脳内麻薬好き好き野郎の超B級体験記 これまでの体験記

教室の怪人 半明晰夢  2001/03/31

なんか色々と夢を見ていたようだが、ふと気が付くと、私は自宅前の道路上にいた。「なんやコレ夢やん!」と自覚した私は、特に行くあてもなく空へと上昇し始めた。意識の明晰度は低く、空を飛ぶこと以外には何も思い付かなかった。

視界は良好で周囲の景色は鮮明に見えたが、遠くに見える山々は2次元っぽくて平面的な感じだった。そんな2次元っぽい山々だったので、私はイッキに飛び越えられそうと思い、山の頂上を目指して猛スピードで飛行を続けた。

山は近づくにつれ立体感を増し、広葉樹が生い茂った山のデコボコした斜面が視界に飛び込んできた。木々の緑が美しく、山を見下ろしながらの飛行は大変気持ち良かったが、山に見とれて気が散ったためか、私は山の頂上付近で上昇力が限界に達し、緩やかに降下し始めた。

木々の間に、とある仏教寺院(と思われる建物)の屋根が見えたので、私はその屋根の上に舞い下りた。それはとても小さな寺院で、境内もなく木々の間に埋もれるようにひっそり建っていた。こんなとこに寺があったかな〜と思いつつも、長居は無用と思った私は再び飛び立った。

高々と上昇した私は、今度は楽々山を越えることができた。山を超えると即座に街が現れた。街には、コンクリのあちこちにヒビが入ったような、かなり古びた4〜5階建てのマンションが無数に立ち並んでいた。

私はピョ〜ン!ピョ〜ン!と大ジャンプをするように、マンションの屋上から屋上へと移動していた。いくつかのマンションを飛び越えた私は、とある学校の屋上へとやって来た。

屋上から向いの校舎を見ると、廊下を歩くたくさんの制服姿が見えた。みな高校生ぐらいの男女だ。

私はその高校生たちを驚かしてやろうと思い、屋上からジャンプし、向いの校舎の4階の窓にビタッ!と張り付いた。夢の世界の住人どもは、たいてい空飛ぶ人間を見るとビックリしてくれるのだ。

案の定、窓の近くにいた紺野美紗子に似た女教師が、口をアングリ開けて驚いてくれたので、私は嬉しくなった。教室の窓から廊下を覗いていた女生徒は、私が飛行して来たのは見てなかったらしく、窓の外に張り付いている私を見て、変なヤツ…という表情を浮かべていた。

私は、女教師に「なんか面白いことない〜?」と尋ねた。実際、ずっと飛行してきただけで、それほど面白いこともなかったので、からかい半分で尋いてみたのだ。もう少し意識が明晰であったなら、女教師を襲って性行為を強要することもできたのだろうが、この時はまったくそんな考えは浮かばなかった。

私の問いに対し、女教師は何も答えなかったが、女教師の後ろにいたメガネの男性教師が、「工作室で何か作ってますよ〜」と、ニヤニヤした笑みを浮かべながら答えた。

「工作室ってどこ?」、私が尋ねると、男は「一階の左に曲がった突き当たりです」と答えた。確かに窓の下を見下ろすと、校舎は左に曲がっていて、その突き当たりが工作室だと判った。

私は窓枠に手をついたまま、浮くことを確認したのち、ゆっくり3階まで降下した。夢の世界ではいつもそうなのだが、私は上昇するより下降する方が苦手だ。下降するときは気を抜くとイッキに落下することが多く、ビビッて目覚めてしまうことが多いため、慎重にならざるを得ないのだ。

私は2階まで降下すると、高さに恐怖することもなくなり、安心して工作室に向かって飛行し、工作室の窓に飛び込んだ。

工作室には数人の男女生徒がいたが、イキナリ窓から飛び込んできた私を見て驚いたのか、みな教室の出入り口に向って逃げ出そうとしていた。女生徒たちは「キャーキャー」と叫び声を上げるし、リアクションとしては嬉しい限りだ。

しかし、全員に逃げられたのでは、作っている“面白いモノ”とやらを見ることができなくなるので、私は彼らを引き止めなければ!と考えた。

私は一番近くにいた男子生徒を捕まえると、頭上高く持ち上げ、その体を右手の人差し指一本で支えた。そして私は叫んだ、「コラァ〜逃げんな〜(コイツが)どうなってもイイんか〜!」。

指一本で人間の体を支える怪人物に男子生徒を人質に取られた生徒たちは、逃げるのをあきらめておとなしくなった。私は教室の出入り口付近で密集している生徒たちに向って、男子生徒の体を放り投げた。私の怪力ぶりをアピールするのが目的だったが、正直に言うと、男子生徒の体が重くて、それ以上持っていられなかったというのが真相だ。生徒たちは上手く男子生徒を受け止めたので、男子生徒にはケガはなかった。

