風景の中にことばを紡いで
詩43篇、そのうちの3篇はドイツ語での訳詩
I 「作品 銅版画 黒」/デコポン/胡蝶蘭/"Malerei ist Poesie ohne Worte"/ II 落柿舎ーラインハルト・デールへ/ドイツ語訳・Rakushisya-Haim An Reinhard Döhl/ 廬山寺/ドイツ語訳・Der Rozanji-Tempel/真蔵院/大賀はす
III 水玉/恋歌/雲にのる/富士と煙突/遊ぶ/残響はバタンと/寂莫/遺影
IV 武蔵野の記/小金井の風 /公園/曇天/おとずれて‥/萌ぎ/緑雨/好日
V 間/内と外/急ぐ‥なぜ/「環世界」/如是我聞/娘よ/酷暑にて候
VI 求婚あそび/パチンと‥
VII しだれて…桜/ドイツ語訳・Trauernd‥ die Kirschblüte/紫あじさい/紫陽花/花泥棒/
花だより/花舞/花姿/梔子/-美の味を-/シーダーローズ/
あとがき ある画家は絵画を作ることは、思考と感情に一つのイメージを与えること、動機と意図は重要ではないと言う。詩人であれば、詩を書くことは思考と感情
に一つの言葉を与えることを、動機や意図はあまり意味はないということであろう。ある詩人は詩とは魂を言葉に乗せて表現することと言う。
いずれにしろ、日々心を掠めたことを、心が動かされたことを、そっと捉えて、内で成熟させ、言葉で詩にしているのであろう。
日頃何気なく詩を書いている。そして第一詩集を出してから8年ほどたつ。その間の足取りを纏めておきたいと思う。その間、何を感じ、何を考え、何を思ったか。その印、足跡である。
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