコだった。

「小せぇ〜、やっぱホンモノじゃないもんな〜」と思いながらも、私はもともと女性の胸にはあまり興味はない方なので、すぐにナイティーを足元からまくりあげた。菅野はショーツを着けていなかったので、素肌の下半身が露わになった。

腰のあたりでクシャクシャになったナイティーが欲情を誘い、私の興奮はイッキに高まった。私は菅野を押し倒すと、性器に舌を押し付けた。

しかし、舌でまさぐるソコは、ただの肉の窪みのようで、性器独特の複雑な形状が感じられなかった。私は「いかん!いかん!もっと想像力を働かせなければ…」と思い、舌に精神を集中した。

すると、舌の触覚が敏感になり、何かが舌に触れるのを感じた。「うん!これは陰核包皮だ!」。私は陰核包皮を舌で剥くと、陰核を舌の先端で転がすように愛撫した。弾力性のある肉の突起の感触は、現実の感触と全く変わらない感じだった。

興奮の絶頂に達した私であったが、覚醒度の高さも絶頂に達したため、現実体に戻された。しかしまだ体脱フリー状態であり、ここで身体を動かさなければ、また体脱できそうだったが、菅野美穂とのエッチをしっかり覚えておきたかったので、身体を動かし枕元の紙に体験の概要を記した。

今こうして体験談を書いて振り返ると、「わざわざ紙に書いて残しておくような内容かぁ〜?」という気はするが、そのときは意識の明晰度も低く、とても素晴らしい体験をしたように思えたのだった。ちなみに覚醒したあとも明晰度は低かったようで、紙には菅野美穂のことが「かんの みか」と記されていた。

舌の触覚度 ★★★★★  味覚度 ×××味覚ナシ
 


今日は2回の体脱があった。  2001/01/29


モンフリさんを訪ねて大阪へ… 体外離脱

就寝中、ふと目覚めると体脱フリー状態だったので体脱した。家の屋根を突き抜けて上昇し、そのまま近所の家々を見下ろしながら移動。すでにウチの近所とは全然違う場所であるという気がしていた。

視覚は非常に鮮明だったが意識の明晰度は低く、しばらくは何も考えないで、ただボンヤリと飛行していた。ふと「体脱してるのだから何かしなくちゃ…」と思った私は、モンローフリークさんに会いに行くことに決めた。深い意味はなく、最初に思い付いたことがソレだっただけである。

私は眼下に男性を見つけたので地上に降り、その男性に話しかけた。「モンフリさん知りません?あっ…(正確に言うと)モンローフリークさん(です)」。その男性は「テンマバシにいるよ」と言うと足早に去っていった。

「天満橋か…、ここからはそう遠くないな」。天満橋といえば大阪であり、私が住んでいる京都からはそんなに近くではないが、なぜかこのときの私は、すでに大阪近辺にいる気がしていた。

「よっしゃ行くか!」、気合を入れた私はまた空高く上昇した。天満橋がどの方角かは判らなかったが、どこでも行った場所が天満橋のはず…という気持ちでテキトーに方向を決めて移動を始めた。

「う〜ん…天満橋まであと20分ぐらいかかりそう…。それまで体脱していられるかな〜」と思ったところで覚醒…。

天満橋へ向う途中の夕焼け空が美しかった度 ★★★★★


ポルターガイスト退治! 体外離脱

ひと寝入りしたあと、ふと目覚めると自分がまだ夢を見ていることに気付いた。幻体を動かそうとすると動いたので、私はそのまま夢の世界へと入り込んだ。

そこは中学時代の学校の正門付近で、制服姿の生徒達がたくさん集まっていた。その生徒達の中に、何人ものかつての級友の顔を発見した私は、そのうちの1人、U君に話し掛けることにした。ちなみにU君は特に親しかったわけではない。

「よ〜俺や俺や!覚えてるけ〜?」、私は同窓会に出席しているような感じでニコニコしながら話しかけた。しかし、U君は私が誰かということは解っているようだったが、なぜ私がハイテンションになっているのかは解らないようだった。

そこで私は、「いまオレ体脱中やね〜ん」という感じで、自分は体脱してこの世界に来ているのだということを説明した。U君はそれでも納得いかないようだったので、私は「ホラ見てみぃ!」という感じで空中に浮かんだ。

ホントは「ヒュンッ!」と空高く上昇するつもりだったが、なぜか3mほどしか上昇せず、カッコいいところは見せられなかった。しかしそれでもU君は大いに感心してくれて「凄いやん!」と言ってくれた。他の生徒達も皆ゾロゾロ集まってきて、私はちょっとした晒し者になった。

その生徒達の誰かが、「(そんな能力があるの)だったらアレを退治してよ」と言い出した。いつのまにか校門近くに校内放送用のモニターが現れ、そこに空中を物体が浮遊するポルターガイスト現象が映し出されていた。アレとは、いま校内を騒がせているポルターガイスト現象であり、ソレを引き起こしている幽霊のことだった。

私は面白そうなので「ええよ〜(やりますよ)」と言った。誰かが「怖くないか?」と尋いてきたので、私は「怖いよ…。オレも今は幽霊みたいなモンやから、どっちも幽霊やとしたら最終的にはチカラ勝負や。やってみんと判らんわ…」と答えた。

とは言いながら、私は幽霊に勝つ自信はあった。これまでに幾度となく夢の世界でケンカをしてきたが、夢を夢と自覚できるだけの意識の明晰さがある時に負けたことはない。今回も、幽霊とやらをチャチャッとやっつけて、みんなに感謝してもらおう!と意気込んでいた。