私は生徒たちに向って、傷つけるつもりはないから何を作っているのか教えてくれ…と尋ねた。すると女生徒の1人が、新任の先生を驚かすための装置を作っているということを教えてくれた。ようするに、教室の戸に黒板消しをはさんでおくという…アレの豪華版というわけだ。

「アハハ、わかるよ。先生を試すんやろ?先生が本気で怒れば自分らの味方にはなれへんと判るし、笑って済ませれば自分らの味方になれる人やって判るもんな」

私は生徒たちを理解したつもりでそう話したのだが、生徒たちは完全にシラケた表情を見せていた。たしかに、イキナリ教室に乱入し暴力を振るう怪人の言葉にどれほどの意味があろうか…。そんなヤツの話は聞くのも不快…というのが普通の人間として当然の感覚というものだ。

生徒たちの憎悪の視線を感じた私は、その場にいるのがいたたまれなくなり、照れ笑いしながら「んじゃ…」という言葉を残して教室の外に出た…ところで覚醒。

夢の住人ども!野獣化しなかった私を有り難く思え!度 ★★★★★
 


ハマグリと一体化!? 明晰夢  2001/03/24

私は浜辺の波打ち際でよつんばいになり、両手で海中の砂をほじくりかえしていた。砂の中から大きなハマグリを見つけ、私は大いに喜んだ。

砂の中から二つめのハマグリを見つけたとき、私はふと「なぜ自分は浜辺で砂をほじっているのだろう…」という疑問を持った。たしかに、私は海水浴に行くと、必ずハマグリやアサリの収拾に没頭する時間がある。持ち帰って食べるわけではなく、砂の中に隠れた貝を見つけるのが楽しいのだ。

しかし、私はこの浜辺にいつ来たのかも、なぜ砂をほじっているのかも全く思い出せなかった。しかも私は服を着たままで、ジーンズが腰のあたりまでビショビショになっているのが解った。打ち寄せる波は生暖かく、濡れた服は不快ではなかったが、このままでは風邪を引くんじゃないかと心配になった。

…とその時、突如思考がクリアーになった。あっ?!なんやコレ…夢やん!

夢だと悟った私は、手に持っている二つのハマグリをシゲシゲと眺めた。ハマグリ特有のシマシマ模様は、その縞の一本一本まで鮮やかに見えたし、二つのハマグリが手の中でカチカチとぶつかり合う感触も、とてもリアルだった。

これなら現実に持ち帰れそう…と思った私は、ハマグリをジーンズのポケットに入れようとした。しかし、私は今までにも何度も夢の世界の物を持ち帰ろうとしてすべて失敗している。ポケットに入れるだけでは絶対にダメなのだ。

たとえ肌身離さず持っていたとしても、夢の物を持ち帰ることは無理だろう、ならばハマグリを体内に取り込み一体化するしかない!…そう思った私は、ハマグリを口に含むことにした。口に含むことで、ポケットに入れるより、手に持つより、はるかに一体化に近い状態が作れるのでは…と考えたのだ。

しかし、もともと火を通した貝もあまり好きではない私にとって、生のハマグリを口に含むのは物凄く抵抗があった。しかも殻が付いたままなのでかなりデカイ…。さてどうしよう…と思案しているところで覚醒。

一体化しても無理に決まってるだろ!度 ★★★★★★★
 


楽しい性転換5 魚肉ソーセージ篇 明晰夢  2001/03/20

ウチの近所の駅前を歩いているとき、私はふと自分が女性であることに気が付いた。なぜかは解らないが、自分が身長165cmぐらいのショートヘアの痩せた女性であるという確信があった。

私は性転換した自分のカラダがどうなっているのかを確かめるため、立った状態のまま穿いていた茶色のキュロットスカートと白いショーツを膝のあたりまで降ろした。そこは人通りの激しい道路上であったが、私は「ここは夢の世界だ」ということは自覚していたので、羞恥心は全くなかった。

私は腰を屈めるようにして股間を覗き込んだ。するとソコにはワレメから大きくハミ出した巨大な陰核の姿があった…。

ソレは、ハミ出ている部分だけでも高さ3cm直径3cmほどあり、限りなく白に近い透き通るような肌色をしていた。子供のころ食べた魚肉ソーセージ(現在はシーフードソーセージと呼んでいるようだが)にソックリ…というのが、ソレを見た私の第一印象である。

