脳内麻薬好き好き野郎の超B級体験記 これまでの体験記

思い出の校舎 明晰夢  2001/08/28

夢の中、ふと気が付くと、私はかつて通った中学校の中庭にいた。

かつてのクラスメート(女子生徒)とエッチができるかも?…と思った私は、何の迷いもなく3年のとき在籍したクラスを目指すことにした(一番思い出に残っているのが3年の時のクラスだったからだと思う)。

3年のクラスは最上階なので、私は空を飛んで行こうと考えた。しかし、夢の中にしては、わりと身体感覚や運動感覚がリアルで、重力も強く感じていたので、あまり高くは飛べないな〜と思った。

思ったとおり、私がジャンプしても、やっと2階の窓枠に届いただけだった。そこからもう一度手だけでジャンプして3階に上がると、もう一度その要領で4階までジャンプした(現実の校舎は3階まで)。

4階の窓から中に入ると、そこはコンクリートのガレキの山だった。黄色いヘルメットをかぶり、灰色の作業衣を着た男たちが、教室の壁を取り壊して何かの工事をしていた。

どうして壊してるのだろうか…と思ったとき、作業員の1人が「改装するんだよ」と言った。私は、そっか!今は夏休みなんだから改装するのは当たり前(?)だな…と妙に納得した。…と同時に、夏休みなんだから女生徒もいないだろうと思い、私は大いに落胆した…。

私は女子中学生とのエッチをあきらめ、新たなエッチ相手を求めて窓から飛び立った。自由に飛行しているという感じはなく、グライダーが滑空するような感じだった。

その後、近所の住宅地に降りたが、女性を発見することなく覚醒…。

ツマラン体験だね〜度 ★★★★★★
 


夢オフは屋上で!? 体外離脱  2001/08/19

夢を見て目覚めた私は、枕元の紙に夢の内容を書き記した…と思ったのだが、どうもそれはまだ夢の中の出来事のようだった。今なら体脱できると思った私は、そのまま眠るぐらいの気持ちで少し覚醒度を下げた。すると簡単に体脱フリー状態になったので私は体脱した。

体脱した…と思った瞬間、私は本屋の中にいた。そこはどこかのデパートの中の本屋のようで、その階のフロアすべてが書棚で占められた大型書店といった感じだった。

私はすぐに夢オフ会に向かうことを考えた。しかし、意識の明晰度は低く、8月15日の体験と同じく、夢オフ会のことは思い起こすことができても、“金閣寺に向かう”ということは思い起こすことができなかった。

私はなぜか、このデパートの何階かで夢オフ会が開かれていると思ったので、まずは階段を使って会場を探そうと考えた。

階段を登り始めた私は、階段の踊り場で、ある少年に出会った。歳は10ぐらいで、黒い短髪、白と灰の横じまのTシャツ、青い半ズボン、という姿の快活そうな少年だった。

私は、少年が夢オフ会の会場を知っていそうな気がしたので、「夢オフ会どこか知ってる?」と尋いてみた。すると少年が「こっちだよ」と手招きするので、私は少年のあとをついて行った。

私は少年について階段を登り続けた。するといつのまにか、階段は今にも壊れそうな錆びた鉄の螺旋階段に変わっていた。デパートの階段というよりは、スラム街のボロアパートの階段という感じだった。

階段が行き止まりになり、少年は「この上だよ」と、天井を指差した。天井には、天窓があり、そこにはボロボロの鉄梯子が掛かっていた。梯子を登って屋上に行けば、夢オフ会の会場があるのだと私は理解した。

私が「ありがとう」と言うと、少年は「お礼なんていいよ」と笑った。いまどき珍しく礼儀正しい子供だったので、私は「いやキミにはホント感謝してるよ。ありがとう」と繰り返しお礼を述べた。

すると、なぜか少年の顔に寂しさのような表情が浮かんだ。私は直感的に、この少年は何かを隠していると思った。しかし、少年のことより今はまず夢オフ会だと思った私は、鉄梯子を登り始めた。

