釣行記2000
≪京都・若狭の渓流釣り≫
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2000.3.29   京都上桂川及び鴨川釣行記上桂川の雪景色

 今日は今年初めての上桂川への釣行である。
 京都市の北部を流れる上桂川は大変美しい川である。山間部に有りながら渓相は穏やかで、水は清らかだ。そのせいも有って、釣り人に人気の川でも有る。
 昨年は人気のせいも有って、少々釣り荒れが目立ったが、本来は天然アマゴの多い川である。今年は2月に雪が多かったので、まだ雪が残って居ると思われる。私の経験では、同じ京都でも鴨川に比べ、春の訪れが例年半月程遅い。

 3月29日午前7時に自宅を出発する。釣りにしては少し遅い様だが、私の経験では、雪が深いうちは朝マズメにこだわっても釣果に大して差はないと考えている。こだわるなら夕マズメであろう。
 上桂川の支流鞍馬街道を北上し花背峠をさしかかった頃から道路の際に根雪が目立ち始める・・・。峠の頂上付近は至る所雪だらけ状態である。峠を下って走って行くとやがて上桂川の支流が見えて来る。雪の一部は解けているが、木陰などは一面銀世界である。

 自宅を出発して約50分で上桂川に到着。色々とポイントの状況を見て廻る。どこも雪が目立つ様だ。川原に下りてみると雪解け水と、昨夜来の長雨で、轟々たる水音と共に大増水である。水中に立ち込むなどとても出来ない。川虫を取るのも危険である!各ポイントは、物凄い水流に飲み込まれている。同行の珠ちゃんに「命有っての物だねよ」と、早々と撤退を告げ、安全な鴨川に転進する事にする。この川の水流が落ち着くのは後1週間はかかるだろうと思われる。

 食事を取って鴨川に到着したのはちょうどお昼頃だった。いつもの様にポイントを割り振りし、釣りに入る。
 今年の鴨川は釣り人が多いのだが、その理由の一つは、京都市の北部を流れる上桂川や美山川などの、人気の河川が雪に覆われて釣り辛い事が上げられる。結果鴨川に人が集まる事に成るのだと思われる。

 雲ヶ畑の入渓地点から釣り上がる。川虫を取って、最初の大淵で第一投・・・・目印がツツッと震える。すかさず合わせるとグン!と竿が曲がる・・・。今日使っている竿はシマノαZOOM翠渓EX中硬4.4mの軟らかい調子なので、抜くのに不向きであるが、アマゴが大した引きでは無いので強引に抜きに掛かる・・・。飛んできたアマゴをタモでキャッチすると22cmの放流物だった。 

 30メートル程上に有る瀬で竿を出すと、アマゴがエサのギンパクを追いかけて来るのが見える!がUターン。次も同じパターン。そして出てこなく成った。このアマゴは釣れないと見切りを着けて次に移動する。連日人が入って居るので、アマゴがスレているのである。

 次の小淵で竿を出そうとしていると、上流から釣り人が釣り下がってくる。「どうですか?」と声を掛けると「全然あきませんわ!」との事。釣り下がるのはルール違反と言う人も有るが、今年の様に人の多いこの川では、その様なルールは無意味に思われる。深い淵も底まで見える水の清らかさ

 前の小淵で第一投・・・目印がわずかに引き込まれる、合わせるとズシ!これは大きいぞ!ハリスが0.15号といつもより太くしてあるのだが、これは抜けないと判断した・・。
 下流の落ち込みに向かって突進する敵の強引きに必死で耐えて、何とかアマゴの頭を上流に向け、流れを味方に着けて敵の弱るのを待って掬い取った。小淵の中を所狭し走り回った奴は、27cm余りの体高の有る、デップリと太った典型的な本流アマゴである。
 本流のアマゴは谷のアマゴに比べ、チヌやヘラブナのような一種の体高が有り品格が有る。当然引きも強くなり型も大型になる。私はこのタイプのアマゴやヤマメを釣りたくて、渓流釣りをやって居るようなものである。

 70メートルほど上がった所にやや大きな淵が有る。16センチの小さなアマゴが釣れて来る。「大きく成れよ!」と放してやる。50メートルほど上の瀬で、ギンパクをチョン掛けにして泳がせてみる・・・。一発でガツン!送り込んで合わせるとギューン!と竿を絞り込む!ポイントを壊さない様に下流に誘導すると、ギラ!と光るので型は大きいが放流魚の様だ。下流の浅瀬でドタバタと暴れる奴を、掬い取ると27cmの放流魚だ。
 同じポイントにさっきと同じ方法でギンパクを泳がせて見る。またもやガッツン!今度はやや小さいので一気に抜き上げると、23cmの放流魚だった。同ポイントでもう1尾の放流魚を追加し、次の瀬に向かう。

 次の小さな瀬では、アタリが有るのに針掛りしない。ギンパクの頭だけが取られている、スレッカラシアマゴの様だ。ここでもギンパクをチョン掛けにして泳がしてみる・・・。ガッツン!抜き上げると22cmの放流魚だった。

