着生蘭の作業部屋

簡単播種

簡単な手法でセッコクやナゴランを発芽させ、苗を得ることはできないか模索中です。

簡単播種T セッコク編

2009年1月実施

使用した器具

※ 寒天培地の代わりにトイレットペーパーを使用。 キッチンペーパー、ティッシュペーパーでも代用可。
   漂白したものを用いれば漂白剤による殺菌効果も期待できる。

使用した薬剤

@培養液1000ml
  • グラニュー糖・・・20g
  • ハイポネックス粉末(N-P-K=6.5-6-19)・・・3g
  • リポビタンD・・・10ml
  • ハイター・・・1ml
  • 水道水
A消毒液500ml
  • ハイター・・・4.5ml
  • 水道水

※ セッコクの発芽にはニコチン酸が有効らしい。 その他のビタミン・栄養も含んでいるのでリポビタンDを添加。

準備の作業手順

  1. 培養液の準備
    1. 計量水差し(1000ml用)に@培養液用に量り取ったグラニュー糖・ハイポネックス粉末・ リポビタンDと水道水200ml程度を入れて大さじで十分に撹拌する。

    2. ハイターと水道水を少しずつ加えながら撹拌し、全体の量を1000mlにする。

  2. 消毒液の準備
    • スポイトでハイター4.5mlを量り、スプレーに入れて水道水を加え全体の量を500mlにする。

  3. 直前の準備
    1. プラスチックコップに培養液を深さ3cmほどまで入れる。

    2. トイレットペーパーを30〜40pに切り、コップの培養液に浸す。
      その際陸地(培養液に浸っていない部分)が できるようにペーパーの長さを加減する。

    3. カッターナイフをガスコンロで焼いて消毒する。

※ 培養液@と消毒液Aの準備は開放した風呂場で作業。
   直前の準備以降は、後述の消毒薬Aの散布以外は閉め切った部屋のテーブルの上で作業。

播種

  1. カッターナイフが冷えたら果実を縦に切り裂く。

  2. 果実を傾けて、培養液に浸っているペーパーの陸地部分に種子を播く。

  3. コップの内側とペーパー上の種子に消毒液Aを満遍なく数回噴霧する。(この作業は風呂場で行う)

  4. すぐにポリラップで蓋をし、密着させて輪ゴムで留める。

  5. 作業後、コップは室内の磨硝子越しの光の当たる場所に置く。

作業後の経過

ブログ「Ginshibaあれこれ」の
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※ 簡単播種Tでは最終的に苗は得られませんでした。(2010年6月)

播種後の留意点

  1. 輪ゴムが劣化して切れるので、3ヶ月ごとに追加または交換する。或いはセロテープで留めておく。

  2. カップにホコリ除けを被せるか、透明なケースに収納する。

簡単播種U ナゴラン編@

2009年11月〜実施

器具

薬剤

@培養液1000ml
  • 簡単播種Tと同じ
A消毒液500ml
  • 簡単播種Tと同じ

※ ナゴランの発芽後の生育にはオレンジジュースの添加が有効らしい。そこでオレンジジュース入りの 培養液に播種したところコンタミを生じて失敗。最適濃度のハイターとジュースの調整が今後の課題。

準備作業と播種

作業後の経過

ブログ「Ginshibaあれこれ」の
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「簡単播種」関連参考サイトと資料

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