スタイルの基本操作

作成:2007/07/10
改訂:YYYY/MM/DD
対応Photoshopバージョン:CS3




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ここではPhotoshopのスタイルの使用方法について、基本的な操作を実習を交えて解説します。


もくじ

スタイルとは?
スタイルは、レイヤースタイルの組み合わせを記録して保存しておく機能です。
アクションがフィルタや色調補正など、ほぼすべてのPhotoshopの操作を記録できるのに対し、スタイルは原則的にレイヤーに対する効果しか保持できません。ただし、そのぶん、簡単に扱うことができます。

初期設定で用意されているものに加え、独自でスタイルを作成することができ、ファイルに書き出して他のPhotoshopユーザーと共有することができます。

スタイルの適用

  1. Photoshopを起動します。

  2. 今回は200×200pixcel、72pixcel/inchで新規ファイルを作成します。



  3. レイヤーパレットの下のほうにある「新規レイヤーを作成」ボタンをクリックして、新規のレイヤーを追加します。



  4. 「レイヤー1」に適当な図形を描くか、文字ツールで文字を入力します。ここでは、文字ツールを使用しました(フォント:Impact体、72ポイント)。



  5. スタイルパレットを表示します。
    画面上に見当たらない場合は、[ウィンドウ]→[スタイル]を選択してみてください。



  6. パレット上で任意のスタイルのアイコンをクリックしてみます。
    クリックに応じて画像が変化するのがわかります。

    「カラーターゲット」をクリック

    「ブランケット」をクリック


  7. スタイルアイコンの「スタイルの初期設定(なし)」()をクリックします。設定されていたスタイルが解除され、画像はもとの状態に戻ります。



オリジナルスタイルの作成と配布

  1. Photoshopを起動し、200×200pixcel、72pixcel/inchで新規ファイルを作成します。



  2. ベクトルシェイプツールで適当な図を描きます。今回は角丸四角形()を使用しました(この操作で、背景レイヤーの上に、ベクトルシェイプレイヤーができます)。



  3. [レイヤー]→[レイヤースタイル]→[パターンオーバーレイ...]を選択します。
    各設定は規定値のままにしておきます。



  4. 続けて、レイヤースタイルのダイアログボックスの左側のリストで、「べベルとエンボス」を選択します。
    ここでは、テクニックに「シゼルハード」、深さ「120」、サイズに「10」を指定しました。



  5. [OK]ボタンをクリックして、ここまでの効果を適用します。



  6. これをスタイルとして記録します。
    スタイルパレットの下部にある「新規スタイルの作成」をクリックします。



  7. 新規スタイルの名称を入力します。ここでは「テストスタイル1」としました。



    ヒント:「描画オプションを含める」をオンにすると、レイヤーの不透明度設定もスタイルとして記録されます。



  8. [OK]をクリックすると、スタイルパレットに「テストスタイル1」が追加されます。



    ヒント:既存のスタイルを一度適用し、表示されたレイヤースタイルを編集することで、新しいレイヤースタイルを作成することもできます。



  9. スタイルパレットのメニュー(パレット右上の三角マーク)から、[スタイルを保存...]を選択します。



  10. ファイル名を指定するダイアログボックスが表示されます。
    ここでは「test.asl」という名前で保存します(スタイルの拡張子は.aslです)。



  11. 保存されたファイルは、他のPhotoshopユーザーと交換することができます。



ヒント:スタイルは単体ではなく、保存実行時にスタイルパレットにあるものがひとまとめになって、「.asl」ファイルに格納されます。

初期状態に戻すときはスタイルパレットのメニューの[スタイルの初期化...]、
追加するときは同じく[スタイルの読み込み...]コマンドを使用します。


★今回のまとめ★
スタイル機能を利用すれば、レイヤースタイルの組み合わせを保存し、簡単に再利用と配布ができます。
今回は次のような基本操作を実習しました。





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