ごく普通の女性の性器を期待していた私としては、そのソーセージはあまり歓迎すべきモノではなかったが、すでにそうなってしまったことは仕方がなく、私はそのソーセージを右手の人差し指と親指で摘まんでみた。

見た目は触ると痛そうであったが、触った感じはほとんど陰茎の先っぽを摘まんでいるのと変わらなかった。意外に男の感覚そのままだったので、私はややガックリきた…。視覚的には凄くイレギュラーな状態なのだから、感覚も普段は感じられないようなイレギュラーであって欲しいのが人情(?)である。

私はふと、膣は存在するのだろうか…という疑問を感じたので、指をソーセージから離し、今度は膣のありそうな場所をまさぐってみた。指の感覚はかなりアバウトで、性器の形状をハッキリ確認することは出来なかったが、指が膣と思われる場所にズブリと入って行く感覚はあった。毎度のことながら、股間から下腹部に食い込む異物(指)の感覚は、男である覚醒時には絶対感じることのできないとても奇妙なモノだ。

しかし、それも特に気持ちいいわけでもなく、いつも性転換時に感じるような性的興奮もほとんどなかった。始めに巨大陰核を発見したときから、私の性欲はイマイチ盛り上がりを欠いたようだった。

その後すぐ視覚が崩れ、それと同時に私は現実のカラダに戻された(覚醒した)。

酒のつまみにしたら美味そう度 ★★★

楽しい性転換1〜4は こちら
 


宇宙初体験! 体外離脱  2001/03/16

就寝中、ふと気付くと体脱フリー状態だったので体脱した。抜けた瞬間から急上昇する感覚があり、天井を突き抜け200〜300m上空まで上昇したような気がした。視覚はほとんど真っ暗で周囲の状況が見えたわけではなく、あくまで急上昇した“気がする”という感じだ。

私はふと、せっかくここまで上昇したのだから、ついでに大気圏を越えて宇宙まで行きたいな〜と考えた。私は今まで体脱中に宇宙に行った経験はなく、一度は行きたいと思っていたのだ。

私は更に上昇するよう念じてみた。イマイチ上昇している感覚がなかったので、私は「オレはいま宇宙に向って上昇しているのだ!」と、なかば強引に思い込むことにした。すると、なんとなくではあるが、自分の肉体が大気圏の薄い空気を切り裂きながら宇宙に向って高速移動しているような気がした。

しばらくすると、これまたなんとなくではあるが「大気圏を抜けた!」という感覚があったので、私は後ろを振り返れば地球が見えるかな…と思い、後ろを振り向いた。

私の視界いっぱいに、青い海や白い雲が美しい巨大な地球の姿が飛び込んできた。あまりに巨大なため、球形である地球の全景を確認することはできず、視線を地球の端の方へ向けると、やっとなだらかに弧を描く地平線を確認することができた。

巨大な地球の姿は威圧感というか圧迫感があり、私は今しがた自力でここまで上昇してきたにも関わらず、このままでは地球に落っこちてしまう…と恐怖を感じた。そこで私は、今度は地球の重力の及ばないところまでイッキに行くんだ!という気持ちで再度上昇を始めた。

私はワープでもしたかのようにアッという間にどこかの宇宙空間にやってきた。地球を探してみたが、いくつかの星が見えるだけで(満天の星空どころかせいぜい十数個ぐらい)発見することはできなかった。感覚的には地球と火星の中間あたりにいるような気がしていた。

そのとき、私はふと、ここが宇宙空間なら空気がないはずだが大丈夫だろうか…という不安がよぎった。しかし、即座に「これは夢で現実ではないのだから大丈夫!」という結論に達した。実際に体脱(幽体離脱)し、宇宙に来ているのだという気持ちも心のどこかにはあったが、どっちにしても現実の身体には何の影響もないと思えた。

星は全然少ないし、かなりウソ臭い(作り物っぽい)宇宙空間ではあったが、それでもせっかく宇宙に来たのだから、宇宙を探検しようと思った私は、「馬頭星雲(オリオン座の暗黒星雲。距離約1000光年)」に行くことにした。

なぜ馬頭星雲なのかというと、私の大好きな漫画「暗黒神話」(諸星大二郎著)の話の中に、56億7000万年後の地球に馬頭星雲が大接近するシーンがあり、それが深く印象に残っていたからだ。

私はてきとうに移動を開始した。自分がどこにいるか、馬頭星雲がどこにあるかも分からなかったが、とにかく移動していればそのうち見つかるだろうと思えた。

私は移動しながら、自分のいる場所が広大な宇宙空間というよりは、TV局の宇宙空間のセットのような、凄く小さなスペースのように感じていた。いかにも作り物っぽい渦巻き状の星雲を見つけ、アンドロメダかな〜…などと思っているところで覚醒…。

