その昔、天文学者ケプラーは惑星たちが「妙なる音楽」を奏でながら 太陽の廻りを回っていると想像していたそうですが、円周率の調べを 知ってしまった僕は、身の回りのすべての円形のものたちが様々な音 域で歌を歌っているような気がしてとっても楽しい気分になれました。 |
このページでは、テレビや新聞で話題になった「円周率の奏でる旋律」を紹介しています。
手っ取り早く音楽を聴いてみたい方はこちらへどうぞ。
1、そもそもことの発端は…
どうして円周率からメロディーを発見したのかのお話です。
2、曲の紹介
これまでに発見した曲の解説です。ここで113桁までのメロディーが聴けます
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みなさーん!大発見ですよ、大発見!
あの誰でも知ってる円周率(π)には音楽が隠されていたのです。
ご存じだったでしょうか?
これは数年前に発見したことなのですが、
数学者の森毅さんや、「πの話」の野崎昭弘さんも「びっくりした」という大発見だったのです。
どうやって見つけたかって?
はい、発見に至った経過をお話ししましょう
実は、初めて円周率の数字を知ったときから
「この数字、『でたらめ』というにはなんか変や」と思っていたのです。
3.1415926535897932384626……
色の付いた数字を見てください。なぜか、サンドイッチみたいに間に数字をはさんで2回ずつ繰り返す数字がいっぱいあるでしょう。
だから、「この数字、リズムあるなぁ」とまでは小学校時分から思っておりました。
ところがある日、1年生の「円」の単元の授業中、
「円周率ってどこまでもでたらめにつづくんよ…」
のような話をしている最中に、ふと、小学校の時ハーモニカの楽譜に番号がついていたのを思い出したのです。そう、ドが1、レが2…というヤツです。
「この円周率の数字のでたらめそうででたらめでないような変な数字の並びはひょっとして…」
さっそく、職員室に帰って音楽の先生に5線譜を借りて音階に直してみると、最初の「3」から始まってどんどんメロディーに、それも、耳に心地よいメロディーになっていくではありませんか!
しかも、多少音楽理論に心得のある人なら下の楽譜をみればわかるようにC→F→G→G7→…とこれまでの音楽の歴史が築きあげてきた一般的な和声進行にちゃんとのる曲になっていくのです!
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私はもう、興奮してどんどんその先を続けました。そして、少数以下78桁目から113桁目のひとまとまりの数字の並びを音に直し終えたとき、興奮は極みに達してました。この部分は、それまでの曲想をしっかり受け止め終末に向かういわゆる「サビ」になるのです。ギターを持ってられる人は
C→Dm→Fm→G7→C→Ebdim→F→Fm→C
とならしてみましょう。きっと、「こんなコード進行は俺にはできないなぁ」と思うと思います。
「この数字の並びは神の仕業(しわざ)に違いない」と思うのは私だけでしょうか?
最初の8小節は
「どうだい人間たち。元気にやってるかい」
(3.1415926535897932384626433832を聞く)…そう親しげに神が語りかけてきます。中間部は
「いろんな歴史を作ったじゃないか、あれもそう、これもそう、いろいろあったね」
(…7950288419716939937510582097494459230781640628620を聞く)と我々人間の歴史を反芻し、そしてサビの部分78ケタ目から
「これからもいろいろあろうなぁ。辛いこと苦しいことがあっても私を信じてがんばるんじゃぞ」
(…899862803482534211706798214808651328を聞く)…と励ましてくれる。そんな解釈ができるでしょうか。
とにかく、78ケタ目からのメロディーは神がこの世を創造したとき「いつかは人間がこの円周率という数字のなかのこのメロディーに気づくときが来るじゃろう。ほっほっほっ…」
と密かに埋め込んでおいた意図的な数字の配列の様に思えるのです。
この曲は一応113ケタ目で終止形が現れるので終わります。…が、
「その先はどうだろう。この113桁目までだけが偶然かも知れない…」
そう思って、さらにその先を音符に直してみました。最初は、うまくゆきません。「やはり単なる偶然か…」と思いながらもまたまた「ひょっとして…」と数字の音階への対応の規則をシフトしてみたのです。2をド、3をレ…へ。
するとどうでしょう!…現れました!現れました!今度はもっと軽快な曲が…(「大騒ぎのπ」)
さらに、この曲が終止形を迎えたその後、171ケタ目からはとてつもなく美しいワルツ(「πのワルツ」)が飛び出して。
その先、50桁ほどはメルヘンのような(「πのメルヘン」)、そして、291ケタ目から365ケタ目までは
「これは鎮魂歌に違いない!」
という音の並び(「πのレクイエム」)が………。
全くとぎれることなく、また、少しも音を付け加えることなく次から次へと曲想の違うメロディーが生まれてくるのです。
このことを友人に話したら、それが朝日新聞の記者の耳に入り取材を受け、翌々日の社会面のトップにデカデカと紹介され、それを見た毎日新聞やNHK、毎日放送、朝日放送、フジテレビ、よみうりテレビ…果ては北海道放送、福岡放送などのローカルに至るまであちらこちらの放送に出演することになってしまい一時期、「スターってこんなもんなんやな」という気分を味わわせてもらいました。
1、πからのプロローグ(聞いて!) 小数点以下113桁目まで 始めの113桁です。上で詳しく解説しました。
2、大騒ぎのπ 114桁〜170桁まで π113から一転して、文明を築きあげた結果、一方で苦しんでいる人類を笑っているかのようなメロディーが現れます。
3、πのワルツ 171桁目〜249桁まで 365桁までの核心部。113桁目までをしのぐ美しいメロディーです。
「これ、本当にπ?」耳を疑うような、並の作曲家では思いつかないのではと思えるくらい豪華で流麗、しかも深いメロディが浮かび上がってきました。ベースラインの下降進行にキレイにのっています。
4、πのメルヘン 250桁〜290桁まで たった40桁の数字が温かく私たちを包み込みます。
どこかで聞き覚えたことがあるメロディーだと思われませんか?
5、πのレクイエム 291桁〜365桁まで これまでになくなっていった人の魂を鎮めるかのようなメロディーをπが生み出します。
この先もまだまだ続いてゆきそうです…
今回、隠された名曲『πのワルツ』はもちろん、365ケタ目まですべてをゆっくり聞いていただけるように、ストリングスやブラス、リズム隊も加え、豪華にアレンジしなおした『πが奏でる不思議な音楽』というCDを制作しました。
amazonのサイトから購入できます。
CDにはこの5曲をはじめ、
★シンセサイザーによる「口笛」バージョン
(夜中に星★★★を眺めながら聞くと
なかなかロマンチックな気分にひたれます^^)
★「原音から曲が浮かび上がるまで」
★全5曲の楽譜と資料
を収録しています。是非、全曲お楽しみ下さい。
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