ハンドル操作時の異音(R11GS98年型

青い区切り線

1999.4/25

サイドスタンドでの停車状態からバイクを直立させようとハンドルを持ち力を入れるとステアリング基部丸ごと「カクッ」or「コキッ」ってな感じのクリック感と音をともない動いてしまいます。
あまりに気持ち悪いのでディーラーに点検/修理を依頼しました。
異音と動きの原因はアッパーフォークブリッジ内に圧入されているベアリングの取り付け不良でした。
微妙にズレてはまっていたそうで(組み付け作業時のミス?)一旦バラして組み直したのでもう大丈夫だろうとのことでした。


銀色のフォークブリッジにベアリングユニットが圧入されている透過イメージ図です。
薄青色で描写されているベアリングユニットがうまく組込まれてませんでした。

問題の箇所は一般的なテレスコ式に例えるとステアリングヘッドに該当する箇所と考えられます。
テレスコ式ではボールorテーパーローラーベアリング等が使用されていて大きな負担の掛かる箇所です。
そのため定期的なメンテナンスは良好なハンドリングを維持するために必須となっています。

テレレバー式では構造的にそれ程負荷は掛からず、テレスコと比べて信頼性でより優れていてメンテナンスフリーだとカタログでうたっている箇所です。
走行の振動などでズレてしまうとはまず考えられない、とゆうかそうあってはならない箇所でもあります。
テレレバー式の構造的メリットを生かすべく製造ラインで正しく丁寧に組んでほしいものだと強く思った一件でした。

2000年1/25日 日記より移動&再編集画像追加

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