梯子を登りきった私は屋上に出た。屋上は8畳ぐらいスペースしかなく、コンクリの屋根以外は柵も何もなかった。もちろん夢オフ会もなかった。

私は少年にハメられたと思った。オトナをからかうイタズラなのだと思った。しかし怒りは全く感じなかった。別れ際に少年が見せた寂しそうな表情は、良心の呵責の表れなのだと思った。少年もきっと今ごろは反省しているだろう…と私は大きな心で少年を許した(現実だったらきっとブチ切れると思うが…)。

屋上にいても仕方がないので、私は梯子を降りて、もとの場所に戻ることした。意識の明晰度が高ければ、屋上からどこへでも飛んで行くこともできたが、最後はほとんど普通の夢になっていて、夢をコントロールしている感じはなかった。

梯子を降りている途中で覚醒…。AM 10:30。

ところで、8月15日の体験も、なぜか夢の中でデパートの屋上(京都タワービル屋上)と夢オフ会が関係していた。私の潜在意識に、屋上と夢オフ会を結びつける何かがあるのだろうか…。

クソガキ度 ★★★★
 


第1回夢オフ会にワープ!? 明晰夢  2001/08/15

ふと気が付くと夢の中だった。私はゲームセンターの一室にいた。ここは子供の頃よく遊びに来た京都タワービルの最上階のゲーセンだと認識していた。

私は夢オフ会に行くことを思い出したので、とりあえずビルの屋上に出て、そこから空を飛んで金閣寺に向かおうと考えた。

階段を登ってる途中、覚醒しそうになったので、意識をできるだけ無にして屋上を目指した。しかしそのせいで、屋上に到着したときには意識の明晰度がかなり低下してしまった。

屋上には、安っぽいビニールの屋根に覆われた休憩所があり、古ぼけたテーブルと丸椅子がいくつも置かれていた。そしてそこに大勢の人が座っていた。

私は夢オフ会の人たちかもしれない…と思い、その人々に接近して話しかけることにした。意識の明晰度の低下した私は、すでに夢オフ会の場所が金閣寺であることはスッカリ忘れていた。

私がある人に近づくと、その人はス〜ッと消えてしまった。別の人に近づいても同じだった。人はたくさんいるのが見えているのに、私が近づくと皆ス〜ッと消えてしまうのだ。

私は彼らの身元を確認したくて、消え行く人々に向かって「名前を教えて!」と何度も叫んだ。しかし誰も答える者はなく、5〜6人消してしまったのち覚醒…。時刻はAM 5:20すぎ。

ちなみに京都タワーは第1回夢オフ会の集合場所である。私が京都タワー(と思われる場所)に行ってしまったのは、潜在意識にそのイメージが残っていたからであろうか…。

夢オフ度 ★★
 


イリーナをたずねて…3 体外離脱  2001/08/11

ふと気が付くと体脱フリー状態だったので体脱した。視界は真っ暗で、ほとんど何も見えなかったが、意識の明晰度は高く、何でもできそうだった。

すぐに夢オフ会のことを思い起こすことが出来たが、夢オフ会はまだ始まっていないので、私はイリーナ・バーバラに会いに行くことにした。

真っ暗な寝室の窓っぽい所を抜けた私は、空中を漂いながら「イリーナ、イリーナ、イリーナ…」と頭の中で繰り返し念仏のように唱えたが、まったくイリーナのいる夢の世界へは行けそうになかった。それどころか、言語的な思考をすることによって覚醒度が高まり、今にも覚醒しそうになった。

私は思考を停止し、ぼんやりとただ前方を眺めながら、覚醒度を落としつつ、ゆっくり空中を移動することにした。すると思った通り覚醒度は低下し、真っ暗だった視界も徐々に明るくなり、周囲の光景がぼ〜っと見えるようになってきた。

そこは、ウチの近所のようでもあり、また全然違う住宅街のようでもあった。ただ、どの家も暗闇に建つ幽霊屋敷のようで、人の気配もまったく感じられず、少し不気味な感じがした。

私はある家の2階の窓から中に忍び込んだ。特に理由はなく、ちょうど私の進行方向に家が建っていたというだけだ。

家の中は何年も前から廃屋のような荒れ様で、人が住んでいる気配は感じられなかった。しかも中はとても広く、コンクリートが剥き出しの廃ビルの中のようだった。

この頃になると意識の明晰度はかなり低下し、イリーナを探すという当初の目的意識はかなり希薄になっていたが、私は廃ビルの中の部屋から部屋へと移動しながらも、イリーナの姿だけは探していた。

