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2003年6月28日(土) 貿易記念日

本日朝から雨。自宅でお仕事。
夕方には、一通りのプログラムの修正を終える。
雨も上がっていたので、気晴らしに四条川原町へ出かける。
JEUGIA四条店1Fで、『涙そうそう/夏川りみ』
『スリム・シェイディ/エミネム』を、2Fで
『アイリス』 『クリスティーナの好きなコト』 を購入。

部屋に戻り、映画 『アイリス』 を見る。原題も 『IRIS』

映画の中盤、妻アイリスの病状が進行して、
夫ジョンも苛立ち怒鳴り散らすシーンがある。
しかし、その後すぐに“運命の不公平に腹が立った”と謝る。

はてさて、人の一生は、トータルすると公平なのだろうか?

パッケージ裏面より…。
1950年代、二人はオックスフォード大学で出会う。一日でアイリスに恋をしたジョン。恋愛経験豊富なアイリスは、複数の恋人と付き合いながら、ジョンの純粋さに惹かれていく。やがて、本当の自分を理解してくれるのはジョンだけだと気づき、彼と結婚。その後は次々と小説を発表し、一流の作家になる。そして現在。歳月を経て、二人の愛は穏やかに深まった。ジョンは輝き続けるアイリスを心の底から敬愛していた。そんな或る日、アイリスに現代の医学ではどうすることもできない、アルツハイマーという悲しい運命が降りかかる。時にくじけそうになりながらも、持ち前のユーモアを忘れずに愛だけを武器に運命にたちむかうジョン。それは人は人をどこまで愛せるのかという永遠の問いかけへの、傷だらけで美しい回答だった。

2003年6月22日(日) 夏至

映画 『阿弥陀堂だより』 をDVDで見る。

とても静かで優しい映画です。

アクション映画ならそのアクションに爽快感を得るだろし、
上質のSF映画ならそのセンス・オブ・ワンダーに狂喜する。
サスペンス映画ならドキドキハラハラ感とラストのドンデン
返しに驚愕の溜息を付く。壮大な社会派ヒューマン映画
ならほろ苦い感覚と、見終わった後に自らの人生を
省みて、その是非を検証したりもする。『阿弥陀堂だより』は、
そういった一切合財を超越した、安心感を得るのである。
安心感の得られる映画には、そうそう出会えるものではない。
いい映画を見た後には、いい気持ちになれるのである。


小説っていうのは
ウソの話でありますか?それともホントの話?

と96歳の老婆おうめ(北林谷栄)が尋ねる。



売れない作家、孝夫(寺尾聰)が少し困った様子で答える。

ウソの話なんだけども
本当のことを伝えるためのウソの話と言ったらいいかな。
畑のごぼうはそのまんまじゃ食えないけど
アクをぬいてキンピラにすりゃ食べられる。
キンピラと畑のゴボウとどっちがホントかって
言われたら、そりゃ畑の方だけど
でもゴボウのうまみは……、

…本当のうまみってのは……、
キンピラの方じゃないと分からないって
まぁそんなところかな。



おうめが再び尋ねる。

話のキンピラか?
孝夫は、あきらかに困惑した様子。



喉の病気で喋れなくなった小百合(小西真奈美)
紙に書いて、おうめに差し出す。

小説とは―
“阿弥陀様を言葉で作るようなものだと思います”



おうめは、納得した様子で語る…

あーそんだったら分かる。
わしはね、この年まで生きてきたけど
もう切ねえ話はうんと聞いたから
いい話だけ聞きたいでありますよ。
誰も切ない話聞くために―
わざわざ金 出して 本買うのはヤダもんなあ
わしゃあ いい話を聞いて―
いーい気持ちになりてぇでありますよ

映画だって同じ、いい話を見て、
いい気持ちになりたいのであります。

だからと言う訳ではないが、
ハリウッド映画より邦画が好き。

パッケージ裏面より…
心の病をかかえる女医の美智子(樋口可南子)と、売れない作家の夫、孝夫(寺尾聰)。都会の生活に疲れ、夫の故郷である信州の山里に帰郷したふたりは、美しい四季の風物の中で、素朴だが温かい村の人々とふれあい、そして96歳の老婆おうめ(北林谷栄)が口述する「阿弥陀堂だより」に、ほんとうの生きる喜びを見つけていく。「雨あがる」で日本アカデミー賞を独占した小泉堯史監督が、1年に及ぶ撮影で日本の原風景を見事にとらえた、爽やかな感動の人間ドラマ。

2003年6月19日(木)

映画 『MR.ディーズ』 をDVDで見る。
原題も、『MR.DEEDS』

中川家が吹き替えをしていたので購入する。

内容は余り期待してはいなかったけれど、
いやいやどうして、面白かった。

ロングフェロー・ディーズを演じるアダム・サンドラー
マイペースで周囲も自分のペースに巻き込む様が
愉快。途中、テニス界の悪童ジョン・マッケンロー
本人役で出演しているが、その時はまさか本物とは
考えもしないので、てっきりそっくりさんかと思っていた。
後で解説読んだら本人だったので結構笑えた。

