エリーゼと


[助手席]
 ひとたび、この座席へ(騙されて)乗り込んだとしても、その後にリピーターとして座りたいって、思うことは少ないのでしょうね。
 どの季節でも、オープンである限り、運転席よりも過酷な状況は否めない。
 前後にスライドできない固定席であることはさることながら、走れば風は巻き込むわ、エアコンやヒーターが効かないわ
 よっぽど覚悟しないと肉体的にはつらいです。

 けれども、もしその位置に座ることを「良し」とする人が現れたとすれば、
 ・エリーゼのカッコよさに騙されて、一度は同乗してみたいと思ったミーハー。
 ・運転者をこよなく愛している、恐れ知らずの(ウブな)アドベンチャー
 ・仕方なしに、乗せられる家族
 の、いずれかと思われる。こんなにつらい状況なのに、それをよしとして認めてくれるヒトは、なんだかとっても貴重な存在。
 運転手が惚れちゃったとしても、無理はないでしょう!(^^)

[退院]
 入院は予想以上に長引いて、退院までに3ヶ月を要した。
 少々整形手術もしたので、おしりの見た目がちょっと変わった。
 ゆがんだディフューザーは純正から、ドライカーボンに。金網を取り外して、ショップオリジナルのステイを付けた。おかげでサクラムのマフラー(これも事故で損傷したので新品に交換)がよく見えるようになりました。

サクラムマフラーがよく見えます!
[おかま]
 掘られました。思いっきり。先に後ろ姿の印象を書いたところですが、よっぽど掘られるような容姿なんかしら?
 交差点で横断歩道の歩行者が見えたので停車してたら、後ろからドン!
 写真ではそうでもないですが(FRPは形状が元に戻る)、リアのカウルは割れるわ、ディフーザーはへしゃげるわ、マフラーはマウントから吹っ飛ぶわ、なかなかひどい状況。果てはウィンドウウォッシャー液は垂れてくるわで、中がどうなっているか想像するだに恐ろしい。
 ショップの見立てによると、リアカウルはクラックが入りまくっているからクラムシェルの取替えをはじめ、もろもろの交換&塗装の修理の結果、一当て150万円とか。相手さんも保険に入っててよかったねぇ。(※後日譚:修理等にかかった費用は合計で357万円!)
 しばらくは(エリは)入院加療の必要があります。

あんまり痛々しい感じのしない、おしり。
[後姿]
 エリの後ろ姿って、外からはどう見えるのだろう? いかつい感じはしないし、どちらかと言うとノッペリとした見た目。あまり意識していないと、どちらかというと薄い印象があるのかも。そういえば最近、ボーと運転していた軽自動車に軽くオカマ掘られちゃいました。

フェニックスは白浜あたり
[白樺林]
 白樺を初めて見たのは中学の修学旅行で蓼科に行ったとき。日常とは異なる光景にひどく感動を覚えた。その後、北海道などでも白樺に出会う機会もあったが、最初の刷り込みが激しかったのか、自分の中には「白樺は信州」という図式が定着している。その白樺林をオープンで走りたい欲求は、エリーゼを手に入れてからずっとあたためていたのだが、ようやく実現することができた。写真は松本から美ヶ原に向う途中。車内には峠道でぐったりした家族が乗っかってます。

松本から武石峠を越えて、美ヶ原へ向かう道にて
[りんご]
 信州といえば、自分的にはワイン。松本から県北にかけてはりんごも有名。道沿いには当たり前のように、りんごの樹木が並ぶ。志賀高原から渋温泉に立ち寄った後、バイパスへ出る道に迷っていたら出会った光景。たわわに実るリンゴがきれいで思わず写真に収めました。

渋温泉あたりのりんご畑にて
[竹の子]
 京都の洛西地区は地場産物でも有名。春は筍、秋は柿、昔は松茸もよく取れたよう。
 春の出盛りの頃は、朝掘りの竹の子をずらり並べた店先に次々と客が訪れる。
[根性なし]
 納車が初夏だったこともあり、最初の頃は休日には早起きして、オープンでちょっとしたドライブを楽しんでいました。そんな初々しさも倦怠期? 夏のオープン状態での暑さと早起きのつらさにメゲてしまって、最近はこの年式での標準装備であるエアコンの存在をありがたく感じます。とくに家族とのお出かけでは、オープンは決して許されないシチュエーション。まあ、一人の時は意地でオープンにしてますけど(足下ではエアコン全開です!)

岡山ブルーライン/一本松展望園
[タヌキだらけ]
 信楽はよく訪れる町。いつも大勢のタヌキたちがお出迎え。こんなに大量に作って、商売になるのかなー(売れてるのか?)と思うけれど、当のタヌキたちはうわの空でニコニコしている。なかには凶暴な顔つきの奴らもいる。もう何年もそこに佇んでいるのかもね。
[海を見に行く]
 お彼岸を過ぎて、そろそろ日焼けの心配がなくなった某日。秋の雲にも誘われて海を見に行くことにした。三方五湖のグルメ定番(?)のイカ丼なんぞを食べつつ、レインボーラインに上がってみた。海辺はかなり見通しよく、梅丈岳から水平線まで見渡すことができた。
 帰りにはすでに幌をあげなくてはならないくらいの涼しさで、ぼやぼやしてたらあっという間に、寒くなるね。

[初秋?の滋賀]
 8月末に湖東の山すそを走った。稲の穂先がすっかり黄金色。
 陽射しはまだ強くて少し日焼けしたけど、しだいに風が涼しくなってきました。
 もうすぐ、オープンが気持ちいい季節だね。

[六甲山 星掬台]
 六甲を縦走する道はドライブするにはステキなコース。途中に神戸の街が眺められるカフェがあったりする。誰が名付けたのか「星掬台」は、やはり夜景と星空がきれいなんだろうけど、夜には行かないね。明るいうちにタイトなコーナーとかを攻めたいけど、あまり無茶すると同乗者は気持ち悪くなります。
[夏はダメかも]
 夏のある日、エリーゼで出かけてみた。
 近場だし、今日は曇りだし、ダイジョーブかしらね
 琵琶湖の周りを走った。
 焼けました。とんでもなく、腕が痛くなりました。
 で、反省。悟りました。
 多くの先人が、言っていたとおりでした。
 夏は夜。はたまた、早朝でしかオープンにしてはいけないと・・・

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