彼女はこんな場所には絶対にいないと感じながらも、とりあえず部屋の中を確認するという感じだった。

そしていくつかめの部屋の中で覚醒…。

全然ダメじゃん!度 ★★★★★★★★
 


たのたいオフ会 普通夢  2001/08/08

第3回夢オフ会が近づいて来ているためか、夢オフ会がらみの夢を見た。明晰夢ではなく、そこそこリアルな普通の夢である。

ふと気が付くと、私は宴会の場の中にいた。その場の雰囲気から察するに、どうやら「たのたい掲示板」にカキコしている人々と共に、私はオフ会に出席しているようだった。ただし、夢の中で出会っているという印象はなく、どこぞの居酒屋で現実に出会っているという認識だ。

私は自分がなぜこの場所にいるのか全く思い出せないでいた。きっと飲み過ぎで忘れてしまったのだろうと思った。小さな居酒屋は「たのたいオフ会」の貸切のようで、20人ぐらいの男女で満席だったが、知った顔はなく、自分は場違いなところにいるという気分だった。

オフ会は大いに賑わっていたが、飲食代の支払いがどうなっているのか、私はそれがとても心配だった。「たのたいオフ会」なら私が幹事のはずだが、みんなからお金を集めた記憶もないし、そもそも自分が払う分のお金を持っているかどうかさえ心配だった。

しかし、私の隣の席に顔見知りの友人を見つけたので、とりあえず自分の飲食代はコイツに頼めば何とかなりそうだと安心した。あとの問題は全員の飲食代だけだ。

私は友人に、ここの飲食代がどうなっているのかを尋ねた。すると友人は「ぜんぶあのコがやってくれている」と言った。

あのコとは、その場を仕切っていた“テンメイ”という名前の高校生ぐらいの少女で、みんなに“テンコちゃん”と呼ばれていた。飲食物の給仕や酔っ払いの話相手をしたりで大忙しという感じだった。どうやらそのテンコちゃんが、私の代わりに幹事をしてくれたようなのだ。

私は一言お礼が言いたくて、テンコちゃんを私のテーブルへ呼び寄せた。私が「ありがとう、キミのおかげて助かったよ」と言うと、テンコちゃんは照れくさそうに笑ってペコリと頭を下げた。

その姿が可愛くて可愛くて…。

その後もしばらく夢を見ていたようだが、あとは忘れた。

テンコちゃんに萌え!度 ★★★★★★★
 


男と主婦と老婦人 明晰夢  2001/08/01

ふと気が付くと私は自分の部屋に立っていた。別室で寝ていたはずなのに、いつのまに自分の部屋に来たのだろうか…と思った。

足元がフラつき、頭がクラクラした。あ〜この感覚はいつもの夢の中だ…と理解した。

窓の向こう側に黒いTシャツを着た若い男が見えた。全身が空中でユラユラと揺れ動いていた。男は人間ではないのだと思った。

夢であることは理解していたが、男が自分の脳の産物だとも思えなかった。

窓から男が入ろうとしていたので、私は「コラッ!入んなっ!」と叫んだ。

それでも男が入って来ようとしたので、私は「入んなっつってるやろ!」と言いながら、左手で男の顔を掴み、窓の外へ押し戻そうとした。

ちょうど人差し指と親指が男の眼球のあたりに位置していたので、私は“ついでに”2本の指を男の両眼に突き立てた。

指はウマく眼球に突き刺さらなかったので、男の後頭部を右手で押さえながら左手の指を眼球に押し込んだ。第2関節ぐらいまで指がメリ込んだ。

男は手足をバタバタさせながら悶絶していた。自分の攻撃が相手に効いたので、私はとても嬉しくなった。

そのまま男を窓から放り出すと、私は窓を閉めて鍵もかけた。

男がまた窓から入ってこないかちょっと心配になったが、よく考えるとこれは夢なのだから、自分が外に出て行けばいいのだと思った。

私は窓をスルーして外に出た。夢だからエッチできると考えていた。

空中を飛行していると、地上に幼い女の子を連れた若い主婦を発見した。私は頭から急降下して激突するように主婦を押し倒した。

主婦のスカートとショーツを剥ぎ取り、私は合体した。

行為の最中、女の子が哀しそうな眼で私を見つめていた。さすがに気まずい思いだったので、私は「お母さんは強姦されてるんだよ〜」と言い訳をした(言い訳になってないが…)。

