文屋式目★

★歌仙  「朝顔の二葉」の巻   平成11年7月27日首  10月14日満尾 

       LIVE連句日誌         

初折
発句     朝顔の二葉これより極楽へ                          7.27 夏           ●褄黄
脇        南風を受けてふくらむレンズ                     7.29夏          ◆一鮪
第三     石板にけものの国のことありて                      7.31雑          ■杵子
4          長老の皺芋虫に似る                        8. 3 秋          ★鯖男
5        月夜茸おいでおいでと発光す                        8.3秋月           ▲大象
折端        何処の材か音泣く案山子                        8.3秋            ●
折立     ほほづきや海図の四角失ひて                       8.4秋            ◆
8          わかき指より杯を渡さる                      8.5恋             
9        手紙には昨日の雨の青きこと                      8.7恋           
10        過去おりたたむ私文書偽造                     8.7雑           
11      御堂道宙空に散る地と柄と                       8.9雑            
12        木戸にもたれし映画女優よ                     8.21雑          ◆
13      もろ人に嫌はれてこそさ冬の月                     8.23冬月        
14        ジンベエザメに水の哲学                      8.25冬           
15      深爪で脳の甘皮つまみあげ                       8.26雑         
16        博物館をあとにしました                      8.30雑          ◆ 
17      花いまだ序奏しづかにヱンゼル悩む                   8.30花            
折端         眠りは覚めず春雷を聞く                       9.2春           

名残
折立      竜天に昇れば残る糞の山                        9.3春           ■杵子
20        エイリアンとの呪文合戦                      9.5雑           ▲大象 
21       年下の優しきひとよ蟹星雲                        9.7恋             ◆一鮪
22        溺れ溺れる裸の東芝                          9.8恋           ●褄黄
23       甘過ぎる他人丼平らげて                           9.11雑           ★鯖男
24        よそのバケツにごみ放り込む                    9.13雑            
25       上海の路地に群がる罌粟坊主                       9.14夏           
26         死にきるやうな穴夜の秋                       9.14夏             
27       伝説のむらさきの尾のたなびきて                     9.20雑             
28         庄屋が孫の呼子落ちたり                       9.21雑            
29       月今宵未知の機械の螺子を巻く                      9.22秋月        
30         シリツしませう包帯紅葉                       9.24秋         
折立       末枯のつげ義春をすくひなげ                       9.24秋           
32         紙粘土へと指紋を押せり                       10.1雑             
33       寒風の固めあげたる革鞄                         10.4冬         
34         ささやき声でちりぢりになる                     10.9雑           
35       われがちに臨界超えて花狂ひ                       10.12春花          
挙句        春天つつむあやとりの指                      10.14春