描画ツールの基本操作

作成:2008/03/08
改訂:YYYY/MM/DD
対応Photoshopバージョン:CS3




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ここではPhotoshopでの基本的な描画ツールについて、実習を交えて紹介します。
ブラシツールについては、こちらも参照してださい。


もくじ

鉛筆ツール

鉛筆ツールは、エッジにぼかしのない、輪郭のはっきりした線を描画します。

  1. Photoshopを起動します。

  2. 新規ファイルを作成します。ここでは、200×200ピクセル、72dpiのファイルを作成しました。



  3. ツールボックスから、鉛筆ツール()を選択します。


  4. ドックからブラシパレットを開きます(表示されない場合は、[ウィンドウ]メニューから[ブラシ]を選択します。



  5. 「ブラシプリセット」のリストから、適当なものを選択して、画面上をドラッグします。





ブラシツール

ブラシツールは、名前のとおり、ブラシのように柔らかい線も描画できるツールです。

  1. Photoshopを起動します。

  2. 新規ファイルを作成します。ここでは、200×200ピクセル、72dpiのファイルを作成しました。



  3. ツールボックスから、ブラシツール()を選択します。


  4. ドックからブラシパレットを開きます(表示されない場合は、[ウィンドウ]メニューから[ブラシ]を選択します。



  5. 「ブラシプリセット」のリストから、適当なものを選択して、画面上をドラッグします(ブラシは、オプションバーからでも選択できます)。




塗りつぶしツール

塗りつぶしツールは、指定された地点の、似通った色の部分を塗りつぶしします。

  1. Photoshopを起動して、既存のファイルを開きます。ここでは図のような写真を使ってみました。


  2. 塗りつぶしツール()を選択して、画像の適当な位置をクリックします。
    色の似た範囲が塗りつぶされます。



  3. Ctrl+Zキー(Mac:Cmd+Zキー)を押して、直前の塗りつぶしを解除します。



  4. オプションバーで、許容値を「8」に変更して、塗りつぶしを実行してみます。
    今度は先ほどより、塗りつぶされる範囲が小さくなるはずです。






    ヒント:オプションバーでは、次の指定が可能です。



    左端から順に、
    塗りつぶしのソース=描画色で塗りつぶすか、パターンで塗りつぶすか選択します。

    モード=描画のモードを指定します。変更すると、塗りつぶしの効果が変化します。

    不透明度=塗りつぶしの不透明度。

    許容値=選択する色の範囲の大きさ。

    アンチエイリアス=エッジを滑らかにします。

    隣接=オンにするとクリックした地点に隣接する部分だけを選択します。オフにすると、
    画像内の似た色をすべて塗りつぶします。

    すべてのレイヤー=複数のレイヤーがある場合に、表示されているレイヤーの統合されたカラーを基準に選択して、塗りつぶします。



グラデーションツール

グラデーションツールは、その名の通り、グラデーションを描きます。

  1. Photoshopを起動します。

  2. 新規ファイルを作成します。ここでは、200×200ピクセル、72dpiのファイルを作成しました。



  3. ツールボックスから、グラデーションツール()を選択して、画像の中を左上から右下にかけてドラッグします。
    グラデーションが描かれます。



  4. 作業用に、ドキュメントウィンドウの右下をドラッグして、少し広げます。



  5. 今度は、外側からドラッグしてみましょう。グラデーションの描画の開始点と終了点が変化するため、先ほどとは違った状態になります。




グラデーションのカスタマイズ

グラデーションツールで利用されるグラデーションのパターンは、様々なカスタマイズが可能です。

  1. Photoshopを起動します。


  2. 新規ファイルを作成します。ここでは、200×200ピクセル、72dpiのファイルを作成しました。



  3. オプションバーの左端の、グラデーションの部分をクリックします。
    グラデーションエディタが起動します。






  4. 「プリセット」から、適当なものを選んで描画してみてください。
    ここでは、「銅」を使ってみました。



  5. 再び、グラデーションエディタを開いて、今度は、下のグラデーションタイプの部分に注目してみます。
    ここでは、左端と右端にポイント(終了点)があるのがわかります。
    上側のゲージ目盛りのようなマークで不透明度(=不透明度の分岐点)が、
    下側の同じようなマークでカラー(=カラー分岐点)が調整できます。



  6. 左端のカラー分岐点をクリックして、任意の色を指定します。



  7. 右端も同様に、任意の色を指定します。



  8. 左端の点をドラッグしてみましょう。グラデーションの範囲が変化します。



  9. グラデーションの下側をクリックすると、カラー分岐点が追加されます(削除は分岐点を下側へドラッグ)。先ほどと同様に、任意のカラーを指定します。
    同時に菱形が現れますが、これは中間調の位置(カラー中間点)で、ドラッグすると色の変わり目を調整できます。






    ヒント:作成したグラデーションは、[新規グラデーション]ボタンで、保存できます。





消しゴムツール

消しゴムツールは、画像の一部を削除します。
背景レイヤーでは、背景色で塗りつぶす操作となり、その他のレイヤー上では透明にします。

  1. Photoshopを起動します。

  2. 任意のファイルを開きます。



  3. ツールボックスから、消しゴムツール()を選択して、オプションバーから任意のブラシサイズを指定します。



  4. 画像の上をドラッグします。ここでは、背景色が白色のため、白色で塗りつぶされます。



  5. レイヤーパレットで、[新規レイヤーを作成]ボタンをクリックして、新しいレイヤーを追加します。



  6. ブラシツール()などで、適当に描画します。



  7. 消しゴムツール()で、描画したところをドラッグします。ドラッグされた部分は透明になります。




★今回のまとめ★

ここでは、次のツールの使用方法を学習しました。






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