…が、ここで覚醒。

幽霊とバトルしたかった度 ★★★★★★
 


正義の鉄チン!? 体外離脱  2001/01/28

就寝中、ふと目覚めると体脱フリー状態だったので体脱した。いつものように窓を抜け外に出ると、そこはウチの近所ではなく、どこかの道路上だった。制服を着た高校生たちがたくさん歩いていて、どうやら朝の登校時のようだった。

私は最大の楽しみのため、歩いている女子高生の1人を捕まえると、スカートをまくりあげ、ショーツを引きずり降ろした。抵抗されることもなく、私の目的は簡単に果たされたが、視覚や触覚は曖昧で、いまひとつリアリティーを欠き、あまり気持ち良くはなかった。

そこへ、数人の男子生徒が通りかかった。みな興味深そうに私と女子高生との行為を眺めていた。そのうちの1人は「アハハ…レイプされてやがんの」という感じで、女子高生を見てヘラヘラと笑っていた。

ソレを見た私は、笑っていた男子生徒のところへ歩みより、「笑うな!」と言ってソイツの顔面に右フックを叩き込んだ。しりもちをつくように後ろに倒れた男子生徒は、茫然自失の表情で私を見つめていた。頬には私が殴った拳の跡がクッキリついていた。

「こらテメー!なに笑っとんねん!やられる(レイプされる)モンの気持ち考えたことあるんか?!わからんのやったらオレが教えたる!」というようなことを言いながら、私は男子生徒のズボンを脱がしにかかった。

男子生徒は脱がされまいと抵抗したが、私がもう2〜3発殴ると抵抗しなくなった。ズボンとパンツを脱がし終えた私は、男子生徒を四つんばいにさせ、ケツの穴に私の○○○をブチ込んだ。このときの私は、男子生徒に「正義の鉄チン」を行使したと本気で思っていた。

そしてピストン運動の途中で覚醒。ちなみに、体脱中に男とヤッたのは今回が初めてである…。

自分の行為は棚に上げたヒドイ偽善者だ!度 ★★★★★★★
 


人類総ゾンビ化!宇宙寄生獣ヴィヴヴー 半明晰夢  2001/01/24

夢の中、私は高校生になっていて、どこかの高校のどこかの教室で、俳優の松田龍平に似た男子生徒と対峙していた。これからケンカを始めるのである。別に私怨があってのことではない、どちらが強いか純粋にケンカで決めようというのだ。教室にはたくさんの男女生徒のギャラリーもいた。

先に仕掛けたのは私だった。右フックが松田にヒットした。のけぞるように倒れる松田。私は松田の上半身に覆いかぶさるようにしてマウントポジションを狙う。しかし、松田は両太腿で私の腰を締め付けガードポジションに持ち込んだ。おかげで松田の顔面は遠く、私のマウントパンチは浅くしか当たらず、あまり効いていないようだった。

このとき、ケンカをしているというのにイマイチ現実感がなく、私は「あ〜ここは異世界(夢の世界)なんだ〜」となんとなく気が付いた。「だったら絶対負けることはないな〜」と冷静になった私は、PRIDE(格闘技団体)でイゴール・ボブチャンチン(格闘家)がよくやるように、ガードポジションを取られながらも、雨あられとパンチを松田の顔面にブチ込んだ。

見かねた女生徒が「先生呼んできて〜」と叫んでいた。松田もグッタリして抵抗しなくなっていた。私は「ここまでだな…」と思い、松田から離れようとしたとき、先生が教室に入ってきた。なぜか先生は死人のように青白い顔で、白目をむいていた。

突如、先生は近くの男子生徒に噛み付いた。先生はソンビだったのだ!

噛み付かれた生徒も青白い顔になって白目をむいたゾンビとなった。そしてゾンビとなった生徒がまた他の生徒に噛み付く…。ゾンビ感染の連鎖が繰り返される教室は大パニックとなった。

私の目の前でソンビに噛まれた生徒たちが次々とゾンビ化してゆく。私の方へもゾンビがワラワラとやって来た。私は渾身の右ストレートをゾンビの顔面にブチ込んだ。ゾンビは倒れたが、そのまま私の左足にしがみついた。私は右足の踵でゾンビの顔面を何度も蹴りつけゾンビを引き剥がした。

「噛まれるとヤバイ!」、私はゾンビの猛攻に焦っていた。ここが夢の世界だということはかろうじて理解していたが、もし噛まれてゾンビ化すると、もう現実の世界に戻れないのではないかという気がしていた。1対1の戦いならゾンビといえども負ける気はしなかったが、ゾンビはすでに数十体、しかも噛まれるだけでゾンビ化する恐れがあるので圧倒的にこちらが不利である。

私は運動場に面した窓に向って走り、そのまま窓に身体ごと突っ込んだ。窓ガラスが割れ、バラバラとガラスの破片が落下してゆく感触と同時に、私は教室の外の空中に浮かんでいた。ゾンビは空中までは追ってこれないようだった。私はゾンビから逃れることに成功したのだ。

空中から教室を眺めると、すでにすべての生徒がゾンビ化したようで、教室は平静を取り戻していた。全員がゾンビになれば誰も騒ぐ者はいない。ゾンビとなった男子生徒の1人が「おまえもこっちに来いよ〜」とニヤけた顔で手招きしている。どうもこのゾンビたちは知性があるようだった。私は皮肉をこめて「楽しそうやけど行く気はないわ」と答えた。

