概要

パスワードを保存するためのチェック ボックスが選択できない場合について説明したものです。

内容

ダイヤルアップ ネットワークの接続のダイアログ ボックスや、パスワードでセキュリティ管理されて いるネットワーク リソースに接続する時に表示されるパスワード入力ダイアログ ボックスで、 パスワードを保存するためのオプションが選択できない場合があります。
このオプションは、ダイヤルアップ ネットワークの接続のダイアログ ボックスでは [パスワードの保存] チェック ボックスとして、共有リソースへ接続時のパスワード入力 ダイアログ ボックスでは [このパスワードを保存する] チェックボックスとして表示されています。

原因

Windows 95 にログオンしていないことが考えられます。
Windows 95 で入力されるパスワードを保存するためには、パスワードを保存するためのパスワード リスト ファイルというファイルが作成され、それが有効になっていることが必要です。
しかし、Windows 95 起動時の Windows へのログオン ダイアログ ボックスで [キャンセル] ボタンをクリックして Windows 95 にログオンしないと、このパスワードリスト ファイルが有効になりません。このため、パスワードを保存するためのオプションも選択することができなくなります。

対処方法

Windows 95 のログオンし、問題が回避されるかご確認ください。

Windows 95 を再起動し、Windows 95 へログオンする [Windows へようこそ] ダイアログ ボックスが表示されたところで、必ずパスワードを入力します。もし、パスワードを設定していない場合には、何か任意のパスワードを入力するか、または何も入力せずに空白のパスワードとしてそのまま [OK] をクリックします。[キャンセル] はクリックしないでください。

空白のパスワード

パスワードに何も入力せず空白のパスワードとした場合、次回の起動時からこの Windows 95 へのログオン ダイアログ ボックスは表示されませんので、パスワードを入力する必要はありません。ただし、このようにすると、パスワードを入力してログオンするユーザーを識別することはできなくなるため、他の人がコンピュータのデータに容易にアクセスできることになりますので、ご注意ください。

補足

パスワード保存のオプションをオンにしてもパスワードを保存することができない場合については、サポート情報「パスワードを保存する設定をしてもパスワードが保存されない場合」 (以下「関連情報」参照) をご参照ください。