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目次
序 §1 はじめに
§2 言語学の誤りの分析
音韻論の原理
音節の区切り
言語学
第一部
第T章 音声的な異変
§1
§2
音声変化の区分
§3音声変化の原因
§4音声変化の影響、あるいは結果
第U章 類推的変化
類推、言語の創造の一般的な原理
内的な分類
接頭辞
語根
類推の保守的な役割
インド・ヨーロッパ諸言語の家族の内的、及び外的歴史の概要
再建の研究方法とその価値/諸語形の再建と出来事の再構成
再建の目的、その確実性
音節の消失の結果
付録:ソシュールの『一般言語学』―エングラ−版批判― 小松英輔
§1 はじめに
ランガージュの学問 、あるいは諸ラングの学問として、一つの内的原理から言語学は定義できるかもしれません。しかし、その時すぐさま、ランガージュとは何かという問いが生まれてきます。ところが、その学問全体の眼差しを持った言語学者であっても、ラングの言語的な現象の本質を決定するのは困難です。…略…(19頁)
今は言語学ではないものを設け、言語学そのものを意識しながら、外的なものから少しずつ定義することで満足しなければなりません。…略…(19頁)
こうした定義は、言語学とその周辺の学問との境界の画定であって、言語学は関連する他の学問に触れたり、離れたりしているのです。(19頁)
言語学と民族学
言語学と文献学との不一致を教えてくれたのは、民族学の予想もしなかった価値でした。…略…(19頁)
見知らぬ人々の群れがどの民族に属しているのかを決める上で、現代の民族学者が最初に問うのは、そのラングが何かなのです。…略…(19頁)
言語学と文献学
言語学は、もともと文献学と密接に結び付いていました。…略…(20頁)
文献学者が同時に言語学者だったのです。…略…(20頁)
資料の点検は文句なしに文献学の方法であり、その目的なのですが、言語学としては文献学を疑問に思うべきです。文献学者は、ラングそのものと書かれた資料とを混同しています。…略…(20頁)
文献学との多少なりとも正当な共存のお蔭で、言語学は資料の点検の厳密さという永遠の長所を手に入れたのです。その一方で、文献学的な視点に対する反発、ラングと書かれる記号との混同への反発は、その反対側の極端にまで行き着きました。言語学が音韻論的な研究にされてしまったのです。1)音韻論の名称を持ったパロールのメカニズムの研究。…略…(20頁)
2)音声法則のこれらの研究は、ラングの歴史における音の変遷に属していて、《音声学》の項目の下に捉えられるでしょう。しかし、音韻論と音声学への熱中は、それ自体の反発をもたらし、ラングが成り立つ上で主導的な役割を担うものとして、心理的な現象が認められるようになりました。分節化された音は、聴覚の法則にだけ反応するのではなく、心理的なイメージとして心理学とも関わっています。言語学と心理学。もっとも、ブントが主張するように、言語学は心理学に吸収されるものでも、分解されるものでもありません。…略…(21頁)
言語学と論理学
論理学は言語学との接触が最も多いように思われますが、文法とはその論理学の文法なのです。実際に言語学の中では、文法的な関心事はどこにもありません。文法は言語学に取って代われません。(21頁)
言語学と社会学
言語学と心理学が最も重要な関わりを持つのは、やがてわかってきますが、社会学の介入によってです。言語学の観念をさらに深めるためには、二つの道が可能です。理論的な研究方法(総合)と実践的な研究方法(分析)です。私たちは二番目の方法を辿り、次の項目から始めましょう。(21頁)
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