そのとき、空中に3体の人影が現れた。1人は黒人、1人は金髪の白人女性。もう1人は目視したわけではないが、私の後方にイタリア系の(と思われる)白人男性がいることが感じられた。3人ともテロ対策専門の特殊部隊が使用しているようなプロテクターを着けている。

「こいつらは戦闘を専門にするゾンビだ…」私はそう直感した。私の戦闘力を100とすると、彼らは1人につき80〜90ぐらいの感じである。1対1なら何とかなりそうだが、空中で3体にトライアングル状に取り囲まれた私は絶対絶命だ…。

しかし、このときの私は恐怖はまったく感じなかった。なぜなら、「自分がここでやられることは絶対にない」と感じていたからだ。私は、この世界には映画のようなシナリオがあり、「自分が主人公である」という予定調和が存在する事実に気付いたのだ。

私はとりあえずその場から全速力で逃げることにした。臆したわけではなく、「今は戦う時ではない」というシナリオに従ったのだ。とにかくどこでもいいので全速力で空中移動を続けると、私はいつのまにか、針葉樹が群生する山岳地帯の、森の奥深くにいることに気付いた。

私は森の中に一軒の小さなログハウスを発見した。家の前には1人のインディアンが立っていた。伝統的なインディアンの民俗衣装を着た筋骨たくましい中年の男性だ。インディアンは私に、言葉ではなく意識に直接話しかけてきた(以下の会話は、テレパシーにて瞬時に交わされた会話を意訳したモノである)。

(インディアン)「よくきてくれた。ここはロッキー山脈の山中だ。もうゾンビも追ってこれまい」

(私)「あなたは誰ですか?」

(インディアン)「私はキミと同じでゾンビと戦う者だ。ヤツらは宇宙からやってきた"ヴィヴヴー"という生命体で、人間に寄生し、人間の身体を操って生きている」

(私)「宇宙人!?」

(インディアン)「そうだ。現在、地球の全人口の70%が寄生されてしまった。このままでは人類は全滅だ。そこで我々はキミのような能力を持つ人間を集め、最後の戦いに挑むつもりだ」

(私)「戦う…?どうやって?」

(インディアン)「キミはこの世界の人間ではないのでヤツらに寄生されることはない。ここで修行し、その能力を磨けば、ヤツらが何人かかってこようが負けることはない!」

私はすべてを理解した。「そうか、私はここで修行してパワーアップしたあと、ヤツらと戦って人類を勝利に導くんだ。やっぱラストのクライマックスは、さっき出会った3人のゾンビ特殊部隊との死闘だろうな〜」。私は明らかになったこの世界のシナリオに御満悦だった。このあと、オビワン・ケノビ役のインディアンにどんな修行を課せられるのか、それも非常に楽しみだった。

しかしここで覚醒…。

まるで録画予約していた映画が、延びた野球中継のせいで途中までしか撮れなかった時のような気分である…。

続きが体験してぇー!度 ★★★★★★★★★★
 


祖父探しより大事なこと… 体外離脱  2001/01/23

就寝中、ふと目覚めると体脱フリー状態になっていた。私はいつものように体脱すると、窓を抜け家の外に出た。しばらくすると、体脱すればすることになっている深層記憶へのアクセスのことを思い出した。

私は1月20日の体験と同じく「近所で祖父を探す」という行動に出た。普通に考えると家の近所に故人の祖父がいるわけもなく、あまりにも無謀な試みである。しかし意識の明晰度が低く、「祖父をイメージして呼び出す」とか、「祖父が住んでいた家に行く」という発想ができなかった。

祖父を探しながら路上の2〜3m上空を移動していると、私は路上に若い女性の姿を発見した。「祖父を探し続けるか?それともこの女性とエッチするか?」一瞬迷ったが、ホントに一瞬だった。私はすかさず女性の前に舞い下りた。

女性は女優「石田ゆり子」に似た美女で、長いストレートヘアがよく似合っていた。季節違いではあったが、秋物の白いカーディガンにデニムのスカートという服装も、私の好みにピッタリだった。

私が美女を捕まえるため接近すると、美女はクルリと後ろを向いた。私は「逃げるのか?」と思ったがそうではなく、美女は前かがみの姿勢になると、自分からスカートをまくってお尻を突き出した。

私に襲われて抵抗する女性は多いが、「してください」とばかりにお尻を突き出されたことは記憶にない。ただし「エッチがしたい」わけではなさそうで、伏し目がちにこちらを伺う表情からは「暴力はやめて…言う通りにしますから…」という、あきらめの気持ちが感じられた。

もちろん「体脱時野獣化現象」発動中の私は「へっへ〜ではお望み通りに…」という感じで美女の白いショーツを引きちぎった。丸い曲線の美しいお尻が露になった。視覚は非常に鮮明で、大陰唇から小陰唇や陰核包皮がハミだしているのが見えた。

私は両手の指で大陰唇を左右に広げながら自身を挿入した。ピストン運動をしながらも、自身が出たり入ったりするのを眺めていた。視覚はリアルだし触覚も感度よく、非常に気持ちよかった。

