債務整理


債務整理って?

債務整理とは、借金の額や口数が増えて返済が困難になりかけたときに、過去の取引経過 を法定金利で計算し直すことによって見直し、現在の状況、とりわけ残元金が存在するか、存在しないのか、あるいは過去の返済が法定元利合計以上になり返済しすぎているのかを確定し、未返済の金額があれば、それを生 活の成り立ちうる返済金額でどのように返済するのかの新たな合意、あるいは返済額が元金利息の合計額を超えている場合は、その超えた額(過払い金)をどのように債務者に返還し てもらうかの新たな合意をすることによって、債権者・債務者間の双方成り立ち得る条件で取引関係を終了または更新する手続きです。返済すべき元金が残るのに収入が ない。病気で働けない。あるいは、自分の家を失いたくないので破産できない等種種の条件によりその選ぶべき方法を思考します。

債務整理のスタート
債務整理は、先ず窮状にある債務者の現状聴取から始まります。 どの債権者にいくらの借金があるのかをお尋ねします。金額はおおよそでもいいのです。債権者には、当事務所より「受任通知」及びお尋ねの「債権調査」を郵便で行います。 「受任通知」とは、当事務所が債務整理の遂行の、あるいはその書類作成の委任を受けたことを債権者に知らせるものです。この通知の債権者への到着を機に、債権者は 債務者へ返済請求をしない取り決めになっています。一方、債務者は、全ての債務の債務整理の委任をした後は、全ての債権者に対し、返済をストップしなければなりません。

債務内容の検討
債権調査により、各債権者より債権の内容(借入状況、返済状況、 利率、残高など)や金額がはっきりしますと、その内容を検討します。法定利息を超えて返済している債務については、法定利息で引き直し計算をし、その超過返済金( 過払い利息)を算出します。そして全ての債権の報告が揃ったところで、履行可能な道を検討します。
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