実況中継・・・・・「文屋カフェ」

文屋式目★

褄黄(萩原健次郎)・実生(山本幸子)・万雷(高木秋尾)・茶目(かよ)・虚蝉(此下慎也)

★歌仙  「たんぽぽのぽぽ」の巻   平成12年3月7日首   同4月22日満尾

       LIVE連句日誌         

初折
発句  たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ                稔典
         芯ゆれるのね空の蜂の巣          春     褄黄   3.7
第三  かげろうの立つ野の果てを目処にして          春     実生   3.9
4          裸足で歩く板橋の棘            雑     万雷   3.10
5    月明かり光の欠片猫ひそむ                 秋・月   茶目     3.12
折端          秋雨けぶる窓硝子拭き             秋       虚蝉   3.13
折立  割烹着裾に染みたる柚子の汁              秋     褄    3.13
8          ごぶさただなあ電話してみよ        雑     実    3.14
9    相席の目もうわずって背に隠し               恋       雷    3.15
10          天使になれず俺パラサイト           恋       茶    3.16
11    真夜中に鬼が来りて笛を吹く              雑     虚      3.18
12         そいつを殺し飲む冷やし酒          夏     褄      3.18
13    島よりもギヤマンの月眩しくて               夏・月     雷    3.20
14         走り幅跳び尻餅痛く             雑     虚    3.25
15    膝の子のにぎりつぶした名なき草              雑       茶      3.26
16         松葉杖にて老母を見舞う           雑       実    3.28
17    花筏あわき渦なり紅とけて               春・花   褄     3.29
折端         いわおに帯を結ぶ野遊び           春     雷     3.31

名残
折立  新入生おとなしく待て放課後を             春     虚    4.1
20         いそぎんちゃくの絵あるキャバクラ        春       茶    4.2
21   珊瑚礁東シナ海から波がくる                雑     実    4.2
22         有珠の何処か痒く爆発            雑     褄    4.3
23    凄腕をたくしあげたる雪女郎                冬     雷    4.6
24         凍蝶を摘み日溜りに置く           冬     虚    4.11
25    赤ペンキ塗り立てのイスかくれんぼ             雑     茶    4.11
26         宵山の小路はじめてのキス          夏・恋   実    4.11
27   逢瀬ごと湿る水おと耳を撫で                恋       褄      4.11
28         猿酒を呑む蓬髪男              秋      雷     4.13
29    稲刈りて研ぐ鎌ギラリ三日月に             秋・月   虚    4.14
折端         いぢわる案山子たましい売れば        秋     茶     4.15
折立   秋の空むらさき色に暮れてゆき             秋       実     4.16
32         不敵に笑う敗戦投手             雑       褄     4.17
33   楽屋裏拍手に戻され緊張す                雑     雷    4.20
34         巌流島に燕あそべば                 虚    4.20
35   花の下寝転んで見る妻の顔                春・花   茶    4.21
挙句         雨後の小庭に香草蒔く            春     実    4.22