しかし視覚を酷使したこともあって、すぐに現実体に戻されて覚醒…。

石田ゆり子度 ★★★  エンドルフィン度 ★★★★★
 


幻肢&深層記憶 体外離脱  2001/01/20

就寝中、ふと気が付くと体脱フリー状態になっていたので私は体脱した。幻体の運動感覚は鈍くカラダは自由に動かないし、視覚も非常に曖昧だった。私はネバつく窓を抜け、しばらく家の近所の空中をブラついていたが、すぐに現実体に戻された。

しかし完全に覚醒したわけではなく、ホンの少し覚醒度を下げるとまた体脱できた。しかしこの時もまた幻体は自由に動かず、動かない幻体に四苦八苦しているうちに現実体に戻された。

しかし、これまたすぐに3回目の体脱に成功した。現実体に戻されはするが、身体を動かさないようにして完全に覚醒することを防ぎ、半覚醒状態を保つことができたからだ。1、2回目ともに窓を抜けるときネバついた感じがあったので、この時は窓を開けて外に出た。

相変らず幻体が自由に動かず、すぐにでも現実体に戻されそうだった。私は幻体を自由に動かす良い方法はないかと思案した。すぐに思い付いたのは、自分の手を見ることだった。この試みは成功だった。右腕を目の前に動かし、ソレを見ることで、今まで動きにくかった右腕が、アッというまに自由に動くようになった。

幻体が自由に動かなかったのは、おそらくは私の脳が、幻体と寝ている現実体のどちらの運動感覚を優先したらよいか迷っていたのだと考えられる。目の前に「見える腕」を示してやることで、脳は目の前にある腕を本物と判断し、右腕の運動感覚を見えている位置にセットし直したのだろう。

この発想の根拠になっているのは、「脳のなかの幽霊」V.S.ラマチャンドラン著(角川書店)に記述されている幻肢症の治療についての部分だ。幻肢症とは事故や病気で四肢を切断した人が、無くなった四肢をあると感じたり、そこに痛みや痒みなどを感じる症状である。幻肢症の多くは、切断される直前の四肢の位置で固定され、幻覚の四肢はまったく動かすことはできないそうである。

この幻肢症は、最近まで決定的な治療法はなく、長年、多くの幻肢症患者を苦しめ、治療に携わる医師達を悩ませてきた問題なのだ。ところが、ラマチャンドラン医師は、それを簡単な装置で解決した。

それはフタを除去したダンボール箱の中に鏡を縦に置いたモノで、箱の正面には穴が二つある。患者がその穴から、正常な手(たとえば右手)と、幻の手(左手)を差し込む。すると正常な右手が鏡に映り、患者には両手が存在しているように見える。そして医師がその両手を同時に動かしてくださいと頼むと、長年ビクとも動かなかった幻の手も患者には動いているように感じられるのだ。

もっと詳しく知りたい方は、先に紹介した本を読んでいただくとして、ようするに私が言いたいのは、視覚のフィードバックによって身体の運動感覚が大きな影響を受けると思われることだ。事実、私は右腕が自由になった後で左手と両足を見ると、完全に全身の運動感覚が自由になった。

運動感覚が自由になった私は、どれぐらい自由になったかどうか試してみたくて、両手で両足を持ち上げてみた。ふとももが胸にビタンッとくっつき、2本の足先が、頭の上で鹿の角ようにそそり立っているように感じられた。私はそこそこ身体は柔らかい方だと思っているが、いくらなんでも現実にこんな姿勢は無理である。しかし、この時の私は、こんな不自然な姿勢に何の不自然さも感じなかった。

しばらくはその不自然な姿勢で空中移動を続けていた私だったが、いつのまにかその姿勢の身体感覚は消失していた。ただしソレはまた動きにくくなったわけではなく、身体の運動感覚が完全に幻体側に移行し、運動感覚を忘れてしまうほど自然な状態になっていたということである。

私はこのあとエッチ目的のため美女を捜索するが見つからず、現実体に戻された。しかしまたも完全に覚醒することなく、私はそのまま4回目の体脱へと移行した。家を出た後、道路を歩いている女性を見つけたので服を脱がそうとしたが、そこで現実体に戻された。

しかしまたまたま完全に覚醒したわけではなく、私は5回目の体脱に突入した。この時は意識の明晰度も高く、体脱すればすることになっていた深層記憶へのアクセスも覚えていた。

私は家を出ると、空中から近所の家々を回り、祖父と叔母の姿を探した。故人だし近所にいるはずもないが、この時はそんなことはまったく思わず、「どこかにいないかな〜」という軽い気持ちだった。私は歌を歌うようにメロディを付けて「おじ〜いちゃ〜ん、おば〜あちゃ〜ん」と心の中で呼んでいた。私が探そうとしているのは祖父と「叔母」で「おばあちゃん」ではないのだが、この時の私はその間違いに気付いていなかった。

視覚は鮮明で、私は何軒もの家を回りながら「アレも違うコレも違う…」と、出会う人々の顔と記憶の中の祖父の顔とを比べていた。私はなぜかこの作業が楽しくてしかたなく、とてもウキウキした気分だった。

ある家に来た時、庭の花に水をやる初老の男性を見つけた。男性は水色のVネックセーターに茶色いスラックスという清潔感のあるきちんとした服装で、知性と教養を感じさせた。私はなぜかその男性に心が惹かれた。

「今日、これから古い友人がウチに来るんだ。キミも会っていかないかい」、唐突に男性が私に話しかけてきた。私はなんとなく「古い友人とは祖父かもしれない…」と思ったので、とりあえず男性の家にオジャマすることにした。

