初診の方へ

 

当院では、特に専門外来を設定していません。院長の専門は、精神科診療一般で、特にこれと言った専門分野というものはありません。逆に、何でも一応はこなしてきたと言えます。


院長は精神病院で入院患者を専門に治療に当たってきた経験が長いので、統合失調症の治療経験は豊富です。医院を開設してからは、パニック障害、うつ病を中心とした治療に当たっています。経験の乏しい分野はアルコール依存など、依存症の患者さんです。


当院では、薬物療法が治療の中心ですが、患者さんの希望で、カウンセリングだけでの治療も行っています。ただし、例外的なもので、保険診療外になりますので、話し合いの上、双方の十分な納得によるものです。その割合は患者さんの数パーセントです。


○当院では、デイケアを併設しています。入院治療を必要とするまでに至らない統合失調症の患者さんの治療の他にうつ病で療養中の方にも、有効性が高いと考えています。


○入院の必要がある場合は、患者さんの住んでおられる地域に近い病院への入院を紹介しています。特に、提携病院はありません。ただし、病院が満床のため、即日の入院が出来ない場合もあります。また、土曜、日曜、祝日の入院は困難だとお考え下さい。


○統合失調症の患者さんのリハビリテーションには、デイケアを経過した後、作業所への通所を勧めることが多いです。アルバイトや就職については、慎重に検討してからという考え方です。

初診の方は、なるべく午前10時半までにご来院下さい。受付終了時間間際ですと、十分な診察時間がとれないことがあります。夕方の診察の場合は、なるべく午後6時までにご来院下さい。

すでに、他医院などを受診中の方は、なるべく紹介状をご持参下さい。過去の投薬歴がわからないと、適切な薬剤の決定などが遅れてしまいます。 
 

治療、診断についてのご質問を歓迎しています。遠慮なく何でもご質問して下さい。

医者だけではなく、他のスタッフ(看護師、精神保健福祉士等)も皆さんの面接を分担することがあります。また、ディケアを行っています。利用については、スタッフにお尋ねください。

○薬の影響などを調べるために、3ヶ月に一度程度、血液、尿の検査を行っています。糖尿病、高脂血症などの合併症のある場合には、検査の頻度が高くなる場合があります。
 

駐車可能の駐車場には限りがありますので、通院はなるべく地下鉄、バスをご利用ください。駐車場を利用される方は、受診の際、受付で必要事項をお知らせ下さい。医院前の通りは、無余地ですので、駐車はできません。自転車は、玄関前に歩行の邪魔とならない形で駐輪してください。
 

○診断や治療法について、他の先生の意見を聞きたいときは、遠慮なく申し出て下さい。 参考意見が聞けるように、提携している精神科医、精神病院をご紹介します。(セカンド・オピニオン制度)

(実際にこの制度を利用した方は、少ないです。
 ほとんどの方は、ご自分で他の医療機関を受診されています。
 受診される方の約30%は、二つ以上の医療機関を受診された後に、最終的な受診機関を決定されると言われています。いくつかの医療機関に相談されるということが一般的な傾向だと思われます。)


○神経科の通院医療費を免除する制度があります。受付でお尋ね下さい。

○保険証は変更が生じたとき、必ず受付にお持ち下さい。お知らせいただけなかった場合は自費精算となりますので、ご注意下さい。