この作品は、戦前のハリウッド映画の名作、1936年アカデミー賞
監督賞受賞作『オペラハット』(Mr.Deeds Goes to TOWN)の
リメイク版だそうです。

最初はディーズを騙していたベイブ(ウィノナ・ライダー)
彼に本当の気持ちを伝えようと彼の故郷に行き、そこに
立ちはだかる強敵ジャン(笑)と勝負するシーンは愉快。

パッケージ裏面より…
片田舎でピザ店を営む純朴なディーズ(アダム・サンドラー)に、突如400億ドルの莫大な遺産が舞い込んだ!急死した大企業の会長の唯一の相続人が彼だったのだ。そんな彼をニューヨークで待ち受けていたのは、遺産相続に沸くマスコミと会社乗っ取りを企む幹部たち。そんな大都会で、ディーズはキュートな女性ベイブ(ウィノナ・ライダー)と運命的な出会いをして恋に落ちる。ところが彼女の正体は彼のスクープを狙うリポーターだった…。


【余談及び私見】―――――――
彼女を見た瞬間 『彼は、恋に落ちた』 という、ほとんど
自動化された陳腐な表現は、『彼は、故意に堕ちた』
とする方が適切ではないのか、と思う。
彼女の事で頭の中が一杯いっぱいで他の事が
何も手に付かない状態に、意図的に自分を
堕したという意味で…。

2003年6月17日(火)

ミュージカル 『けん&メリーのメリケン粉オンステージ』
第2部 『後藤真希のオンステージ!』 をDVDで見る。

問答無用、コメント無用、嬉嬉快快で Good!です。
これまた時代のトップを走るアイドルの底力を感じた。

2003年6月16日(月)

ミュージカル 『けん&メリーのメリケン粉オンステージ』
第1部 『けん&メリーのメリケン粉オンステージ』 をDVDで見る。

ミュージカルである。
オーバーアクションと、演技中にいきなり
歌い出すという形式の音楽劇である。

個人的には余り好きではないジャンルではあるけれど、
後藤真希が主演なので購入した。

予想に反して面白かった。それもかなり面白かった。

いきなり、後藤真希加山雄三「君といつまでも」
熱唱するあたりは、背中にむず痒いものを感じたけれど…(^^)

お好み焼き屋の娘、舞(稲葉貴子)が後藤真希を際立たせ
ミュージカル全体を盛り上げていた様に感じる。

時代のトップを走るアイドルの芝居や歌の実力を感じた。

パッケージ裏面より…
「いざなぎ景気」がはじまる高度成長期、経済大国への道を歩み始めた、高度成長期の日本。カラーテレビやクーラーなど電化製品の普及、ビートルズ来日、それにともなうグループサウンズブーム、ファッションではミニスカートミリタリールックの流行など、次々と新しいモノが生まれていた、とにかくスピード感溢れる時代であった。舞台は昭和41年のとある東京の下町。そんな下町の商店街に、数年前に流行った「サントワマミー」が大好きな親父の経営する「もんじゃ焼き屋」がある。そこの娘、吉岡めぐみ(17)(後藤真希)はもちろん江戸っ子。べらべらは話さないが、しっかり意思をもった女の子。店の宣伝のために父親の大好きな「サントワマミー」を練習したりするがんばりやさん。そんな「もんじゃ焼き屋」の向かいに、大阪から「お好み焼き屋」一家が引っ越してくる。こちらは、その年の大ヒット曲、加山雄三の「君といつまでも」が大好きな家族であった。当然のことながら、互いの店はライバル関係に…。でも、もんじゃ焼き屋の娘(めぐみ)とお好み焼き屋の娘(舞)は、とっても仲良くなってしまった。親のケンカを止めたい!そう思った二人はなんと商店街が主催するイベントで「ミニスカ漫才」たるものを披露するのだ!当時の流行ファッションである「ミニスカート」、世界で大ヒットした「サントワマミー」、加山雄三の「君といつまでも」、そして時代を先どる「女漫才」が登場する、昭和41年を走り抜けた若者達と下町家族が奮闘する、笑いあり、涙ありの青春グラフィティー!!

2003年6月14日(土)

『エミリー・ザ・ストレンジ』 読了。
というより見た。読む程の量でもない。

赤の表紙に黒のシルエットのチョット
ストレンジな女の子。しかも影は猫。

宇多田ヒカル訳。それだけで買い。

しかし、訳って程のもんでもない。

■♪エミリー・ザ・ストレンジ(1)♪■
で出しは、
エミリーは、誰かと同じものなんて欲しがらない・・・
・・・欲しいのは喪失感。
で始まり、

終わりは、
エミリーの未来は、エミリーのみぞ知る。
エミリーは変わらない・・・
いつだってストレンジ。
で終わる。 欲しいのは、喪失感だが変わらない自分、いつだってストレンジ。

とても矛盾しているが、どこか首尾一貫している。ストレンジなのだ。

触らぬ猫にたたり無し。


裏表紙には、
ご用心。
タダでは済みません。
…とある。確かにタダでは済まない。
定価:本体1000円(税別)である。

ヒカリの当て方によって下の様に、英語の訳が見える。
さすが、宇多田ヒカル!って事でも無いか(^.^)v
■♪エミリー・ザ・ストレンジ(2)♪■