私 の 裏 打 ち の 方 法 

雲肌麻紙や鳥の子紙の裏打ちで、浮かし張りを好む人に適する。
この裏打ち方法は慣れるまで面倒だが丈夫なので愛用している。
もう20年以上なるがいまだに何ともない。
私の場合、絵を描く前に裏打ちする。
慣れるまで30号くらいの小さな作品からやり始められる事をお勧めする。
   
準備するもの

  受け紙(楮紙の安いもの。表具材料店で売っている。)90cm×60cm(全紙)100枚で15000円位
  生麩糊(しょうふのり。糊屋で売っている。1kg700円1ヶ月腐らない)、市販の不易糊でも可。
  糊刷毛、水刷毛、撫で刷け、霧吹き器、直定規、糊付け板(デコラ板など表面のツルっとした板)
  竹べら(紙の喰い裂きに使う)、喰い裂き用板

     
1、受け紙の四方を喰い裂く(パネルの大きさにもよるが短い方の辺で5枚か4枚張れる
  大きさに切る)
     
2、紙を霧吹きで湿らせる      
3、紙の四方に幅1cmから1.5cmくらいに糊(少し薄めたのを用意。
  パネルのへりは濃い糊のまま)をつける
     
4、袋貼りする

  イ、パネルに皺のならないようにまず端っこから
    貼る(右の図1参照)

  ロ、次に貼る時、前の紙の糊しろにかからないように内側に
    ずらして貼る(下の図2参照)

  ハ、そうして順に横へ、縦へとパネル全体に
    貼っていく(下の図3参照)

  

  これで受け紙全体が浮いている。

  受け紙が小さいほど丈夫になる。

   
       
5、4の袋貼りが乾いたら袋縛りをする

  受け紙の全紙、または半切(四方を喰い裂いておく)を用意して、受け紙の裏全面に糊(薄めたもの)をつけ
  皺のならないように袋貼りの上をパネル全面に貼っていく。

6、5の袋縛りが乾いたら本紙の裏全体に糊をつけ袋縛りの上に貼る。

 

どの工程も皺のならないように貼っていくのがコツ。少し慣れが必要。

解らないことがありましたらメールでご質問下さい。

     
 
参考 (表具屋さんで教えてもらった所。私は表具屋さんで分けてもらっているので
     利用した事はない)

表具材料店・・・・加徳(京都市南区上鳥羽角田町52  TEL075−681−2471)

糊店・・・・・・・・・・中村精糊店(富小路五条下がる)