関西地方ARDF競技大会 報告
平成12年9月23日(土祝)
京都府綴喜郡宇治田原町 末山・くつわ池自然公園周辺
スタート12:00〜予定 天候:雨
前夜から降り始めた雨は朝になっても強いまま。今回の集合場所は自宅か
ら数分なので、競技の服装でゆっくりと出発した。示された移動場所はくつ
わ池。有料施設の末山・くつわ池自然公園の森は通行可能な部分が多いが狭
いので園外も使用することになる。園外の東側は傾斜が大きいので体力を消
耗するゲームとなりそうだ。
移動場所の京都府くつわ池青少年山の家に着いたが受付が無く、部屋で休
憩してくれと様子が変。やがて役員も部屋に集まり、JA3HXJ長谷川関
西地方本部長より京都府南部には大雨注意報、和歌山県には警報が出ている、
競技を開始しても警報に変わった段階で直ちに中止することになるがどうす
るかと相談。事故防止の思いから中止したい意向。
私は雨に濡れようが、怪我をしようがかまわないがARDFerでないボ
ランティアの役員に無理をさせるわけにはいかない。役員は選手の安全を気
遣うが、選手も役員の心配をする。楽しみにしていた競技会だから実施され
ると嬉しいが、悪天候の状況下で実施を無理に要求して事故が起きれば、あ
るいは事故が起きなくても大雨に役員が懲りたら、関西での今後の競技会開
催の可能性が無くなってしまうおそれがあるので中止やむなしと判断。選手
の大勢も中止に同意の意見。
選手からは中止するかどうかは運営側が決めることであるが、中止の際は
この競技会で全日本大会への希望参加資格を得ようとした選手(北陸地方大
会の役員を務めた者が1名)への配慮、来年より地方大会開催の必要がなく
なるが今後も開催することなどを要望。本部長より一点目は責任を持って努
力する、二点目はJARLの組織がどうなるかわからないので(地方本部を
廃止し全国10支部とし現行支部には連絡事務所を設置する方向)約束でき
ないが隣接地方本部との共催を検討したい旨の回答があり、相談の最中にも
雨が弱まる気配がなく中止が決定された。
その後は本部長とARDFについて意見交換が行なわれ短かったが有意義
な時間となった。参加費の徴収は無しで用意された競技用地図、記念品、ス
ポーツドリンクが配られ、JARLの予算を少し心配しつつ解散した。
雨はフィニッシュ予定時刻頃には弱まったが、最寄駅の宇治駅があるJR
奈良線の玉水駅の雨量計が10:14に規制値となり、山城青谷〜木津駅
(いずれも京都府南部)で徐行運転。快速電車4本が運休し、普通電車8本
が最大10分遅れたとのこと。帰路にJRを利用した選手は改めて大雨であ
ることを感じたことだろう。
さて、大会は中止であって延期ではないので選抜選手は存在しない。全日
本大会参加希望の関西選手は希望参加申込を行なっており、参加資格も有し
ていたので抽選で足切りが行なわれない状況の中で選抜入賞に固執する必要
がなかった。私は今年の地方大会の成績が北陸と信越はエントリーしていた
が欠場、東海はタイムオーバーとなっているので、希望参加の地方大会参加
条件が2年間有効でなければ慌てるところではあった。(後日、「今回競技
会場へご参集いただきました皆様には特例として「関西地方ARDF競技大
会」へ参加し、失格せず完走したこととして取り扱わせていただきます。」
との通知が届いた。)