屑物CDゲット帖 <1>  98/7/4〜



 最近CDは、中古に限る。それも、高いもので¥1000、こんなのは、高級品。屑物とは、¥500
 さらには、¥300までいく。しかし、屑ではない。つまりは、めためたマイナーな名盤でもある。
 ふんなもん、百円玉3枚で売るなよ!という、怒りと供養の意をこめてつづっていきます。
 そもそもが、つい先日下のシェップ「ブラック・ジプシー」を阪神百貨店でゲットしてから、思
 いついた。

 つまりは、愛すべき(ひそかに)平成ウラ名盤全集ってとこ。(お宝自慢か?)

  1.Archie.Shepp「Black Gipsy」   ¥1000(新品)get 98/7/4


ドラムにソニー・マレー、トランペットがクリフォード・ソーントン。
ルロイ・ジェンキンスのヴィオラなど多彩なサイドメンたち。
ジャズのアメリカ外、異世界への外出。
デイブ・バレルのピアノが、強い。発見あり。
1969年収録。

  2.Teddy.Charles「EVOLUTION」   ¥300    get 98/7/14

こんなもん、300円で売るな!名盤。OJCレーベルは、長く不遇な屑価格に甘んじてきたが、
そろそろ市場からだいぶ消えてきている。
このテディ・チャールスなんて、廃盤になったらどうするんだ。
ジミー・ジェフリーのテナーにシェリー・マン、コーティス・カウンス。
白人だらけの中に、黒一点、チャーリー・ミンガス。
これは、ミンガスのベースだけで、¥2000の価値あり。

   3.Johnnie.Ray 「CRY」       ¥300    get 98/7/14

ジョニー・レイについては、「just walkin in the rain」しか知らないけど、この曲は、ぼくが小学
生だった時から知っていた。小4のときに、友達のモトちゃんは、パット・ブーンが好きだとい
っていた。ませていた。ロカビリーとカントリー、ヒルビリーの境界線上の夢見るような、アメ
リカが終始展開している。
これも、300円とは、トホホである。湯川れいこさんに言いつけしたい。
ドリス・デイ、フランキー・レインとのデュエット含む。

   4.Johnny Burnette Trio 「The BEST」 ¥100    get 98/7/19

定価は400円だったが、土日はすべて300円引ということで、なんと
100円也。京都高野の十字屋。いま屑棚には、ロカビリーが実っています。
ちょっとだけブームだった、ロカッツやストレイキャッツものが狙い目。
このCDも、その一時的なブームで再発されたもの。素晴らしい内容。
やっぱり、ヤードバーズやエアロスミスもカバーした「ザ・トレイン・ケプト・ア・ローリン」は、
ぶっ飛んでいる。もちろん当時だが、間違いなく50年代パンク。カントリー色濃厚かと
思ったが、以外と、くっきりロックだ。
ぼくは、いまだにストレイキャッツの終始一貫してもっているマイナー性が大好きである。

    5.Bo Didley BEATS   \500      get 98/7/10

ボ・ディドレーのジャングルビートにインスパイアーされたコンピアルバムなんだけど
ジーン・クルーパーオーケストラやジョニー・オーティス楽団
それからベン・E・キング、ドノヴァンなんかがあって楽しいごちゃまぜ。
うん、まったく、ジャングルの様相。
なかでも、ドノヴァンのジャングルビートって、これ、ベックそっくり。


    6.KALI        \500      get 98/7/29

ラシーヌ、根っこと題されたシリーズの第2弾。ぼくは、カリをはじめNYのクラブ、SOBSで聴いた。日本でまだ紹介されてない時だが、驚いた。こんな音楽があるとは。最初フランス語のカリブ系音楽という感じでケイジャンかザジコかなっとずっと思っていたのだが、このラシーヌの本編がのちに発売されて納得。
マルチニックの音楽だった。豊穣。
それから、ビギンにまで興味を持ち、アレキサンドレ・ステリオ、さらには、
きっと1920年代、30年代にこの影響を受けたであろうシドニー・ベシェまで至った。
さらにさらに、戦中、レヴィ・ストロースとアンドレ・ブルトンが疎開先であるこの島へたどる
船上で出会ったとか。もっともっと、かつて愛読したフランツ・ファノンの「地に呪われたる者」まで
読み返していた。カリもそうだが、いまちょっとかけて聞き返しているステリオの音楽は
夢のような豊かさだ。花の島、マルチニック。ただ、ヨーロッパ列強からの収奪というだけでなく
クレオール文化という、ラシーヌをしっかり根付かせていた。
その今の音楽がカリなのだ。
同じフランス語圏のハイチの音楽も凄い、色気とエレガンシーがある。

    6.JIM MORRISON     \1000 (新品)   get 98/7/20

ドアーズ、ジム・モリソン(モリソンを変換したら森村になった)のポエム・リーディング集。
朗読は、ギンズバーグそっくり。それにしても、詩の朗読のバック音楽は難しい。
基本的には、一定の存在感のないリズムを刻むのがいいみたい。
それから、声のマイクによる増幅も重要。
全編、ヒップなアメリカの、ある意味でほのぼのさが満ちている。
ジョン・ライドンなんかもそうだけど、リーディングが
自然にロックしている。

    6.ERIC BURDON & WAR    \500    get 98/8/4

イギリスで多分アイドルだった、アニマルズのエリック・バードンがどうしてアメリカへ行ってから
黒人ブルースバンドの一員になったのか、こういうことは、いまだかってあるようでなかったこと。
たったひとりで、黒人だけのグループに。彼のラディカリズムなのか、酔狂なのか。
つまりは、このグループって黒人混成バンドじゃなくて、白人混成バンドなんだ。
やってることは、まんま真っ黒。あっ、リー・オスカーは、白だったっけ。