あやとりポエム

すこしだけ動いていく、破れていく、つながっていく。 日々のあや、人のあや、世のあや あや、うく 文浮く、 ここで、ぼくたちは、会うこともなかったんだが 会ってしまった。 だから、いっしょに息をしようよ。 風の穴 浮き名 ペパーミント・ゼリー ここから、やっぱりきょうも荒れている  どこかへ。 傷のある午後の陽の 傾きの下 出会うことを恐れるより、一歩前へその先へ。 蝉のバタ足 蛙の変声 それもこれもいっしょに 情景を担保に 背面歩行 メドレーリレー 関係の。 遠い人に恋をしよう。 9月になれば 静かな気配の圏に涼んで 言葉を読もうよ 告白しようよ なんでもいいから 風といっしょの方向へまっすぐに歩いて ひとりきりで ジャズのハミング メキシコの唄 すこし激しい 口紅の 湖畔 野原へ出て なにかを唄いたい ちらちらと 唄いたい どこまでも歩きたい 足が傷つくまで 永遠に りらりらと 歩きたい 三角帽子は脱がない。 たまには誘惑されたい 坂の途中で 鳥のように 言葉ではなく さえずるように 突然 冷たい頬をぴったりと糊付けして 熱情を縛って 二人三脚で 転がる パチンコ玉みたいな やさしいね 膚のそばから ちらちらと産毛が揺れて 声を絞って 秋の海峡へ いってみたいな 演歌のきもちで 胸を縮めて はるかに弱く ひとふし ぬるめで 声を出したりしながら 子供たちが 帰っていく 子供たちは、子供たちのところへ 帰っていく 自分を感じて すこしだけ頼もしげに まだ失ったものがない まっさらの自分の場所で 誇らしく 膝をかかえて でも透明な かなしい瞳で 夕暮れへつながっていく 赤い空に? 薄い青 水の さらさら 髪みたいな 水の 身体の茎で結ぶ 鉄球を投げる人 鉄球は 空気の、匂い さみしい筋肉は すこし揉みほぐして 野原に寝ころんで 雨の月に 祈ろうね シトロン ソーダ水のひとりごと のかのかのか かの人は、月に落ちた 花に住んでいる 小菊にひそんでいる ぐるぐる巻きの何か クルクルパーの何か ぼくは覗いてみた パーな なんとパーな 空洞 その洞で叫んでいる人がいる 鼻が虹色 象が恋文の書き方で悩んでいる はらはらと落としてね 次元のちがう アソコまで 彼方まで 蕎麦屋まで 高々とシュートして 地面まで 速攻で あなたは ピストン運動に耐える 秋は 落ちてこかな などと ニーチェがわかったと 言っている 流されごっこ 漂流 スカンジナビアまで かわいい人と 古木を抱いて 葉を はんで いま熊野灘 燈台がかすんでる 生きた 生きた かすむまで 生きた 虫もはんで

  ウェルカムページ巻頭の詩を気ままに あやとりみたいに紡いでいきます。