機能項目 |
概要とインプレッション |
バニッシングポイント
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[フィルタ]→[Vanishing Point]。画像ファイル上に遠近状態を示すグリッドを定義すると、そのグリッドに沿う形で画像の加工ができる機能。かなり強力ですが、案外、出番は少ないと思われます。
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画像のワープ |
[編集]→[変形]→[ワープ]。
パスのようなグリッドを表示し画像ウィンドウで直接、ワープ変形を行う機能。直感的な操作ができます。 |
光学レンズ補正 |
[フィルタ]→[変形]→[レンズ補正...]。
カメラのレンズの特性で発生するゆがみ(広角レンズで周辺部がゆがんだりする)を簡単な操作で補正する機能。
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32bitHDR |
ハイダイナミックレンジと呼ばれる、32bitの超高画質に対応。 |
ビデオのプレビュー |
ビデオ画像がプレビューできます。 |
一新されたPDFエンジン |
Acrobatで使用される、PDF形式のファイル出力モジュールを書き直したようです。Acrobat7.0に対応。 |
ノイズの低減 |
[フィルタ]→[ノイズ]→[ノイズを低減...]。
文字通り、画像のノイズを減らす機能。今まではダスト&スクラッチフィルタ、ぼかしとシャープの組み合わせなどで処置していたのが、一つのインタフェースで簡単かつ高度にできます。高解像度のデジカメユーザーには便利でしょう。 |
cameraRAW |
RAWファイルへの対応機能を拡張。複数ファイルをまとめて一度に処理すること、露光量やシャドウ明るさの自動設定処理が可能です。 |
印刷機能の拡張 |
いままでは比較的ショボかったプリントプレビューが拡充されました。 |
Version CUE CS2 |
複数のユーザーでひとつのファイルを操作する場合などで、バージョン管理を行うツール。ファイルの上書きトラブルもこれで激減? |
イベントベースのスクリプティング |
[ファイル]→[スクリプト]→[スクリプトイベントマネージャ,,,]。何らかの操作を行ったことをトリガーにして、アクションを実行させる機能。ファイルを開くと同時に、自動でフィルタ処理させるなどといったことが可能になります。 |
Adobe Bridge |
いままでのプレビューが進化して、別アプリケーションになったもの。IllustratorやPDFファイルもプレビューでき、スライドショー機能もあります。Creative Suite製品とあわせて使用すると便利でしょう。最初の起動が少し重いです。 |
スポット修復ブラシ |
修復ブラシツールの拡張版。周辺の色を自動的に分析して、クリックされた部分を一回で補正します。
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スマートオブジェクト |
Illustratorなどで作成されたベクトル画像がそのままPhotoshopで使用できます。 |
拡張された16bit編集 |
16bit画像ファイルへの対応強化。ゆがみやぼかしなど、今までは16bit画像で使用できなかったフィルタが使用できるようになりました。 |
赤目補正 |
赤目修正ツール。名前のとおり、人物写真の赤目を補正します。Elementsには最初からあったのですが・・・。修復ブラシツールと同じグループに追加されました。 |
アニメーションの作成 |
[ウィンドウ]→[アニメーション]。いままではいったん、ImageReadyを起動してからでないと作成できなかったGIFアニメーションがPhotoshopから直接可能です。 |
フォントプレビューメニュー |
フォント選択のメニューが、そのフォントのイメージで表示されます。これは便利! |
メモリ使用の拡張 |
2GB超のメモリに対応。64bitのハイエンドマシンの性能を引き出します。 |
Adobe Online Services |
オンラインでプリント注文できる機能。 |
変数 |
[イメージ]→[変数]。レイヤーに変数を設定し、その変数の値を入れ替えることで繰り返し処理を効率化する機能。 |
Adobe Help Center |
ブラウザを利用していたオンラインヘルプが、独自のアプリケーションになりました。画面の小さいマシンでは重宝しそうです。 |
スマートシャープ |
[フィルタ]→[シャープ]→[スマートシャープ...]。
細かな設定でシャープを適用します。シャープを適用したときのハロー効果(エッジが強調されすぎてしまう)や、少しのブレも補正可能。 |
PhotoshopCS2は、PhotoshopCSの正常進化版といったところでしょうか。BridgeやVersionCueなど、別アプリケーションの追加統合、32Bit HDRに代表される将来的なバージョンへの布石と思える機能などが印象的です。
7.0からCSのときのような、劇的な変化はないと個人的には感じました。