家は近代的な造りで、中のインテリアも若い人向けという感じがした。たぶん息子夫婦と同居しているのだろうと私は思った。居間に通された私は、コタツの前に正座して座った。「よく来てくれましたね」と言って、男性の奥さんであろうと思われる初老の婦人がお茶を持ってきた。

「いい雰囲気の部屋ですね〜」私が言うと、男性が「そうかい?」と嬉しそうに微笑んだ。「おじいちゃんの部屋に似てるんですよね〜」と私は言ったが、実際は戦前から建っていた古い祖父の家と、この男性の家とは全然違っていたし、部屋の中も似ても似つかなかった。しかし、どこか祖父の部屋と雰囲気が似ていた。

私はなぜか嬉しくて、正座したままピョンピョンと小刻みに飛び跳ねていた。おかげでコタツの敷物がズレてシワになったので、私は照れ笑いしながら敷物を直した。初老の夫婦はソレをみてにこやかに微笑んでいた。

私はこの時ハッキリと気付いた。祖父の部屋と雰囲気がよく似ていたのは、この初老の夫婦が心から私を歓迎してくれているからだった。幼少期、私が祖父の家に訪ねた時も、いつも祖父と叔母が心から歓迎してくれていた。その雰囲気と同じだったからこそ、私の心も、大好きだった祖父と叔母を訪ねた時のようにウキウキし、嬉しくてしょうがなかったのだ。

結局、私は男性の古い友人に会う前に現実体に戻された。まだ完全に覚醒したわけではなく、また体脱できそうだったが、この体験をしっかり覚えておきたかったので、記憶の定着作業をした後、きちんと覚醒し、概要を枕元の紙に記した。

今回の体験は、祖父も叔母も登場しないし、昔の記憶を直接再現したわけでもないが、忘れかけていたかつての「気持ち(楽しかった感覚)」を甦らすことはできた。忘れていた記憶を取り戻すという「深層記憶へのアクセス」は、ある意味成功したといえるのではないだろうか。

心の洗濯度 ★★★★★★★
 


夢中ポテチ責め! 半明晰夢  2001/01/19

夢の中、10年以上前のバイトで一緒だったかつての友人が、スナック菓子の「ドリトス」を食べていた。友人は「コレ美味いぞ〜」と言って私にも勧めた。私もドリトスは大好きなので、友人が手にしているドリトスの袋から何枚か貰って口にした。

「バリッ!ボリッ!」という感触と共に、口の中にドリトスの味が広がった。私が一番好きな「メキシカンタコス」味だった。夢はここで覚めた。夢は覚めたが口の中にはドリトスの味が残っていた。

「リアルな味だったな〜」と思っていると、私は枕元に封の開いたポテトチップの袋があるのを発見した。袋の中から何十枚ものポテチが見えていた。枕元にポテチがあるはずもなく、私は「これは夢だ」と気付いた。

私は布団の中から左手だけを出して、数枚のポテチを手にとり口に運んだ。「ガリガシュッ!」という歯応えと共に、カルビーのポテトチップス「コンソメパンチ」の味がした。3〜4回ほど手を袋と口で往復させると、ポテチはほとんどなくなった。私は残ったポテチのカスを指で集めて、それも口に入れた。

いつのまにか場面は変わっていて、私は学校の保健室のような部屋のベットの上に寝ていた。ベットの向こうには、机に向かって椅子に腰掛けている白衣の若い女性がいた。保健の先生のようだった。知的な感じのする長い髪の美女だった。

「ポテトチップ好き?」、美女が尋いてきた。「好きやけど…(それがどうしたの?)」と、私が答えると、美女は「そしたらコレあげるわ」と言って封の開いたポテチの袋を私の枕元に置いた。

私は先程の「コンソメパンチ」のせいで、口の中がしょっぱくてたまらなくなっていた。だからホントはもうポテチなんて食いたくなかった。しかし「美女の勧めとあらば断るわけにもゆくまい…」と、私はまたも布団の中から左手だけを出してポテチを口に運んだ。今度は普通の塩味だった。

このころになると意識の明晰度もかなり低下し、夢だという自覚はほとんどなくなっていた。私は「飲み物が欲しい〜」と思いつつ覚醒した。現実でもノドがカラカラに渇いていて、口の中はイガラっぽく濃い塩味がしていた。

味のリアル度 ★★★★★★  歯応えのリアル度 ★★★★
 


溺死の恐怖!魂の離脱? リアル夢  2001/01/17

ふと目覚めた時、私は風呂場の浴槽の中にいた。浴槽の中でいつのまにか眠ってしまったらしい。浴槽の湯も冷めてかなりぬるくなっていたが、寒いということはなく、とても気持ち良かった。私は非常に眠く、またすぐ眠りに落ちそうだった。

私は追い焚きをして湯を温め直そうかと思ったが、このまま眠ってしまうと茹でダコになってしまう危険があるので、私は浴槽を出ることにした。日本では毎年、家庭内での事故死第1位は風呂場である。老若男女問わず、浴槽で眠っておぼれてしまうのだ。

私は浴槽の中で立ち上がった。相変らず眠くて瞼がいまにも閉じそうだった。視点は定まらず周りはよく見えないし、身体の感覚も曖昧で、いまにも倒れそうなほどフラフラしていた。「なんという現実感のなさだろう…まるで体脱中のようだ…」と私は感じていた。

