フィルタの基本操作

作成:2007/06/29
改訂:YYYY/MM/DD
対応Photoshopバージョン:CS3




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ここではPhotoshopのフィルタの基本操作を実習しながら紹介します。


もくじ

フィルタとは?
フィルタは、画像に様々な効果を与えるために使われます。
フィルム式のカメラで昔から特殊技法としてある「メゾチント」(画像の粒子を荒くみせる)などに加えて、Photoshopではさらに画像を絵画的にするもの、変形させたりや逆光を描画するまで数多くあります。
また、フィルタを組み合わせることで、複雑な効果を得ることもできます。


フィルタの適用

  1. Photoshopを起動します。


  2. 適当な画像を開きます。写真画像などがフィルタの効果を見るのに適当です。



  3. [フィルタ]メニューの[ブラシストローク]から、[インク画(外形)...]を選択します。
    フィルタギャラリーが起動します。
    ここでは、ストロークの長さに「4」、暗さの強さ「20」、明るさの強さ「10」を指定して実行します。





    ヒント:フィルタギャラリーでは、複数のフィルタ効果を、「エフェクトレイヤー」としてレイヤーのように管理できます。[新しいエフェクトレイヤー]ボタンでフィルタ効果を追加、ドラッグ&ドロップで順番を変更できます。



フィルタのフェード

一度適用したフィルタが、効き過ぎていると思われるときは、「フェード」コマンドを使うことによって、その効果を少しだけ打ち消すことができます。

  1. 先の実習からの続きです。
    [編集]メニューの[「インク画(外形)」をフェード...]を選択します(「XXXを」の部分は、直前に選択したフィルタによって変化します)。



  2. 不透明度に「50」を指定して実行します。



  3. 先に適用していた効果がすこし緩くなります。

    ▲フェードコマンド適用後


    ▲フェードコマンド適用前(このページの上のほうの画像と同じ)


スマートフィルタ

スマートフィルタを使うと、フィルタ効果をレイヤーのように扱えます。もとの画像を破壊せずに効果を適用・解除・調整することが可能です。

  1. 練習用に適当な画像を開きます。



  2. [フィルタ]メニューの[スマートフィルタ用に変換]を選択します。次のような警告が表示されますので、[OK]で続行します。



  3. この操作によって、作業中のレイヤーがスマートオブジェクト(独立したファイルのようなもの)になります。レイヤーパレットには「スマートオブジェクトサムネール」として表示されます。



  4. フィルタを適用してみます。ここでは、次の2つのフィルタを、それぞれ規定値で適用しました。
    (1)[フィルタ]→[ピクセレート]→[カラーハーフトーン]
    (2)[フィルタ]→[表現手法]→[分割]

    レイヤーパレットを観察すると、「スマートフィルタ」の下に適用したフィルタの名前が表示されています。




  5. レイヤーパレットで、「カラーハーフトーン」の部分をドラッグして順序を変えてみます。見え方が変わるはずです(分割が見えなくなる)。



  6. 「カラーハーフトーン」の目玉マークをクリックすると、フィルタ効果は見えなくなります。



  7. 次にスマートフィルタマスクを試してみましょう。
    「カラーハーフトーン」の目玉マークをクリックして表示させてから、レイヤーパレットの「スマートフィルタマスク」(「スマートフィルタ」の横にある白いサムネール)をクリックして選択します。




  8. 描画色に黒色を選択()してから、ブラシツール()で画像をドラッグしてみます。
    マスクが適用されて、ドラッグした部分はフィルタ効果が見えなくなります。



  9. スマートフィルタでは、レイヤーの再調整も可能です。
    レイヤーパレットの「カラーハーフトーン」をダブルクリックします。ダイアログボックスが表示され、この効果が再度、適用可能なことがわかります。





★今回のまとめ★
フィルタは、画像に様々な効果を適用できるものです。今回は次のような基本操作を実習しました。





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