釣行記2002
≪若狭の海釣り≫
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             紀州釣りの海


 秋の若狭湾は数釣りのシーズンです。 もちろんこの時期でも大型は狙えますが、春の乗込みに較べれば確率は落ちます。 私は自然に逆らわず、春は型を狙い、秋は数を釣るのが普通です。 餌さ取りの多いこの時期は、紀州釣りが威力を発揮する季節です。

 紀州釣りに付いては人によって団子やタックルに様々なこだわりが有る物です。 私も好みのスタイルは有りますが、紀州釣りその物にこだわる積りは有りません。 春は100%フカセ釣りや掛り釣りでチヌを狙います。 夏は夜釣りが多く、秋は紀州釣りと掛り釣りに成ります。 また私はチヌ以外の魚種も釣りますので、なおさら紀州釣りにこだわる訳では有りません。 しかし餌さ取りの多いこの時期は、紀州釣りが有利な事は疑問の余地は有りません。 と言う訳で今は団子師で、餌さ取りの少なく成る頃にフカセ師に変わり、初冬は掛り釣り師に変貌します。 無節操と言はれるかもしれませんが、これが若狭の仙人流です。 仙人流の目的はボーズを避けて楽しい釣りをする一点に有ります。(笑)

 10月9日と11日に小浜湾の波止に釣行しました。 今回はもちろん紀州釣りです。

【10月9日(水)】 


 午前3時に京都を出発し、午前5時に釣り場の波止に到着します。 まだ薄暗いと言うのに、予定のポイントの6mほど横でアジのサビキをしている人が居ます。 ポイントの近くでアミエビを撒かれるとチヌが変則的な動きをし、餌さ取りの大群が寄る事は間違い有りません。 しかし波止はチヌ師だけの釣り場では無いので、これは仕方が無い事です。 アジ釣りの小父さんに挨拶をして、団子を作ります。

 今回は時間が無かったので、市販の紀州団子に乾燥オカラと集魚剤をブレンドした物を作りました。 集魚剤はチヌパワー、荒引きサナギを小量と、少しの漢方生薬を加えています。 まずは団子を6個投入しポイントを作ります。  竿と仕掛けをセットしていると、アジ釣りの皆さんが続々とやって来ます。 夫婦や家族連れの方が多いです。

 1投目の団子を投入します。 今回はハリス1.2号、がまチヌ黒針2号、魚成浮きBの仕掛けです。 餌はサナギを一袋だけです。 1投目から団子の周囲に餌さ取りのアイゴが群れています。(苦笑) 団子を突っつく当たりがでますが、当然アイゴの当りです。 団子が割れる頃に刺し餌のサナギは直ぐに取られてしまいます。(笑) 暫く打ち返しているとボラの群れも登場です。 餌さ取り軍団が集結しますがチヌの当たりは出ません。 これは当然予測された事なので、ここで仙人流のオトリ団子釣法を使います。 まずは本命ポイントの手前2mにオトリの団子を投入します。 餌さ取りが着いて行くのを確認して、本命の団子を投入します。 餌さ取りを分断するのです。

 オトリ団子釣法の2投目に効果が出て来ます。 団子が割れて浮きが斜めに入って行きます・・・。 気合を込めてソフトに合わせます。 「テーイ!」(`_`)ノ゛バシィィィィィ!!!・・・グングン・・ギュイーンでチヌです。 釣れて来たのは26cmのチヌです。 ここのレギュラーサイズです。 ここのポイントは数釣り場で大型は滅多に出ません。 普通大きくても35cm止まりです。 しかしここの良さは滅多にボーズが無い所です。(笑) 今年も今の所ボーズは有りません。

 次も当りが出ます「トリャ〜!」(--)/〜〜〜〜ピシッ!グングン・・・。「ト〜ゥ!」(`_`)ノ゛バシィィィ!!!・・グイグイ―ン。「アチョウ〜!」(--)/〜〜〜〜ピシッ!で3連発GETです。 

 ここで後ろで見ていたアジのサビキ釣りのオバチャンが声を掛けて来ます。 「どうです?アジ釣れてます〜?」と聞かれたので、思わず海に落ちそうに成ります。ヽ(。_゜)ノ   「サナギの餌さなんでアジの事は解らへんわ〜」応えると、「へ〜そうなん」「残念やね〜」と意味不明の会話に成りました。m(__)m 前回の例もあり、オバ○ンの登場は不気味な予感が漂います。

 オバ○ンが自分の釣りの位置に戻ってから、直後当りが出ます。 気合を込めて「トリャ〜!」(`_`)ノ゛バシィィィ!!!・・・超軽い!!・・・18cmの怒チビ!チヌが釣れて来ます・・・「何でやねん〜!」(T_T) オバ○ンに運気を吸い取られたか、ペースを狂わされたかのどちらかでしょう・・・。 怒チビチヌが釣れたので餌のサナギを大粒の物に変えます。 団子が割れた直後に当りが出ます。  十分持って行かせてから合せを入れます。「テーイ!」(--)/~~~~~~~ピシッ、ズシッ!!これは重い!と思った瞬間敵は猛スピードで走り出します・・・! 何だ? 遠目に大きく細長い魚体が走っています。(T_T) 正体は言わずと知れたボラでした。ウ〜ム・・ 「ボラのくせにサナギを食うなよな・・」_(++)/  前回に続き、調子ぱずれのオバ○ンの登場で、調子が落ちて来ています。 「仙人流オトリ団子釣法」も関西のオバ○ンには勝てません。 これではいけません。

 缶コーヒーを飲んで気分転換し、今度は今までより3m遠目にポイントを作ります。 ポイントを3mくらい変えただけで違いが有るのか?とお思いの方も有るでしょうが、海底の状況は全く違います。 チヌに取って3mは人間に取っての違い以上の物が有ると思います。

 この後30分程打ち返していると、浮きが斜めにゆっくり入って行く教科書通りの当りが出ます。 「私はチヌです」と言わんばかりの魚の正体は、やはりチヌでした。(笑)サイズは28cm余りでした。 この後午前11時までに20cm以下のリリースサイズを別に、10尾を数えたので一度釣りを終えます。 午後は夕マズメにボーズ覚悟で新ポイント開拓に向かいます。

 夕マズメは初めて竿を出す岸壁です。 午後4時半から紀州釣りで攻めて見ました。 午後5時過ぎに猛烈なアイゴの攻撃を受けながら26cm余りのチヌが1尾釣れました。 その後夜釣りまで試して見ましたが、ゴンズイ8尾とフグ1尾が釣れただけでした。 このポイント開拓は今一つ不成功に終わりました。 しかしチヌが釣れている訳ですから、今一つポイントを遠目に取って調べる積りです。

 今回もオバ○ンの登場やハプニング有りの楽しい釣りでした。 次回釣行記は近日中にUP致します。

午前中の波止の釣果 夕マズメの貴重な1尾

午前中数釣りをしたポイントも型が小さく成って来ている感はぬぐえません。 何処と無く落ちの気配も漂います。 小浜周辺の紀州釣りの数釣りも、終盤に入ったようです。 この後当歳魚が河口から廻ってくると、終わりを告げる事でしょう。

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