そこで私は「ハッ!」として我に返った。「もしかして私はすでにおぼれて死んでいるのか?!」。私の思考回路は恐怖と混乱でショート寸前だった。風呂場では絶対眠らないようにあれほど気を付けていたのに、なぜ浴槽の中で眠ってしまったのか…。

…と、そこで目が覚めた。就寝中の布団の中だった。布団の中は浴槽の湯と同じ温かさだった。

生きているとわかってホッとした度 ★★★★★
 


驚異のSFX! 明晰夢  2001/01/14

私はいつのまにか洗面所の鏡台の前にいた。鏡には私の上半身が映っていたが、私は何かしらの違和感を感じていた。鏡に映っている自分の動きが、実際の動きよりゼロコンマ1秒ほど遅れているような気がしたのだ。

私は両手を上に掲げ「パラパラ」を踊るように素早く動かしてみた。しかし鏡に映った両手はブラリと垂れ下がったままで、ビクとも動いていなかった。私は一瞬ビックリしたが、すぐに「これは夢の中だ」と気付いた。

鏡に映る私は非常に鮮明で、現実と何ら変わらない気がした。自分では笑っているつもりはなかったが、鏡の中の私はニヤついた笑顔を見せていた。

私は夢の世界の鏡がどれくらいリアルなのかを確かめるため、左手の人差し指を鼻の穴に突っ込んだ。鏡には鼻の穴に指が突っ込まれた様子がリアルに映しだされた。ただし現実では有り得ないほど、指が鼻の奥にめり込んでいた。

このとき私は、指が鼻の奥にめり込んでいるというより、顔にめり込んでいると感じていた。私はなにげなく指を頬の方へとスライドさせた。すると鏡には、顔にめり込んだ指が、頬の方へ移動して行くのが映しだされた。

「スゲェーーーッ!」。これが率直な感想だった。指が顔にめり込んだまま移動するというあまりにも不自然な状態なのに、鏡に映し出された映像には何の違和感もなかった。まるでハリウッド映画の最新SFXを見ているようだった。

私は頬にめり込んでいる指を、円を描くようにグルグルと回した。頬の肉がグチャグチャになることもなく、指がめり込んでいるところ以外には何の変化もなかった。指が頬にめり込むのは「当たり前」と思えるぐらい自然な光景だった。そこで覚醒…。

アカデミー賞SFX部門受賞度 ★★★★★★★★
 


青い布張りの本 夢→微覚醒→明晰夢  2001/01/13

夢の中、私は本屋の中にいた。本が平積みにされている棚の上に、何冊かの本が入った紙袋を発見した。誰かが買った本をそこに置いたまま立ち読みでもして、本を置いたことを忘れて帰ってしまったのだろう。じつは私も同じ失敗をしかけたことがよくある。

「ラッキー!この本をもらって帰ろう」。紙袋の中にどんな本が入っているかは判らなかったが、とにかく私はこの本を頂戴することに決めた。本を購入した証明である紙袋に入っているので、万引きと思われることはない。すました顔でその紙袋を持って本屋を出ればいいだけだ(注:これはあくまで意識の明晰度の低い夢の世界での発想である。現実ではそんなことは絶対にしない)。

私は本を手に取る前に、その紙袋の持ち主がいないかどうか周囲を見回してみた。人はまばらで持ち主はいないと思われた。私は「さあ本を持ち出すゾ!」と再び紙袋を見ようとしたが、見ることはできなかった。紙袋は、ソレが置いてあった本棚ごと消失していたのだ。

紙袋だけでなく、本棚ごと消えたことで、私は「あ〜これは夢なんだな〜」となんとなく理解した。そしてそこで覚醒…。

しかし覚醒した直後、うつらうつらしながら「あの紙袋の中はどんな本だったのだろう…」と考えていると、真っ暗な視界の中、ぼんやりと紙袋が浮かび上がってきた。そして、あっというまに鮮明なビジョンの紙袋へと変化した。

私はこれほど鮮明に見えるのなら手に取れるんじゃないかと思って手を伸ばした。するとたしかに両手で紙袋を掴むことができた。と同時に全身の幻体が生じ、私の身体感覚が夢の世界へと移行したことを自覚した。

周囲は暗闇でほとんど見えなかった(見ようともしなかった)が、紙袋だけは鮮明に見えていた。紙袋を開けようと、セロテープが貼ってある箇所を探したが無かったので、私は紙袋を「ピリリッ」と破いた。

中には2冊の本が入っていた。1冊はTVドラマにもなった漫画「世界でいちばん優しい音楽」(小沢真理 著)で、表紙には、登場人物の女の子(のんのん)が、なぜか首の長い「ろくろ首」のように描かれていた。

もう1冊は、青い布張りの上等な装丁をした分厚い本で、「○○革命」というタイトルだった。○○は覚えていない。長時間タイトル文字をみているうちに、文字がどんどん変化してゆき、そのすべてを覚えておくことはできなくなったのだ。覚醒直前に見たタイトル文字は「CBSL」だった。著者は「A」に似た文字と「問」の漢字に似た文字の2文字で、読む事はできなかった。

私は夢の世界で「文字」に出会うと、それはとても重要なことのような気がして、いつも必死でその文字を覚えようとする。しかし今までのところ、必死で覚えた文字が現実で重要なことであったことはない…。

