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 ひとしちゃん

大会結果  

公認 第7回呉ARDF競技大会 報告
平成11年3月28日(日)
広島県豊田郡本郷町 中央森林公園

 会場は昨年の全日本大会が開催された中央森林公園。全日本の仇討ちができるか、返り討ちとなるか、今シーズンの開幕を告げるこの大会に西日本各地から選手が集まった。
 広島は前日に桜の開花が確認されたにもかかわらず、とにかく寒い。スタート前には小雨がぱらつき心配したが、その後は快晴で走り出したら寒さも感じなくなった。

 フィニッシュは集合場所となった公園センターで、スタートは西へ190mほど離れた地点。競技地域は空港の北側のみで、北には立入禁止のゴルフ場があり、半径750mの円を画くと西と東に分断される。東地区のみに全てのTXを収めることは可能だが、西地区にも設置されていると想像。

 受信を開始するとTX4が西地区にあるのを確認。基本はフィニッシュの反対側を先に責めるのだが、スタートとフィニッシュが近いのでどちらを先に選んでも走行距離に大差はないので、ほとんどの選手が進んだ東地区に向かった。全日本のフィニッシュ地点を通って南下、滑走路のフェンス沿いに東進してTX3にアプローチ。滑走路の東端は周囲より高いので選手の動きが良く見える。足元に集まってくるのを見て、土手を駆け下りてTX3をゲット。さらに東進して全日本のスタート地点近くでTX2をゲット。ここまでで25分と順調。

 信号が弱くて位置の確定が難しかったTX1が真西と確信。近くの強力なTX5へ向かいたい欲望を振り切って西地区へ走った。半径750mの円の東から西へ向かうのだから、少なくとも1,500m移動しなければならないが、とにかく遠く感じる。
 TX4は強かったので空港ビル近くの展望台に今度こそ(全日本で役員がここにいたが、TX1はもっと先であった)あるのではと登ったが残念ながらなかった。近くの山中でTX4をゲットして、さらに西へと進む。全日本で同じ道を苦しみながらTX1を探して走ったのが思い出される。距離はあったが迷うことなくTX1をゲット。

 水筒の水を一口飲んで、さあフィニッシュへというわけであるが、ここで私の運動能力の限界。走り続けることができず、少し走っては歩くの繰り返し。フィニッシュである公園センターの建物がなかなか近づかなかった。

 探査で大きなロスがなかったので昨年に続いて優勝することができた。西日本の開幕戦として定着した呉大会であるが、私の優勝も定着させたいものである。優勝に気を良くして、昨年の全日本大会後と同じく再びかんぽの宿竹原の温泉に入って帰宅したのであった。

 注目点は選手でもある中学校教員のJN4BNW入野さんが府中中学校アマチュア無線クラブの教え子を5名(つまりJN全選手、うち女子2名)連れて参加していたことだ。2名の女子はタイムオーバーではあったが、2個(1個は探査不要のTXだったので記録は1個)探査して自力でフィニッシュしており、懲りることなく次回も参加したいようなので将来が楽しみである。

[運営メモ]
 競技用時計は日本標準時より数分早く、TXの送信タイミングはどちらでもなく、さらに補助記録のプリンター付きストップウォッチは日本標準時なものだから少し戸惑ってしまった。
 競技用地図は耐水性を考慮してプラスチック紙(いわゆる第二原図に近い質感だが、より厚くて不透明)にPPCコピーしたものだったが、トナーの定着性が悪く折った部分が消えてしまった。また、真北表示のみで磁針方位の記載がされていない。
 記念品はポーチ(小型鞄)と呉0クラブのバッチ。
 エントリー51名、参加43名

大会結果  


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