中国人のような格好をした老夫婦が、少し離れた場所で私の行為を見ていた。老婦人がしかめっ面で「最近の人はこればっかり…」と言った。老婦人の言った“人”には、“体脱者”というニュアンスが感じられた。

そこで覚醒…。

最近の体脱者の悪行(?)度 ★★★★★
 


長時間体脱 でも内容は… 体外離脱  2001/07/27

久しぶりに長時間の体脱をした。半覚醒と体脱を数えきれないほど繰り返し、まるで一晩中体脱していたような気分になる長い長い体脱だった。実際はAM4:00すぎにトイレに起きて、そのあとAM6:00前に完全に覚醒するまでの間だから、どんなに長くても2時間以内の体験であるが、体感時間としてそう感じたのだ。

このような長時間の体脱は、基本的には偶然である。体脱して覚醒度が上がれば現実体に戻される…、ここまでは普段の体脱と同じだが、戻されても、なぜかすぐにまた体脱できてしまうのだ。何度現実体に戻されても、体脱フリー状態が一向に解けないという感じである。

これは、昔は結構ツラいことだった。私がまだ金縛りに苦しまされていたころ、一晩中金縛りから脱出できないと感じたことが多々あった。金縛りを解いても解いてもすぐにまた金縛ってしまうのだ。

しかし現在は同じ状況になってもすぐに体脱できるし、むしろこの状態を歓迎している。私の実力だけでは一晩中と思えるほどの長時間の体脱は無理であるが、偶然でもこの状態になれば、ほとんど好きなだけ体脱していられるのだ。

というわけで、今回偶然久しぶりに長時間の体脱をすることができたが、しかしながら体験内容は極めて貧弱だった。とにもかくにも、若い女性を探しては襲う…ということの繰り返しで、他のことは全く何もしていない。オルガスムスも一度も感じなかったし、体脱中の性体験としても貧弱である。

私は体脱中の性行為を低俗なモノと卑下するつもりはないが、一晩中と思えるほどの体脱体験をしながら、性行為をすることしか思いつかなかった意識の明晰度の低さは少々問題だ。現在の私は、意識の明晰度の高いときは、イリーナ・バーバラに会いに行くとか、深層記憶へのアクセスを試みるとか、一応決めていたはずなのである。

意識の明晰度が低いから長時間の体脱ができたのだ…と言ってしまえばそれまでだが、自分の体験が体脱(明晰夢)だと主張するからには、やはり欲望に支配されず、覚醒時と同じように自分の意思で自由自在に行動できることが理想である。

もっと体脱らしい意識の明晰度の高い体験をしなければ…と、“ちょっぴり”反省した私だった。

反省度   体脱時の野獣化は仕方ねぇ〜度 ★★★★★
 


白い子犬と少女 体外離脱  2001/07/10

私は霊魂の存在を否定しているが、やはり潜在意識では肯定している部分もあるようだ。今日の体脱体験は、それをよく顕していると思う。

就寝中、ふと目覚めると体脱フリー状態だったので体脱した。意識はあまり明晰でなく、私の頭の中は「これは夢だからエッチできるぞ!」という思いでいっぱいだった。

私は家の外に出ると、道路沿いに飛行しながらエッチ相手を探した。すると、道路上に女の子の姿が見えたので、私は女の子の前にストンッと舞い降りた。

女の子は小学校の高学年ぐらいで、全身が真っ白の子犬を両手で抱きかかえていた。私は押し倒すには犬が邪魔だな〜と思った。まだ年端もいかぬ女の子であったが、私は体脱時野獣化現象を発動していたので、すでに臨戦体制にあった。

ふいに女の子が私に言った。「クルマに撥ねられてん…」

この一言で女の子に人格を感じた私の性欲はイッキに消失し、野獣の心は沈静化した。私は最初、子犬がクルマに撥ねられたのかと思ったが、子犬をよく見ても、五体満足でどこにも怪我はしてないようだった。