表紙にこだわらないで中も見りゃよかった度 ★★★★★
 


記憶より招喚されし級友 体外離脱  2001/01/09

睡眠中ふと気がつくと、「フッ」と身体感覚が消失する感覚を何度も感じていた。これは体脱フリー状態の直前の感覚なので、私はすぐに覚醒度を下げて体脱に成功した。視覚はほとんど暗闇で鮮明ではなかったが、意識の明晰度はそこそこ高く、私は掲示板で約束していた深層記憶へのアクセスを試みることにした。

私は幼少期の記憶を思いだそうと「昔の記憶、昔の記憶、昔の記憶…」と心の中で何度も唱えた。しかし記憶はまったく甦ることなく、視覚も変化はなかった。バカみたいに唱えるだけではダメだと思った私は、幼少期のアルバムの中にある私の写真を、できるだけ細部まで思い出そうと努力した。

すると、ぼんやり見えていた寝室がズームアウトするように私から離れてゆき、視覚がグルグルと渦巻くような感じになった。その後の記憶は正確ではなく、細部は思い出せない…。確実に覚えているのは現実体に戻される直前のことだけだ。

現実体に戻される直前、私はどこかで見た懐かしい感じのする畳敷きの部屋で、中学生の級友3人と一緒にいた。そのうちの1人は女性だった。今思い出すと、中学の級友という認識はあったが、服は高校時代の制服だったし、級友が誰だったかも特定はできない。

「過去の記憶を甦らす」という当初の目的とは違ったが、この時の私は過去の友人たちを招喚できたことに大いに満足していた。私は、級友たちから私の過去の重大な事実や現実とシンクロする重要な話が尋けないかと思い、「何か大事なこと教えてくれ」と尋ねた。

級友たちは黙っていたので、私はもう一度「何か大事なこと教えてくれ」と尋ねた。しかしこれにも返事はなく、私はここで現実体に戻された。

しかし、現実体に戻されはしたが、この時の私はまだ体脱フリー状態だったので、この後すぐにまた2回目の体脱をした。1回目の体脱の記憶が不完全なのは、体脱体験を終えた直後にその体験の詳細を思い出す「記憶の定着作業」を、ホンの短い時間しか行なわずに2回目の体脱に突入してしまったからだと思われる。

じつは2回目の体脱を終了した直後にまた3回目の体脱に突入するのだが、2回目の体脱体験の記憶はほとんどない。2回目の体脱は大した体験もなく、記憶する必要がないと思ったので、記憶の定着作業をまったくしなかったからだ。イメージとしては3回目の体脱の記憶で、2回目の体験の記憶を上書きしてしまった…という感じである。

ちなみに記憶の定着作業をした3回目の体験はよく覚えているが、意識の明晰度も低く、家の近所をブラついていただけで大した体験ではないので省略…。

深層記憶へのアクセス度 
 


幽霊にはアレがない?! 体外離脱  2001/01/07

今日は2回の体脱があった。

1回目。就寝中、ふと気が付くと体脱フリー状態だったので、ごく普通に身体を起こして立ち上がった。視覚は非常に鮮明で、歩くとしっかりした畳の感触があり、あまり体脱中という感じがしなかった。

窓を抜けようと、窓ガラスを手の平で押してみたがビクともしなかった。ガラスの硬い感触が手に伝わってきて、強く押すと窓枠が外れてしまいそうだった。爪の先で窓ガラスを叩くと「カツッカツッ」と音がすると同時にガラスの硬さが指先に感じられた。

私は「これは現実かもしれない…」と思い、いったん窓から離れた。しかし身体感覚はいつもの体脱時特有のモノだったので、私は「体脱中なら飛べるはず」と考え、そのまま前に倒れ込むような格好で畳の上へとダイブした。

「なんだ、やっぱり体脱か」、私は畳の上1mぐらいの高さに俯せで浮かびながら、自分が体脱中であることを確信した。さっき抜けられなかった窓に頭から突っ込むと、今度は何の抵抗もなくスンナリ窓を抜けることができた。

私は、特にあてもなく家の近所を移動していた。意識の明晰度は高くなく、夢オフ会のことを想起することもなかった。視覚も家の外に出た後は、かなりアバウトになっていた。

家から50mばかり離れた路上で、私と同じく空中を飛行している白い服の女性を発見した。欲情した私がエッチ目当てにその女性に接近すると、女性は後ろを向いて私から逃げだした。私は追いかけてその女性を掴まえ、背中から羽交い締めにした。

その時、一瞬振り向いた女性の青白い顔がチラッと見えたが、あまり美人ではなくニヤニヤと笑っていた。「なんで〜、この幽霊、オレから逃げたくせにホントは誘っていたのか」、このとき私はすでに女性のことをすっかり「幽霊」だと思っていた。

ちょっぴり気持ち悪かったが性欲の方が勝っていた私は、幽霊の白いスカートをまくり上げると、左手で幽霊の身体を押さえながら右手でその股間をまさぐった。しかし、股間はマネキン人形のようにツルツルテンで何も無く、挿入すべき「穴」は見つからなかった。

ガックリすると同時に覚醒…。

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2回目。夢から覚めた私は、枕元の紙に夢の内容を簡潔に記した…と思ったのだが、すぐにそれは偽りの目覚めだと気付いた。偽りの目覚めが生じるということは、体脱も可能な体脱フリー状態にあると思った私はすぐに体脱を試みた。思った通り簡単に体脱できた。

窓を抜け家の外に出たあたりで、私は夢オフ会のことを思い出した。「そうだ、富士山に行かなければ…」と想起したとたん、家の外の光景が一変した。私は大きな体育館の中のような場所で、その天井付近を飛行していた。