 次の速瀬はブッシュが対岸から張り出した釣り難いポイントであるが、こういう所には魚が良く残っている物だ。ブッシュの隙間から瀬頭にエサを投入する・・・。目印の流れがピタッと止まる、合わせるとグン!という手応え!対岸からのブッシュが厳しく竿を立てる事が出来ない!非常手段に打って出る!竿先を寝かせてブッシュを避け、強引に下流に引っ張っていき、掬い上げると22cmの美しい天然魚だった。

 その後3尾のアマゴを追加して、前半の釣りを終え、珠ちゃんと合流し、車で上流にポイント移動をした。

 後半戦は最上流部に有る雲ヶ畑集落の近くからの釣りに成った。この辺から川がぐっと狭くなる。最初の落ち込みで竿を出す。流心を外してやや弱い流れの食い波に乗せての3投目、目印が引き込まれる。合わせを入れると重みは無いが、猛烈に走り出す・・・。適度に疲れてきた様に見えたので、抜き上げて見ると22cmの綺麗な天然物だった。
 
魚成さん 40メートル程上の瀬で竿を出すと、一発で当り!小型なので一気に抜き上げると、天然物が飛んで来た!タモで受け様とすると、タモに到着する50cmほど前で針はずれ!ポッチャン!と足元に落ちたアマゴは元気良く泳ぎ去った。思わず苦笑いをしながら釣り上がる。

 この辺りは放流魚が入っていないらしく、当りが少なく、その代わり釣れれば天然魚である。大物の出そうな淵が続くが当りは全くない・・・。100メートル程上がった所の小渕で23pの天然物をゲット、更に100メートル程上がった所の瀬で、2尾を追加。
 そろそろ薄暗く成ってきたので、深い渓谷に入っている珠ちゃんを迎えに行く事にし、釣りを終えたのだった。

                                魚成


 
 本日も午後からの釣行で、私が最初に入ったポイントは前回と同じ“好ポイント”・・・・。
 早速、エサになる川虫取りをして釣りあがる。小雨が降り、昼間なのに薄暗い。アマゴ釣りには絶好の日和だ。が、しかし、最初のポイントで痛恨のバラシ!やはりまだ食い渋りがあり、前回の教訓を忘れ早アワセし過ぎてしまった。
 気を取りなおして次を攻めるがアタリ無し。3つ目のポイントを目指していると、先行者発見!
 「どうですか?」「あきませんわー!」という短い会話を往復させ、彼は釣り下がる人、私釣り上がる人。(上で釣っている師匠が出会った「全然あきませんわ!」の人だったようだ・・・)

 「あきませんわー!」を「まだ残ってまっせ!」と勝手に解釈して俄然やる気になる、歪んだ性格の私である・・・。
 その交差地点の上のポイントで、やっと本日初の天然アマゴ!やはり私はアマノジャクだ×××!
 
 その後、ポツリ、ポツリと5尾まで釣って、場所を移動する。本日も放流魚が多いが、25cmあれば結構な引きである。
 私は魚が多少大きくても強引に抜き上げる方なので、ハリスは0.15号を使っている。竿は、がま渓流の4.5m、硬中硬である。
 以前、ブッコ抜いたはいいが勢い余ってタモが間に合わず、一本釣りのカツオのように、土手に放り上げられる不幸なアマゴが多かったが、最近では右手と左手の息も合ってきて、カッチョ良くタモにアマゴが飛び込んでくる。
 そんな空中戦を楽しみながら前半戦を終える。

 次も師匠に言わせると“好ポイント”なのだが、私は初めて入るポイントである。谷が深く、滑りやすい石が多い鴨川なので十分注意する様にと言われ、落ち合う場所を決めてから別れる。
 
 確かに“好ポイント”だ。見るからにアマゴの居そうなポイントが次から次と有る。水温が低く、活性の低いアマゴは今の時期、まだゆるい瀬にいる事が多く、大きな淵には必ず居そうな気配が有る。
 が、そういう理想的なポイントには居るには居るが釣れてくるのは放流アマゴ。天然の大アマゴは新入りの放流魚がドタバタとやって来て、そして釣られていくのを岩陰でじっと静観しているのだろうか・・・。
 22cm前後の天然アマゴは見落としがちな小さな落ち込みに居たりする。竿抜けとまでは言えないまでも、そう言うポイントで釣れると嬉しいモノだ!珠ちゃん

 いくつか拾って釣り上がるが、大岩が行く手を阻む。仕方なく竿を畳んで大岩を上り下りする事2、3度。時間のロスを気にしながらも、そのサバイバルを楽しんで居たが、だんだんと日は暮れ、辺りが薄暗くなって来る。

 落ち合う場所が見えて来ないので急ぎながら釣り上がるが、ついついアマゴの居そうなポイントに気を取られ粘っていると、上から師匠が下りて来た。
 やっぱり私の歩みの遅さは半端ではなかったらしく、心配した師匠のお迎えを呼ぶ事と成ってしまった。
 結局、もったいない事に割り当てられたポイントを数箇所残して納竿と成った。
 その夕マズメの3時間で7尾を追加し、計12尾となった。

                       珠
二人の釣果




本日の釣果  魚成 14尾(内天然7尾)
珠 12尾 (内天然4尾)
サイズ    18cm〜27cm
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