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2000年11月23日(木)

映画『世にも奇妙な物語 映画の特別編』を劇場で見る。
 「世にも奇妙な物語 映画の特別編」はTVシリーズ
とはまったく違う、映画ならではの面白さが満載です。
 この映画は、次の4作品で構成されています。

1. 雪山
2. 携帯忠臣蔵
3. CHESS
4. 結婚シミュレーター

 もう「雪山」 なんてすんごい怖かった。ストーリー、映像、音が三位一体
となって恐怖を駆り立てる。ジャンボ機が墜落して雪山に不時着。
5人が生き残る。そして山小屋へ向かうが、一人が怪我で途中で置いていかれる。
山小屋に着いた4人は、そこで恐怖のズンドコいやもとい、どん底に突き落とされる。
 この話には次の2つ恐怖話が絶妙なタイミング挿入されます。

 ある登山家二人が雪崩で遭難する。一人は足に怪我を負い救助を待つ。
 無傷の男は、様子を見てくるといって、日に3回テントをでる。しかし無傷
の男は、外で隠していた食糧を食べていた。数日後、足に怪我を負った男
は、ついに死んでしまう。死体をテントから出し雪に埋めるのだが、朝目覚
めるとその死体は、男の隣に横たわっている。何度繰り返してみても同じ。
 男は怖くなって死体を埋めてから朝、目覚めるまでをビデオカメラで撮る。
そしてそこに映し出されたものは、自分で死体を雪の中から掘り起こし自分
の寝袋の横に置く姿。――自らが作り出す恐怖。

 ある登山家4人が吹雪に遭い山小屋に避難する。4人は眠ってしまわないように
次の事を思いつく。
 山小屋の4つの隅に一人ずつ座って寝る。そして5分後最初の一人が隣
の隅の一人を起こす。起こされた一人は、5分後同様に次の隅の一人を
起こす。こうしてリレーして次の隣の一人を起こし続ける。そして4人はなん
とか眠らずにすむ。しかし、4人目が行き着くところには、最初に動いた一人
が座っていたところで、誰もいないはず。この山小屋には5人いる!

 しかし「雪山」の最後は、恐ろしく怖い。人間の日常に潜む都市型的恐怖!

 
「携帯忠臣蔵」は、清水義範原作を映画化したもの
 とにかく笑えます。おちゃらけたムードで話は進行していく。しかし最後は
どんどん引き込まれていきます。最後は感動もの。そしてエンディングで
現在の世界が描き出される。その時初めて、オープニングシーンとリンクする。
ほほ〜って感じです。

 「CHESS」は、TVシリーズとあまり変わりがなかったので割愛

 
「結婚シミュレーター」は、見終わった後、考えてしまうラブストーリー。
 ある二人が雨の日に映画館で運命的な出会いをして結婚することになる。
 そして結婚式場で、新サービスを申し込む。それが、結婚シミュレーター。
 二人のDNAやそれまでの過去、性格分析を行い、これから起こるであろう
結婚生活を疑似体験させてくれるシステム。
 当然の様に、バーチャルな世界で二人は破局を迎え離婚する。
 疑似体験後、二人は結婚式をキャンセルする。
 現実世界に戻った二人は、あることがきっかけでまた最初に出会った映画館
に足を運ぶ。そして当時の素直な気持ちを取り戻しまたやり直す。
 そしてまた…どんでん返しが…。でも最後はハッピーエンドです。
 二人が出会ったあの
映画館が雰囲気でてるんです。

 オムニバス映画の面白さは、2時間の間に、恐怖やらペーソス、感動そして
ラブストーリーを味わうことのできる贅沢さです。

 邦画オタクの私には、トワイライトゾーンを越えたこの映画
「世にも奇妙な物語」に大満足したのでありました。

2000年11月19日(日)

映画『スペーストラベラーズ』をDVDで見る。
「あなたは今、何をしていますか?」
オープニングとエンディングにこのメッセージが流れる。
自分には一体何ができるのであろうか?
自分の本当の居場所は何処なのであろうか?
荒唐無稽で滑稽で本当にばかばかしい映画なんですが、
そんな事を考えさせてくれます。いい映画だと思う。

2000年11月5日(日)

映画『完全なる飼育』をDVDで見る。
主演が竹中直人なので見たのだが、題名も内容も
危ない。残念ながら竹中直人今ひとつって感じの映画です。