簡単な手法でセッコクやナゴランを発芽させ、苗を得ることはできないか模索中です。
※ 寒天培地の代わりにトイレットペーパーを使用。
キッチンペーパー、ティッシュペーパーでも代用可。
漂白したものを用いれば漂白剤による殺菌効果も期待できる。
※ セッコクの発芽にはニコチン酸が有効らしい。 その他のビタミン・栄養も含んでいるのでリポビタンDを添加。
計量水差し(1000ml用)に@培養液用に量り取ったグラニュー糖・ハイポネックス粉末・ リポビタンDと水道水200ml程度を入れて大さじで十分に撹拌する。
ハイターと水道水を少しずつ加えながら撹拌し、全体の量を1000mlにする。
スポイトでハイター4.5mlを量り、スプレーに入れて水道水を加え全体の量を500mlにする。
プラスチックコップに培養液を深さ3cmほどまで入れる。
トイレットペーパーを30〜40pに切り、コップの培養液に浸す。
その際陸地(培養液に浸っていない部分)が
できるようにペーパーの長さを加減する。
カッターナイフをガスコンロで焼いて消毒する。
※ 培養液@と消毒液Aの準備は開放した風呂場で作業。
直前の準備以降は、後述の消毒薬Aの散布以外は閉め切った部屋のテーブルの上で作業。
カッターナイフが冷えたら果実を縦に切り裂く。
果実を傾けて、培養液に浸っているペーパーの陸地部分に種子を播く。
コップの内側とペーパー上の種子に消毒液Aを満遍なく数回噴霧する。(この作業は風呂場で行う)
すぐにポリラップで蓋をし、密着させて輪ゴムで留める。
作業後、コップは室内の磨硝子越しの光の当たる場所に置く。
輪ゴムが劣化して切れるので、3ヶ月ごとに追加または交換する。或いはセロテープで留めておく。
カップにホコリ除けを被せるか、透明なケースに収納する。
※ ナゴランの発芽後の生育にはオレンジジュースの添加が有効らしい。そこでオレンジジュース入りの 培養液に播種したところコンタミを生じて失敗。最適濃度のハイターとジュースの調整が今後の課題。
最後の消毒薬の散布がポイントのようなので、果実を開いて種子を確認してから 培養液・消毒薬などを準備しても間に合うのではないか。
消毒液をかけてラップを被せるまでは、コンタミに神経質にならなくともよい。
切り裂いた子房から直接播かずに、いったん白い紙の上に種子を落として播く量を 調節しながら均一に播いたほうがよい。
播種後加温(24℃)すれば発芽と初期の生育が早まる。 しかし絶対的な条件ではなさそうだ。
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