文屋式目★

褄黄(萩原健次郎)・登貴(岡田登貴)
ちょっとお茶、のつもりが半歌仙巻いてしまいました。ちいさな季寄せ一冊のみ携行。即席90分興行

★スターバックス半歌仙「皇帝の鼻」の巻  平成12年5月8日16時20分首   同17時50分満尾

       LIVE連句日誌         

半歌仙
発句  古都の蝿皇帝の鼻高きかな                   登貴
         瀧白々と落ちる眼鏡               褄黄 
第三  流されてゆく道々に人もなし                 と
4          蜩の声にわかに集い           秋     つ
5   ヴィヴラートかすかに止んで月のぼる          月    と
折端          踊り子ひとり頬杖をつき         秋     つ 
折立  ふところに川柳一句隠し持ち                  つ
8          不審の者と門番が問う               と
9    吐く息の思い出しばし冬の朝               冬    つ
10          つと逃げうせて見返るうさぎ        冬    と
11    足裏にも香りただよう人もいて           恋    つ
12         ジュリアン・ソレル塔にのぼりぬ     恋    と
13    玩具めく地に風神は吹き降ろし                  と
14         おぼろ綿菓子くるりくるりと       春    つ
15    顔黒くはしゃぐ若人磯開き               春    つ
16         世紀はうつり鮑は眠る          春    と
17    ただ咲きてただ散るばかり一千年          花    つ
挙句         少女ふふふと笑む夏近し         春    と

満尾