私はふと、クルマに撥ねられたのは子犬ではなく、この女の子ではないかと考えた。クルマに撥ねられて死んだ女の子が、霊となってさまよっているのかもしれないと思った。

だとすれば、この女の子を成仏させてあげなければ…という考えが自然に湧き上がった。成仏させるためには、この女の子の両親に会わせ、自分が死んでいることを悟らせるのが一番だと思った私は、女の子に「家はどこ?」と住所を尋ねた。

女の子は「ながたやま」と答えた。ウチの近所にそんな地名はなく、私もまったく知らない場所だった。

しかし私は、自分のフォースに遵ってワープすれば、きっと“ながたやま”に行けるはず!という根拠のない自信があったので、女の子を犬ごと抱え上げると、そのまま空へと飛び立った。

しかしほとんど上昇することができず、私はすぐに民家の2階の屋根に降り立った。女の子の体重はまったく感じなかったが、やはり人ひとり抱えると上昇力が落ちるな〜と感じていた。

私が再び屋根から飛び立つと、今度はうまく風に乗れた…といった感じで、滑らかに飛行することができた。私は「ながたやま…ながたやま…」と念じながらワープを試みた。

空間がグニョ〜ンとねじれた感じがして、ワープはうまく行きそうな予感がした。しかし、私はいつのまにか女の子を抱えていた腕の感覚が消失していることに気付いた。見ると、肝心の女の子がどこかへ消えてしまっていた。

あ〜クソッ!失敗した〜…と思ったところで覚醒…。

たとえ夢でも成仏させたかった度 ★★★★
 


今は亡き祖父と叔母に出会う 明晰夢  2001/07/04

ふと目覚めると体脱フリー状態だったので体脱した。意識は明晰だったのでイリーナ・バーバラを探しに行くが、近所をブラブラ飛行していただけで覚醒。

再び眠りに落ちる直前、「イリーナ探しじゃなく、深層記憶へのアクセスで祖父のところに行けばよかった…」などと考えていたためか、ふと気が付くと私は夢の中で祖父の家の玄関にいた。

私は家に上がるため靴を脱ごうとしたが、靴は足に密着し、足を動かすだけでは脱げそうになかった。しかし手を使うと覚醒度が上昇し目覚めてしまいそうだったので、結局私は「夢なのだからこのままでもいいだろう」と思い、土足で上がることにした。

祖父の家は玄関を上がるとすぐに畳の部屋だったので、私は固い靴底で柔らかい畳を踏みしめるリアルな感触を感じていたが、それも最初の2〜3歩で、すぐに靴を履いていることも忘れた。

居間に行くと、祖父と叔母と私の両親がいて、何か話しているのが見えた。視界はそれほど鮮明ではなく、顔かたちがハッキリ見えたわけではなかったが、印象としてそう感じた。

私は祖父に「おジイちゃん、おジイちゃん」と呼びかけた。しかし祖父は両親との会話に夢中で、私に気付いてないのか、それとも無視しているのか、まったく反応がなかった。

私がもう一度「おジイちゃん!おジイちゃん!…聞こえてる?」と大きな声で言うと、祖父は一瞬こちらを向いたが、すぐに話している両親の方へと向きなおした。それは一瞬誰かに呼ばれたような気がした…というような反応で、どうやら私の姿も見えず声も聞こえてないようだった。

私は祖父と話ができずガッカリしたが、叔母には私が見えていたようで、ニコニコ笑いながらこっちへやって来た。そして私は叔母と向き合う格好になった。

しかし、私は祖父や叔母に会いたいとは思っていたが、何を話すかまでは決めていなかった。自分からは何も話すことのない私は、とりあえず「オバちゃん、何か話してよ」と尋いてみた。

すると叔母は、「私には子供がいるからね。子供のことでも話そうか」と答えた。叔母は生涯独身だったので、子供はいないはずだが…と思った私は、この人はホントに叔母だろうかと思い、その顔をじっくり眺めた。

その顔は叔母のようでもあり、またぜんぜん別人のようでもあった。しかし、このときの私はそれは大きな問題ではなく、この叔母っぽい人の子供の話をぜひ聞きたいと思った。

しかし、叔母っぽい人が何かを語り始めたとき覚醒…。

深層記憶の再現度 ★★★★
 


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