この日記は、医院での診療の様子をお伝えするものです。ホームページを見て、受診した患者さんから、日頃の診察の様子や、医者がどんなことを考えているかがわかると、受診する時の参考になるということで、このコーナーを開設しました。かなり、面倒なので反響が乏しければ、消滅する場合もあります。悪しからず。
8月X日
久しぶりに、山登りをしました。
比良山系の打見山です。
ロープーウェイの山頂駅でもあります。
本当は蓬莱山へ登ろうとしたのですが、
登山口で、洪水で道が通れませんと言われてしまい、
急遽目的地を変更しました。
昇り、3時間半ほどですか。
くたびれてしまって、帰りはノープーウェイにしました。
一緒に上った人の車を停めていた駐車場が5時半までだったので、
慎重を期したのです。
下るのに僅か5分。
あまりにあっけなかったですね。
山頂から比叡山を見ました。
雄大な景色です。
8月X日
外来の患者さんが変わった指輪をしていました。
なんでも「ケロリング」というのだそうです。
そういえば、ケロリンの蛙ですね。
このリングをしていると、もしかしたら頭痛が治るかも。
糖尿病の良くなる、「ジメリング」とか、
不眠症が改善する「ソメリング」なんてのもあるかも知れません。
8月X日
たまにはこういう映像はいかがでしょう。
夏の暑さも忘れるというもの。
私のパソコンでは、CPUが追いついていかないのか、
画像も音楽も止まってばかりですが。
http://vimeo.com/45878034
7月X日
梅雨が明けたと思ったら、雨続きです。
不安定な天気ですね。
おかげで、しばらくクーラーを切るほどの涼しさです。
計画停電のお知らせが来ましたが、医院はどういうわけか停電区域に入っていないようです。
どういう区分けをしているのか。
それでも、節電は心がけています。
患者さんの中には、医院は明るすぎるとか、クーラーが効きすぎだとおっしゃる方もあります。
無理のない範囲で、心がけていきたいものです。
7月X日
連休を利用して、福島市を訪れました。
放射線量が本当はどのくらいあるのか、実際に調べてみたいと思ったのです。
私の測った範囲では、一番高いところが2、00μsV/Hでした。
小学校や中学校でも校庭脇の道路で、1,00μsV/Hを越えているところもあって、
運動場で野球をしている生徒などを見ていると大丈夫なのかなあと考えてしまいました。
医院の診察室で測ったときは、0,03μsV/Hでしたから、新幹線が那須塩原あたりから、車内で0,3を示した時は
驚きました。
しかし、福島市内で、1,00を越すところを歩いていると、段々驚きもなくなりました。
恐いことです。
測定誤差もあるでしょうが、新聞に発表されている線量は、私の測ってみた値から見ると、
90〜70パーセントの値でした。
同じ場所でも、20〜30メートル異動すると値が半分になる所もあり、
あまり厳密にとらえるべきでもないようです。
ただし、一般に公園など樹木の多いところは線量が高く、1,00μsV/Hを越えているところは珍しくありません。
樹木が多いとホコリなどが溜まりやすく、除染も難しいのでしょう。
公園のベンチなどで長時間話し込むのは、良くないのではないかなあと思いました。
大体屋内の線量は低く、デパートなどに入ると、3〜4階に上れば、0,05μsV/H程度でした。
コンクリートは遮蔽効果あるようです。
逆に木造平屋などは、影響が大きいでしょう。
国の環境基準では、0,24μsV/Hが一般の許容範囲となっていますので、
福島市内で常時屋外で作業する人は、その基準を明らかに超えているでしょう。
ともかく、汚染がまだら状で、高いところ低いところ、それと居住環境で違いがあり、
被爆の状況も千差万別と感じました。
福島市内では、人々の生活には何の違いも感じられず、
駅前の賑わいなど、普通の地方都市と同じでした。
しかし、長期的に見ると、対策が本当に難しいだろうと思います。
ともかく、自分の手で測ってみて、原発被害の一部でも実感できたのは、
今後を考える材料になるだろうと感じました。
やはり、実際の場に立ってみないとわからないことが色々とあります。
どうしたわけか、福島市内で撮った写真は、すべて映っていませんでした。
デジカメの故障なのでしょう。