「とにかくここから出なければ富士山に行けない」と思った私は、体育館の最上段の窓(のような四角い穴)から外に出た。外は4〜6階建てぐらいのビルが密集して建ち並んでいて、遠くの景色はまったく見えなかった。

私は「高く上昇して遠くまで見通すことが出来れば、富士山が見えるかもしれない」と思い、垂直に上昇を始めた。上昇途中、赤い塗装をした高架橋を流れる水路が見えた。「水路が高架橋の上にあるなんて面白い場所だなあ」と思った。

ビルの屋上より高いところまで上昇した私は、360度ぐるりと周囲を見渡した。非常に遠くの光景までハッキリと見えたが、遠くを見ても低い山ばかりで、富士山の姿はなかった。私はなぜか「ここは滋賀県のどこかだろう」と思った。

その後、空中を少し移動したところで覚醒…。

幽霊だって穴があればヤル度 ★★★★★★
富士山頂行きギブアップ度 ★★★★★★★
 


明晰夢の真理 微明晰夢  2001/01/06

夢の中、私は砂漠のような場所で、映画「スターウォーズ」に登場したキャラクター“オビワン・ケノビ”によく似た初老の男性と対峙していた。オビワンは夢の世界(異次元)の高次生命体であり、私に「夢の世界(異次元)の真理」を教えてくれる存在なのだと認識していた。

オビワンは私に言った、「明晰夢の真理は、高温多湿で変な匂いのする粘膜状のモノにある」。これは言葉ではなく、思考(テレパシー)として瞬時に伝わってきた。

私はすぐに「女性器」のことだと思った。と同時に鮮明な女性器のビジョンが私の頭に浮かび、全身にエッチな欲望が沸き上がった。私は「そうか!明晰夢とはエロスなのだ!」と思った。しかしオビワンは私の答えに不満そうだった。

そこへ1頭のラクダがやってきた。口を大きく開けてヨダレを垂らしていた。「そうか!高音多湿で変な匂いのする粘膜状のモノとは、女性器ではなくラクダの口の中のことだったんだ!」。オビワンも満足そうだった。

私は明晰夢の真理を知った感動で、全身に強烈なエクスタシーを感じながら覚醒した…。

体脱中などの変性意識状態で脳の側頭葉部分が強く働くと、人間以上の何かの存在(神や宇宙人など)を強く感じ、精神的にも肉体的にも神秘的な体験をするというが、今回の私の体験も側頭葉が強く働いていたのだろうか…。

明晰夢の真理度 ×××  側頭葉の働き度 ???
 


機動忍者参上!? 体外離脱  2001/01/04

寝る前から意識がどこかへ飛んで行きそうなほど眠く、「寝たらすぐに金縛りになりそう…」と思っていると、案の定、就寝直後に金縛りになった。金縛り感がキツく、現実体から幻体を引き剥がすのに少々苦労したが、無事離脱に成功。視覚はほとんど働かず真っ暗だったが、意識の明晰度は非常に高く、心と身体が完全にコントロールできていると感じていた。

私は夢オフ会に行くためにワープを試みた。しかし、「ふじさん、ふじさん、ふじさん…」と何度も心の中で唱えるだけで、会場である富士山頂の視覚イメージはまったく浮かばず、視覚は相変らず真っ暗だった。ただし、なんとなく自分の寝室とは違う場所にワープできたという感覚はあった。

真っ暗な中、私は目を凝らして周囲を見つめた。見えるというより感じるという程度の非常にボンヤリとした視覚であったが、そこは自分の家の寝室ではなく、どこかの家の6〜8畳ほどの広さの和室で、大きな窓やタンスなどの家具があることが解った。

その場は夢オフ会とは何の関係もなさそうだったので、私は再び富士山頂を目指しワープを試みた。しかし先ほど同様、「ふじさん、ふじさん、ふじさん…」と言語的にイメージするだけで、視覚的なイメージはまったく浮かばなかった。ワープも完全な失敗のようで、場所も全然変わっていなかった。

「どうすれば富士山頂に行けるのだろう…」と焦りはじめていた時、私の目の前を何者かが横切った。「あっ!忍者だ」、私がそう思うほど、その何者かの姿は忍者そっくりだった。忍者はすぐにスゥ〜と消えてしまったのだが、消える直前にどこからともなく「シャチホコーッ」と叫ぶ男の声が聞こえた。

「シャチホコ」といえば、掲示板の常連さんである“機動紳士さん”が、夢オフ会には名古屋城のシャチホコを持って行くと言っていたので、私は「あの忍者は機動紳士さんだったのか?」と思った。

その後、もう一度ワープを試みたがソレも失敗…。直後に覚醒(1月4日 AM 0:10 頃)。

富士山頂接近度   夢オフ会参加度 
 


熱い…苦しい…水くれ… 偽りの目覚め  2001/01/03

TVを見ながら居間のコタツで寝てしまい、多量の汗をかいた私はノドがカラカラになっていた。だから、私はさっきコタツを出て、ダイニングルームのテーブルまで歩いて行き、テーブルにあったヤカンからお茶を湯飲みにそそぎ、それを2杯も飲んだのだった。

しかし、なぜか一向にノドの渇きは癒されていなかった。それにお茶を飲んだところまでは覚えているが、いつコタツの中に戻ったのかがまったく思い出せなかった。「ああクソッ!偽りの目覚めか…」と理解した。

コタツによる幻覚誘発度 ★★★★★
 


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