ＨＩＧＨ ＬＯＷ、ＨＩＧＨ ＬＯＷ
気分のいいときは調子いいぜ
気分の悪いときは調子わるいぜ
気分、気分、その日の気分
空間や場所、人にも左右されるぜ
ＨＩＧＨ ＬＯＷ、ＨＩＧＨ ＬＯＷ
ＨＩＧＨ、ＬＯＷ、ＬＯＷっ
食後薬
抗精神病薬
毎食後と就寝前
かかさず服薬している
そのほかに、
不安時
不穏時
不眠時
我ながら心配するほど
たくさん服薬している
でも精神の病が物理的な病が
はたして治せるのか
抑えることは出来ているけれど、
手足が振える、
喉が乾く、
肥ぶとる、
思考が鈍る、
そんな副作用もあるけれども
死ぬまで服薬しなければ
ならないのだろうなあ
不便だなあ、
食後薬、抗精神病薬
精神障害者には必要不可欠
なんだろうなあ、絶対
うーん・・・・、
雨が降ったり
曇ったり
晴れたりも時々
するけれども
春夏秋冬も人間の
喜怒哀楽も
泣いたり笑ったり
天気のようですね
よい天気
悪い天気
泣くときもある
いいこともある
雨が降ったり
あー、曇ったり
お祭りにしちゃえ
なんでもかんでも
お祭りにしちゃえ
いいこと
わるいこと
そんなの関係なく
見境なく
いっしょくたにして
ぐちゃぐちゃに
かき混ぜてしまえ
あれもお祭りだ
それもお祭りだ
これもお祭りだ
なんでもかんでも
嬉しいことも
悲しいことも
憂鬱なことも
お祭りにしちゃえ
お祭りにしちゃえ
この世はお祭り
人生はお祭り
浮世のごたごたは
みんなお祭りだあ
世の中、
勘違いで納得し、
勘違いで争いおこり、
勘違いで喜び、
勘違いで泣く、
それでもって、
勘違いで大団円、
勘違いでとんでもない
悲劇がおこり、
勘違いが勘違いを生み、
勘違いが勘違いを
排除する
勘違いの悪、
勘違いの正義、
なんて世の中、いい加減
なんて世の中、適当
世の中を生きるのに
本当は余り、
悩まなくてもいいのかも
世に中っていい加減
本当にいい加減
親父と映画
僕は大人料金
親父はシニア料金
船の沈む映画を観に行った
泣ける映画であった
親父も泣けているようであった
そんな親父を見て僕は
なんとなく、そうなんだな、と、
さりげなく、想った
あと何回親父と一緒に
映画館へ行けるのか
時は進んでく、刻んでいく、
続いていく、
親父と映画
親父と僕
親父と息子
幽霊が怖い、
お化けが怖い、
宇宙人が怖い、
超常現象が怖い、
なに言ってんだ
一番怖いのは人間
人間のやることが
一番怖い
そう、
人間のやることが
一番怖いのだ
五月の風の中
五月の風を切る
五月の風を切る
切り裂く
切り裂く
切り進む
薫風の風
いい風だ
いい風が吹いている
いい風が吹いている
ああ、いい風だ
五月の風の中
五月の風を切る
愛車アドレスＶ百と共に
あなたとラーメンを向かい合って
食べた
このとき、僕らはその時を共有
していた
ラーメンは少し辛かった
店を出たとき地面に二枚のトランプが
落ちていた
スペードのＪとハートの２
何かのしるし？
そんなことどうでもいいじゃない
とにかくその時その時間は
至福のひととき
これは僕らの冒険
少し危険な
優しいあなたに感無量
謝謝。
この世は人間天国
この世は動物天国
この世は妖怪天国
なんでもござれ
天国って本当にあるの？
地獄って本当にあるの？
ある人にとっては
この世は天国
ある人によっては
この世は地獄
この世は天国よりも天国らしく
この世は地獄よりも地獄らしく
そういうことなんだな
生きていても死んでいても
それは同じようなものなのか
あまり変わらないようなものなのか
魂の救済って本当なのか？
魂が救われるってどういう？
それは死んでみなければわからない
それは死んでみなければわからない
この世は人間天国
この世は動物天国
この世は妖怪天国
そして死だけはみんな平等に
訪れる
訪れる
あなたに借りたＣＤ、
テープに録音したそれを聴いている
なんとなく心地好い
それは朝の静寂のなかだからかも
しれないし、また、
あなたの気をテープを媒介にして
それを感じているせいかもしれない
ジャケットの虎が吠えている
その獰猛な虎もあなたにかかれば
子猫同然のような気がする
あなたに借りたＣＤ、
テープに録音したそれを聴いている