0Hっ
変わっているぜ、あの娘
奇妙キテレツだぜ、あの娘
こげ茶の大きな瞳だぜ
言動にひねりが入っているぜ
そしてイケテルかわいい系だぜ
変わっているな、変わっているね
ちょっとやそっとじゃないぜ
でもね、
でもな、
それがね、
魅力なんだなあ、あの娘のね
そして、暗い過去と
灰色のような現実を伴っている
この社会に二本の足でしっかりと
踏みしめているけなげなあの娘だぜ
OHっ
もっと奥が深いよな、それ以上だぜ
それからあの娘は箱入りだぜ
純粋な心の持ち主だぜ
世の中、汚れた心の持ち主が多いのに
貴重なあの娘だぜ
そしてね、
幸せになって欲しいな
幸福になって欲しいな
それが俺の本心だぜ
じゃあな
漆黒の闇の中
翼の折れた堕天使が
膝をかかえて沈んでいる
もう飛べないのか
もう飛べないのか
傷は癒されないのか
堕天使は沈黙している
堕天使は沈黙している
その口はもう開かれないのか
その口はもう語らないのか
闇が圧力をかけてくる
闇が圧力をかけてくる
なにも聞こえない
物音ひとつしない闇
翼は折れた
もう飛べないのか
記憶ではその過去翼を
羽ばたかせた記憶も
曖昧だ
堕天使は待っているのか
何を
何か待っているのか
闇の中で
何を待っているのと言うのか
すでにそれも記憶が曖昧だ
堕天使は闇の中
漆黒の闇の中
君、これが正しい生き方だよ、と
貴方がたは口を酸っぱく言うけれど
君、こうしなくちゃいけないよ、と
貴方がたは力にものを言わせて
弱い存在の僕に強制してくるけれど
正しいと間違い、正義と悪
貴方がたは何様なんだい
貴方がたは神神かいな
偉そうに、力があると思って
調子に乗って
弱い存在の僕に圧力を
これでもかとかけてくるけれど
そんな自覚もない幸せな貴方がた
貴方がたの本性は口と裏腹
それさえ自覚がない
弱いものいじめが好きな貴方がた
片寄った正義とその考え方
僕はそんな貴方がたと語り合いたくない
僕はそんな貴方がたに無理して会いたくもない
傲慢と偽善の貴方がた
嫌いだね
猫が散歩に行って
真夜中になっても
帰ってこない
猫も行くところが
あるんだなあ
猫も居場所が
あるんだなあ
僕にも居場所が
あるけれど
もう厭になったよ
べつに今は行くところが
無くても関係無いと
想うようになった
孤独は好きじゃあ無いけれど
孤独にはお馴染みさ
もともと僕は孤独だったのさ
楽しい時間をありがとう
僕は僕なりの時間の過ごし方を
捜すことにするよ
そうした方が僕の心が
病む確立がずっと低い
悪くはなりたくないよ
猫が散歩に行って、・・・
・・・あ、帰ってきた
こころが不安定な時
こころが軋んでいる時
そんな時は、
そんな時こそ、
こころが苦しい時
そんな時こそ
成長の時
こころの成長の時
こころの進化の時
がんばろう
自分なりに
逃げ出さずに
前向きに考えよう
苦しい時こそ、
こころの進化の時だ
こころが安定している時は
こころが停滞していて
安心ができている時
しかし、苦しい時は
こころが軋んでいる時は
成長の、そして進化の
チャンスの時なのだ
そういうことなのだ
・・・・と、そのようなことを
僕の主治医が言っていた
その通りだと僕は想った
僕が苦しんでも
哀しい悲鳴をあげても
崩れ落ちそうになっても
この世界は
この世界の一日は
東から陽が上り
そして西に沈む
世界はいつも通り
時を刻んでいく
僕の受けている苦しみは
苦しめば苦しむほど
おこがましいんだね
傲慢なのかな
素直に生きていきたい
苦しんでも素直に
自分なりに生きていきたい
それから僕を支えてくれている
周りの人々に感謝の念を忘れずに
素直に生きていきたい
それが僕の望み
病める家族
病気の家庭
一番弱いものが
発病する
父の苦しみ
母の苦しみ
そして
僕の苦しみ
家族の苦しみ
家庭不和
親子の葛藤
親子の愛憎
苦しむ家族
苦悩する家族
連続する悩み
果てしない苦悩
救いを求めている
父が、
母が、
僕が、
各々が、・・・・、
失恋、
また失恋か・・・
ふられ虫だね、
わかっていたけれど
恋愛恋愛片思い
僕は健常者を愛する事が
できるけれども
健常者は僕を愛してくれない
なぜなら、僕は障害者だからだ
もっとも気色悪がれる
精神障害者だからなのである
精神障害者同士の恋愛の
可能性を過去は存在するように
考えていたが、しかしそれさえも
まともな連中から
強奪されてしまった
精神障害者の恋愛は
不可能なのだね
そうすると恋愛の希望は
まったく否定されているのだなあ
精神障害者は損だよね
何につけても
失恋か・・・、強奪された
僕のあの人への想い
拒否を受けたあの人への想い
救われないねぇ・・・・・・
陽は昇り日は沈む
時が刻み削られていく
僕は何者なのか
僕は何処へ行くのか
精神病は神からのメッセージ
精神障害者は神からのメッセンジャー