「紹介」
竹内浩一氏は1941年、京都に生まれ、京都市立日吉ケ丘高校日本画科を卒業後テキスタイル・デザインに従事しましたが、画家を志して25才で晨鳥社に入塾、山口華楊に師事しました。翌年の初入選以来、日展を舞台に活躍するかたわら「横の会」の活動にも力を注いできました。
京都画壇の写生画の伝統を基に、自画像ともいえる動物画や草木を主題に、目には見えない気配や風の表現に挑んでいます。淡い色調のうちにリズム感あふれる作品で、独自の世界を確立し、新しい時代の日本画壇を担う画家として注目されています。
今回の展覧会では、初期から現在にいたるまでの、新作を含む代表作66点を一堂に展観し、その画業の全貌を明かにするとともに、将来を展望いたします。
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1996.6・掲載作品