ガガーリン度 ★★★  パイオニア10号度 ★★★
 


テリー伊藤刑事(デカ) 半明晰夢  2001/03/14

夢の中、私は自宅の2階の客間で、兄の説教を聞いていた。私は天井付近に寝そべった格好で浮かびながら、兄の話を聞き流していた。兄は「警察に自主しろ!」などと言っている。先日、掲示板に「私なんて夢の世界に刑事罰があれば、懲役100年以上は確実!」なんて書いたからだと思うが、私の夢の世界での人物設定は、幾多もの強姦や殺人を犯した凶悪犯になっていた(たしかに夢の世界ではその通りではある…)。

しばらくすると、客間に刑事と思われる数人の人物がドヤドヤと入り込んで来た。私は、ちくしょーアニキ!オレを警察に売りやがったな〜と思いつつ、窓の外へと逃げた。いちおう「ここは夢の世界だ」という自覚はあったが、この時の私は、それを「夢の世界(パラレルワールド)の現実」だと思っていた。

私はとりあえず空中を移動しながら、2階の屋根の上へと登った。2階の屋根の上には、現実にはない屋根裏部屋のような小さな3階スペースがあり、私は「ふ〜ん…この世界のウチには3階があるんだ〜」という感想を持った。屋根に登ればすぐに飛び立ち、全速飛行モードで逃げる予定であったが、私は予定を変更し、この小さな3階の部屋を探索することにした。

3階には大きな2枚の窓と屋根には小さな天窓があった。私は天窓を蹴破って中に入ろうとしたが、天窓は分厚いプラスチックのような弾力があり、割ることは出来なかった。しかしよく見ると、天窓は上に開く構造になっていて、カギもなく簡単に開けることができた。

私は天窓から3階の部屋に入り込んだ。中には配電盤のような機械がたくさんあったが、面白そうなモノは何もなく、私はがっかりした。ふと窓の外を見ると、先程の刑事たちが屋根によじ登ろうとしていた。

私は「ヤバッ!」と思い、その場に伏せた。しかしよく考えると伏せたところで見つかるのは時間の問題である。私は天窓から出ると、即座に屋根から飛び立った。

自宅のすぐそばには、6〜7階建ての病院のような建物群(現実にはない)があり、私はそれらの建物を4〜5階付近で繋ぐ、空中庭園のような場所に降り立った。これでしばらくは追ってこれないだろうと思っていたが、刑事たちはどこからともなくすぐに現れた。刑事は先程とは別人のようで、どうやら、かなりの大人数で私を追いつめる包囲網を敷いているみたいだった。

私はすぐに建物の屋上へ向かって飛び立った。しかし、上昇力はいまひとつで、私は平泳ぎの格好で何度も手足を動かしながら、ゆっくりしたスピードでなんとか屋上まで到達した。

しかし、またもや刑事たちはすぐに現れた。屋上の端の方から現れたので、建物の側面に設置されている非常階段を使ってきたと思われた。そして、刑事の1人が私に向って拳銃を2回発砲してきた。

これには私も少なからず驚いた。他の刑事が「撃つな!」と叫び、撃った刑事は「威嚇だ!」と言っているが、私は銃口はこっちを向いていたように思う。

撃たれるのはタマラン…と思った私は、せっかく登った屋上であったが、今度は飛び降りることにした。しかし、屋上の端から飛んだものの、フワリと浮かんでしまって落下することができなかった。私はまたも平泳ぎの要領で、下に向って空中を泳ぎはじめた。

このまま地上に降りても、どうせまた刑事はすぐ来るだろうな…と思った私は、5階付近で窓から建物の中に侵入した。中はモダンな外観に似合わず、薄汚れた大学の研究室のような部屋が無数に並んでいて、通路は迷路のように入り組んでいた。

私は刑事たちを撒くため、宛てもなくこの建物の中のいろんな場所を移動していた。しかしまたも1人の男に見つかってしまった。その男は刑事なのかどうか判らないが、なぜか“テリー伊藤”だった。彼はTV番組「ここが変だよ日本人」で人を責める時の強い口調で、「キミは自分の能力を自慢したいだけなんだよ!」と私に言った。

私はこの後、テリー伊藤から逃れるため、どこまでも続く螺旋階段をフワフワグルグル飛行しながら降りて行ったところで覚醒…。最後の方は夢の自覚もほとんど消失し、普通の夢になっていたが、視覚や空中飛行中の肉体感覚など、非常にリアルな体験であった。

犯人を取り逃がした警察の失態度 ★★★★★★
 


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