やきものレポート3(松雲窯-中里廣松)

長崎県三川内町 1998年


松雲窯は有田から10kmほど西にある三川内町にあります。国道から500mという案内の看板があり、細い道を入って行ったのですが、判りにくい高い所にあり、看板もないため10分ほど迷ってたどり着けました。息子さんに白壁の展示館(倉)に案内して貰って焼き物を見ました。


形にしても絵にしても柔らかく暖かく感じられる焼き物です。三川内焼きといえば唐子が有名ということになりますが、先代も唐子一筋で、今の松雲の作風は廣松さんの代で作り出したものということです。


写真は椿のコーヒー碗で、中里さんの代表的な絵柄だということです。庭には、この柄の鉢が置いてありました(水の入った大きな鉢で手水鉢というものだと思うのですが)。


可愛い河豚のアイスペールと水差しです。今回、見た中で一番欲しくなったものです。


(後記)伊勢丹でも松雲の焼き物を扱っているということだったので、京都に帰ってから京都駅の伊勢丹に行ってみましたが、あまり数が置いて無くて、魅力が伝わりきれないように思いました(もちろん、下の写真は伊勢丹ではありません)。


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