実況中継・・・・・「文屋カフェ」

文屋式目★



★歌仙  「月天心の巻」   平成13年10月1日首 同11月6日満尾 

       LIVE連句日誌         

初折
発句  月天心貧しき町を通りけり               秋・月        蕪村 
         ちちろの露地澄みわたる雨後           秋・場        褄黄 10.1
第三   水溜りひとつふたつと飛び越して              雑・自           頼髪10.2
4           ポケット穴あきビスケット落つ          雑 ・自         虚蝉10.3
5      絵葉書の差出人の分からずに                雑・自他半       星麿10.4
折端        祈りあつめる線香花火              夏・場        実生10.7
折立   塔崩れ草も伏したり秋近し                夏・場          褄黄10.7
8           Manhattan skylineを見つめたままで        雑・他        頼髪10.7
9      遅刻した男の頬を平手張り                 雑・他        虚蝉10.8
10         心に在りしメル友の君              恋・自        星麿10.9
11    日本語を西蔵人に教えてる                 雑・自        実生10.9
12         無学の雀博学の枝                雑・場        褄黄10.10
13    突き刺さる冷凍光線寒の月                冬月・場        頼髪10.11
14        帰路を忘れた吹雪さまよう            冬・自          虚蝉10.12
15    母の来て回転焼きを勧められ             雑・自他半     星麿10.15
16        釈迦仏像と目と目合わせる          雑・自他半     実生10.16
17    大庇千年桜の心意気                 春花・場      頼髪10.16
折端       芸妓の裾に春風こぼれ            春・他       褄黄10.17

名残
折立   青年の漕ぐふらここの音今日も             春・他        星麿10.17
20        金庫で眠る宝くじ買い             雑・自         虚蝉10.18
21    黒板に片仮名ばかり白墨で                    雑・場        実生10.18
22        窓の外からなぞの細菌             雑・場        頼髪10.18
23    アラビアの夜のランプを懐かしみ            雑・自        褄黄10.19
24        売れない画家は端居して描く          雑・他       星麿10.22
25    汗みずくしとどに濡れたシャツはだけ          雑・他        虚蝉10.24
26        短命でいいあなたとならば              恋・自他半     実生10.24
27     君の弾くあの日の楽譜色あせて              恋・自他半    頼髪10.25
28        悲愴告別熱情田園               雑・場        褄黄10.25
29     一瞬のまばたきの中月残り                秋月・自      星麿10.27
折端        夕暮れ宿し熟れる柿の実              秋・場      虚蝉10.29
折立    奥美濃の全山染めてたける秋                秋・場      実生10.29
32        国盗り合つてひとり占めする          雑・自      頼髪10.30
33     妖精を狩ることのみを生業に               雑・他        褄黄10.31
34        切子硝子の瑠璃色の影             雑・場        星麿11.1
35     海想いざわめくばかり山桜              春花・自      虚蝉11.4
挙句       語りつくさん永き春の日            春・自         実生11.6