資金計画のポイント

(1)一般には「頭金は購入価格の20%以上」といわれていますが、町家購入の場合、これではすまないことが多々あります。ご相談ください!
これは住宅ローンの借入限度額が、購入価格(公庫の場合)ないしは物件の担保評価額(民間金融機関の場合)の80%とされていることによります。借入後もゆとりのある生活を送るためにも借入額はできるだけ抑えるべきということです。
町家購入は、物件によってはローンが組めず、全額自己資金でまかなう必要がある場合もあり、要注意です。
(2)ローン借入には年収による制限もある!
借入額は、ローン利用者の年収に占める年間返済額の割合によっても制限される(公庫、年金ともに単独でも併せても20%まで)。
民間金融機関では公庫、年金と併せて35〜40%としているところが多い。借入後もゆとりのある生活を送るためには、
25%前後に抑えるのが妥当である。
(3)事業資金で引っ張ることも考えましょう!
公庫からの融資は要件を満たさず叶わなかったり、住宅ローンは限界があったりします。お商売をされている方なら、事業資金での借り入れを考えてみてください。金利や元金の返済が経費で落とせるというのも魅力的です。住宅ローンにこだわりすぎないことも必要です。
(4)住宅の購入価格以外の諸費用もいる
住宅の購入には、購入価格のほか、登記費用・不動産取得税・仲介手数料(仲介での購入の場合)・契約書に添付する印紙代・ローン諸費用・リフォーム代(中古物件購入の場合に応じて)・引越し代・新しい家具などの購入費などをみておく必要があります。これら諸費用は、新築物件の場合、購入価格の5〜8%程度を目安としておきましょう。また、全改装のものでなければ、改修・改装費用もそれなりにみておく必要があります。ご相談ください!